劇場版名探偵コナンハロウィンの花嫁の予習~高木・佐藤~

劇場版名探偵コナンハロウィンの花嫁のメインを飾る高木渉巡査部長と佐藤美和子警部補の二人の歴史を軽くおさらいしておきたい。


佐藤刑事は捜査一課の中では紅一点な存在で誰もが佐藤刑事を狙っているというような状態である。高木刑事の先輩刑事たちでは“佐藤美和子絶対防衛線”という組織を作り、高木刑事の元から離そうということをしているくらいである。かつてこのリーダーは白鳥警部だったが、自分の求めている相手が小林先生だったことが分かり他の刑事にこの座を譲っている。


最初は高木刑事の片思いで進行していた恋だったが、佐藤刑事のお父さんの形見である手錠を自分の命が危ない中でも壊さまいとする高木刑事の姿や由美さんに高木刑事がデートに誘われたと聞いたことなどにより佐藤刑事が高木刑事のことを意識するようになった。その後、白鳥警部とのお見合いの場面では誰かが迎えに来ることだけ伝えられている中でも高木刑事が迎えに来ると期待していた。この辺から佐藤刑事が高木刑事への恋心を自ら認識するようになった。


二人の関係性の大きなターニングポイントとなったのは都民1200万人を人質に取られた連続爆破事件だろう。この事件は七年前に起こした事件の犯人が警察を逆恨みして警察への復讐のために起こしたものだった。この犯人は三年前にも同様の事件を起こし、松田陣平が殉職する要因を作った人物でもある。松田陣平は佐藤刑事にとって大切な人であり、犯人への恨みは大きかった。最後に佐藤刑事は理性で自分を制御できずに犯人に拳銃を向けて打とうとしたが、高木刑事が身を挺して犯人の右に飛ぶようにした。その後、死んだ人は生きている人に覚えられていることでしか生きていられないというようなことを言うことで佐藤刑事の中で松田陣平という存在を整理することが出来た。この事件を通じて高木刑事は佐藤刑事の心をきちんと射止めることとなった。また悲劇の印として佐藤刑事には鎌を振り下ろそうとする死神が見える。


その後、張り込みなどの職務の時にイチャイチャの場面が見られ、恋人として距離感が縮まっていった。


高木刑事が自分の教育係である伊達航が交通事故で亡くなったことにより恋人であるナタリーさんとの約束を果たせなかったということを伝えるために北海道に向かうが、その時に会った相手に拉致され命が危なくなった。高木刑事を助けに行った佐藤刑事は“渉”と高木刑事のことを下の名前で呼ぶ。また警視庁に映像を送るために録画されていたカメラが写っていることも知らずにキスをするなど刑事としてのモードではないプライベートな二人の関係性が垣間見れた。


他には高木刑事が佐藤刑事のベッドの硬さを知っていたり、佐藤刑事が高木刑事の寝相を知っていたりプライベートでは相当色々なことをしていることがわかっている。これからの二人に今後も期待である。


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