1096話から考えるメアリーを追っている老人の正体

事件終了後に火災警報器を鳴らしてホテルから人を追い出した人物とその人の主であろう口に医療器具を付けた人物が登場した。今回登場した老人は1090話の最後に登場した老人と同一人物だと考えることが出来る。そして彼らの目的はどうやらメアリーらしく、幼児化したことをどうやら知っているっぽく見える。果たして彼らは一体何者なのだろうか。


老人について世間的に言われている人を含めて複数の候補を出して考えたい。


まず黒ずくめの組織のボスである烏丸蓮耶。老人であることや呼吸器を付けていることから現在の年齢が140歳であるとされる烏丸蓮耶の特徴としてはおかしくない。ただメアリーがAPTX4869を摂取し、幼児化していることを組織のボスレベルが認識しているとは思えない。いくらベルモットをお気に入りとしていても組織の構成員ではなくてボスが自ら出てくるとは考えがたい。


次に17年前の事件の被害者である羽田浩司の父・羽田康晴。候補としてよく見かけるが、年齢的に息子が17年前の段階で羽田秀吉と同じくらいと見られているので年を取り過ぎな気がする。さらには世良真純やメアリーのホテル生活の援助をしていると考えられていてメアリーをわざわざ誘き出す理由が分からない。


私が有力であると思うのは赤井務武である。理由はいくつかある。


まず運転手が外国人であること。一部のMI6のメンバーには生存を伝えているためにMI6のメンバーが付き添っているのだと考えてもおかしくはない。緋色の弾丸で登場したMI6のメンバーの服装と運転手の服装(サングラスなど)が似ていると思う。


ただ赤井務武が無事に生きているのには証人保護プログラムを使っている可能性が高いのでFBIやCIAが付き添っていることもありうると思う。あの人物が務武さんの協力者としてアメリカの組織にいるが全面協力をしていることもありうると思う。


次に呼吸器を付けていることについては生存不明の状態になったと考えるとかつて黒田兵衛が意識不明になった後に顔に後遺症が残ったように後遺症として残っているのかもしれないと思える。


最後にメアリーを追っていたことが挙げられる。軽く情報としてメアリーの状態について聞かされていたが、実際に見ることで何らかの接触を図ろうとしている気がする。


老人について秘密に包まれているがここ最近の出演の多さからして相当重要な人物であると考えられる。そしてすぐに正体が露呈するまたは分かるような描写が描かれると思う。今最も気になる人物なのでどう描かれるのか注目である。

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