警察組織(アメリカ)
簡単なルールみたいなものはアメリカ全体で統一されてはいるが、各州でそれぞれの法律を持っている。運転免許や結婚、銃規制などは州の法律として制定されている。なので各州でそれぞれ警察を持っている。
連邦捜査局・FBI( Federal Bureau of Investigation)は司法省に属する警察機関で州警察とは独立して組織を持っている。独立はしているが、緋色の弾丸で出てきたように複数の州に跨がって事件が起こったなどで州警察と協力して事件を解決するときもある。つまりアメリカの国の組織であるFBIと自治警察の州警察との関係は日本の国の組織である警察庁と自治警察の都道府県警との関係とは全く違う。
FBIの捜査官の特徴としては他の組織の警察官と比較したとき高い学歴である。昔は弁護士または公認会計士になる資格を有することが求められていたが、現在では条件が緩和され、弁護士・公認会計士でなくとも法務博士などの上級学位を有するかそれに相当する能力を有していればよいことになった。ただしその後も捜査官の大部分は法律家が占めており、FBIの採用試験は大半の州の弁護士試験よりも難しいと言われている。
FBI特別捜査官は原則として弁護士に相当する能力を有していることから建前上はすべての捜査官は平等とされており、階級制度は存在しない。管理官(Supervisory Special Agent)や支局長(Special Agent in Charge)などの管理職についても建前上は、組織管理を専門とする職種の一つとして位置づけられている。
長官及び副長官の下に情報部 (Intelligence Branch) ,国家保安部 (National Security Branch) ,刑事・サイバー対策部 (Criminal, Cyber, Response, and Services Branch) ,科学技術部 (Science and Technology Branch) ,情報技術部 (Information and Technology Branch) ,人事部 (Human Resources Branch) が設置されている。
一方、連邦保安官局・USMS(United States Marshals Service)は司法省において法執行官の連邦保安官と特別捜査官たる保安官補とともに編成しているものである。FBIよりよりも先に組織されたが、一般警察業務をFBIが担当することになり仕事の一部を献上する形となった。主には連邦の司法制度の保護を仕事としている。令状の発行や被疑者の護送など日本の裁判所や検察の仕事が複合したものが仕事のようだ。この仕事の中には証人保護プログラムを含む。
また中央情報局・CIA(Central Intelligence Agency)は対外情報機関で国家安全保障会議の直轄機関であり、アメリカ軍からは独立して存在している。
CIAはアメリカ合衆国の安全保障政策の決定に必要な諜報活動を行う。単純に言えばアメリカの公安である。一般にはアメリカに友好的な政権樹立の援助や敵対する政権打倒の援助,指導者の暗殺、外国での情報操作などの活動があるといわれている。
アメリカ軍が関与する戦闘地域へ潜入しての軍事的情報の収集に関しては、ベトナム・イラク・アフガニスタンなどでの戦争において、局員は現地へ潜入して敵性ゲリラ・民兵・テロリストの情報収集を行い、その拠点や隠処の攻撃時間・座標をアメリカ軍へ通知している。
アメリカ国内をFBIが、国外をCIAが担っているような形を取っている。
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