第2話
わたしがこのお家に来てどれ位たったのかな?わたしの体はずいぶん大きくなって白と金色の体の毛もふわっふわっに伸びてきたの。中ぐらいの女の子は変わらないけど、中ぐらいだった男の子は家で一番大きくなったの。
相変わらず毎日散歩に行ってご飯をいっぱい食べて、たまにオヤツを貰って。散歩してる時に会うお友達も何匹か出来たの!わたしが三匹いるよりももっと大きい体のおとなしいおじいちゃん。わたしと同じ位のくりくりしたおめめのかわいいお姉さん。会うとものすごく吠えてくるくせに近寄ると逃げていっちゃうとっても大きい男の子。毎日誰に会えるのか楽しみで早く散歩に行きたいってお願いしてるんだ。
楽しく毎日を過ごしてたんだけど、ある日うちに小っちゃい赤ちゃんの男の子がきたの・・・
白と黒のくるくるした毛で、わたしと同じような姿をしているの。それまでみんなわたしといっぱい遊んでくれてたのに、小っちゃい男の子ばっかり遊ぶようになっちゃってつまんない。男の子はわたしの所にしっぽを振って近づいてくるんだけど、仲良くなんかしてやらないの。
散歩も一緒。ご飯も一緒。自分がご飯足りない時はわたしのお皿をペロペロ舐めてるの。なんでこの子を連れてきたんだろう?あぁいやだなぁ。
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