第21話【3人の絆】

 僕の仕事は簡単なことだ!

秘められた思いや、語り尽くされた言葉を綺麗に戻すこと。


 ほとんど毎晩仕事をしています。


 たまには休ませて欲しいけど、僕の相方とともに酷使されています。

 相方?なまっちょろい痩せっぽちですよ


 でも長年相方やってると、情も移るもので…まぁ仲良くやってますよ


 夜中に叩き起されることも頻繁でブラック企業か!って関西人並にツッコミ入れることもあります。


 大阪弁は苦手です。

 ちゃうちゃう言い過ぎですし、「知らんけど!」を魔法の言葉のように使うし困ったもんです。

 僕の相方は僕以上に働きすぎて死にそうになってる時があります。

 たまに働かないで済む日は、やたら大きないびきかいてるし…相方も僕も死んだように寝てることもある


 それはとても嬉しい時間だけど、たまに何日も休まされることもあって

 そんな日は相方と「大丈夫かな」って話合ったりしてる。


 でも今日は朝っぱらから、僕と相方はフルに働いてる、何かヒントが見つかったのだろうか?

 細っこい相方は激しい仕事に耐えている


 あれ…僕まで使い始めたぞ


 僕と相方の名前は…すでに気づいてますよね


「えんぴつと消しゴム」

 作家志望のタケルくんはパソコンを持っていない。


【執筆ノート書籍化へのスタート】


 表紙には緑のマジックで書いている…まったくセンスの欠片もない


 いや?

 僕も相方もこの少年が好きだ、だから応援してる。


 ガンバレ少年よ


「あのぉ、演説中悪いのですが…僕こそ1番に応援してると思うんだけど…」



 ノ…ノート君だ…


 すまん君のことはすっかり忘れてたよ


 ゴメンよ


 3人で頑張ろう!


 その少年と3人が戦いを終えたあとに、スマホへと文字が紡がれていく。



 ✾あとがき✾

 ふざけてるかって?

 はい!!ふざけてます!



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