第4話 理不尽コメント再び
『(・ω・) ご主人様、浮かない顔してますね。なにか問題でも?』
それが、例の作者、もらったコメント読んでまた悩んでるんだよ。
『(・ω・) やれやれ、またですか。今度はどんなコメントなんです?』
それがね、なんでも「登場人物Aさんの気持ちが分からない」ってコメントだって。
『(;^ω^) ……』
どう慰めたらいいか分からなくてね。
点ちゃん、なにかいいアイデアない?
『d(u ω u) ご主人様に質問。今の私がなに考えてるかわかります?』
うーん、分からない。
『d(・ω・) じゃあ、あそこを歩いてる人の気持ちは?』
赤の他人なんだから分かるわけないよ!
あっ、そういうことか!
『(・ω・) そういうことです。普段の生活でも、人の気持ちが分かるとは限りませんよね』
そりゃそうだ。
『(・ω・) 共感できないこともあってもいいんですよ。物語の登場人物全員の気持ちが分からない、なんてことなら別ですけどね』
じゃあ、彼にそう伝えて安心させておくよ。
批評されることに慣れていない作者にとって、たとえ理不尽なコメントでも気になったりするもの。ガラスの心と笑うことなかれ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます