若狭留美の最近の行動
若狭留美はかつて登場時には江戸川コナンに興味を持っていたようが、ここ最近は灰原哀に興味を示している。若狭留美のこの興味の変遷にはどういった意味があるのか、考えていきたい。
まず登場時に若狭がなぜコナンに興味を持っていたのかはメアリーに情報を流すためであると考えられる。SISに保護されて若狭留美として生きていられると考えられるので同じく日本にいるSIS関係者のメアリーと関わりを持っていることはそうおかしなことではない。メアリーが体を元に戻すためにわざわざイギリスから日本に来ているのでコナンの身近に誰かしら人を遣わすことは容易に考えられる。
コナンが元の姿に戻るときにどうしているのかとかを調べてくれというようなことをメアリーに言われていてコナンの周りを徹底的に調べていたのではないだろうか。
ではどうしてここ最近はコナンへの調査ではなく、哀ちゃんの方にシフトしていっているのだろうか。
これは若狭による調査とメアリー・真純親子の調査の2つのどちらかで身体を元に戻す薬が灰原哀によって作られていることを知ったからではないかと思われる。おそらく真純が掴んできた情報を組み合わせてメアリーが導き出した答えだろう。
コナンを調査していた目的自体がメアリーの身体を元の状態に戻すことなので実際の開発者の哀ちゃんの方に焦点が向くのは必然である。
ただ今若狭が哀ちゃんに聞いていることは直接的な薬のことではなくて両親のことなどである。もしかしたらメアリーが自分の姪である可能性に気付いていてその情報を掴むことでメアリーの直接的な接触を試みているのかもしれない。メアリーのバックにSISがいて手助けをしてくれるのではあれば薬の情報を横流しすれば解毒薬の開発はそれほど難しいものではなくなるだろう。
さらには組織にいた人がSISに情報を流せると黒ずくめの組織撲滅にとっては数歩前進するし、メアリーにとっても夫である赤井務武の安否の情報が得られる可能性がぐっと上がる。
一方でメアリーと哀ちゃんの直接的な接触によって親戚が分かると色々な問題を引き起こしそうである。例えば赤井秀一のことだ。哀ちゃんの認識としては自分の姉の死の原因を作った男が諸星大(赤井秀一)で顔は知っていそうなので写真などで赤井秀一=諸星大を認識するとメアリーとの間で確執が生まれかねない。
この辺りは今後も若狭が教師という立場を上手く利用して灰原哀という人物の素性やどこまで協力的なのかなどを調べていくのだろう。
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