100万ドルの五稜星~怪盗~

怪盗キッドの正体と彼の目的などについてまとめていく。


現在の怪盗キッドは2代目である。2代目怪盗キッドの正体は黒羽快斗であり、彼は江古田高校の2年生である。快斗は怪盗キッドを8年の時を経て復活させた張本人である。


1代目の怪盗キッドは快斗の父親の黒羽盗一である。当初、怪盗をするつもりは一切なかった。盗一が怪盗キッドになったのには理由があった。


実は盗一は工藤有希子とベルモットの変装の師匠であり、有希子は定期的に会っているようである。今から10年前の物語である「工藤新一少年の冒険」では有希子は盗一とその場に一緒に来ていた快斗に会っている。


現在怪盗キッドの衣装として知られる白色のスーツにマント、ハット、そしてモノクルは元々は黒羽盗一のマジシャンとしてのショーの衣装だった。この衣装を着たままで怪盗淑女ファントム・レディがいる現場に現われ、彼女を救ったために怪盗キッドの衣装として知られる服装が怪盗としてのイメージを世間に植え付けた。そしてどこかの警察組織はシークレットナンバー1412を極秘に付け、これが外部に漏れて怪盗1412号として名を知られるようになった。怪盗1412号に関心を持った若手推理作家の工藤優作が新聞記者が殴り書きした1412をKID.と誤って読んだのでそれ以降怪盗キッドと呼ばれることになった。ちなみに盗一が怪盗キッドになったきっかけとなった怪盗淑女ファントム・レディは後に盗一の妻となる千影である。


8年前に盗一はマジックショーの最中に事故により亡くなっただが、盗一は怪盗キッドの活動の中である組織に目を付けられていたようで彼らによって殺されたと考えられている。盗一がビッグジュエルに手を出したことが原因のようである。快斗はこの盗一の死の真相を知り、彼らへの復讐を目指して2代目の怪盗キッドとして活動をしている。


現在、分かっている情報は盗一の死に関与したとされる組織はビッグジュエルの中にあるパンドラと呼ばれるものを狙っている。パンドラは不老不死を叶えるとされており、ビッグジュエルを月光にかざすと赤く光るパンドラが現われるらしい。快斗はこのパンドラを組織が見つけるよりも先に見つけて壊すことで彼らにある種の復讐を果たしたいという思いがある。


キッドの協力者は寺井黃之助じいこうのすけで黒羽盗一の付き人だった。快斗が怪盗キッドになる直前にキッドの服装で怪盗キッドとして活動していたこともあった。現在はプールバーのブルーパロットを経営しながら怪盗キッドの助手も果たす。


怪盗キッドには専任の刑事がいる。彼は警視庁捜査2課の中森銀三警部である。中森警部は快斗の隣家に住んでいる。しかも中森警部の娘は快斗の同級生で幼馴染みの青子である。快斗と青子は付き合ってはいないものの、恋仲である。自分の気持ちに互いに気付いているものの、好きだということはどうやら知らなそうだ。


怪盗キッドを語る上では鈴木次郎吉も外せない。次郎吉は園子の伯父に当たる人物で鈴木財閥の相談役である。人力飛行機での世界一周を達成させるが、怪盗キッドの記事に新聞の一面を奪われたことから怪盗キッドに敵対心を抱いている。キッド確保のために幾度と対決を挑み、コナンの力を借りて宝石を死守することが出来ている。このようにキッドから宝石を守るコナンのことを「キッドキラー」とメディアは呼ぶことがある。


まじっく快斗では怪盗コルボーというキッドの格好と類似した黒い衣装を来た人物が登場している。彼は自分のことを黒羽盗一の弟弟子と名乗り、目的はキッドと同様に黒羽盗一に関する復讐とされている。

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