第7話
月曜日、早速掛橋が声をかけてきた
「ねえねえ!どうだった!どうだった!!」
「うん、楽しかったよ、しっかり靴も見つけられたしね」
「ほんとによかった!じゃあそろそろ告白ですかねぇ〜?笑」
「うーん...どうだろう」
「もう言っちゃえばいいのに〜楽になるよ?笑」
「人が隠し事してる時みたいに言うな」
でもたしかに掛橋の言うとおりだった。いつまでもウジウジしてられない。けどなんて言えばいいんだ...
「普通にストレートに言えばいいんじゃない?『好きだ!あやめ!』って」
なるほど、ストレートに...って
「人の頭の中を読んでくるな!」
「仕方ないじゃん、幼稚園の頃からの付き合いなんだからわかっちゃうんだもん!でも変に色々考えるより自分の思ってる事を素直に伝えたらいいと思うよ」
いつの間にかこんなに大人っぽい事を言うようになったんだな、
「ま!成功するとは思わないけどね〜笑」
前言撤回、こいつはまだガキのままだ。でも決めた。次の図書室に行く日告白しようと、アイドル部のスケジュールは大体掛橋が教えてくれるから
知っていたが発表会まで約1週間それまでの唯一の休みらしい。そんな時に言っていいのか,..でも言わなきゃきっと後悔する。だから決めた
とりあえずその日の夜は、
紙になんと言って告白するか書いていた。
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