第5話
放課後図書室に行くと先に筒井が本を読んでいた
やっぱり可愛い。2週間ぶりの彼女と2人きりの図書室、妙に緊張してしまう。
筒井がこっちに気づき微笑む。最高のひととき
「おまたせって言うのかな?なんか久々で少し緊張するよ笑」
「私もだよ笑久しぶりに図書室来た。」
なんとなく会話もぎこちない感じがする
「そういえば掛橋から聞いたけど、ダンス用の靴探してるんだって?)
「うん。でもよく分からないんだよね、何がいいとか」
「...よかったら一緒に探しに行かない?」
「えっ...?」
「いやあの、俺昔ダンスやっててさ!少しくらいなら役に立てるかなって...」
「本当に!?それは助かるよ!お願いします!」
「う、うん!いつにする?」
「じゃあ...土曜日はどう?学校もないし部活も休みだし!」
「わかった!じゃあ駅前集合ね!」
「うん!!」
今日は少しだけ本を読んで2人で帰った。
2人で買い物に行ける、こんなに嬉しいことはない
この日はあまり眠れなかった。
翌日、掛橋が遅刻ギリギリに来てすぐ聞いてきた
「ねぇ!ねぇ!どうだった!?」
「ん?ギリギリ遅刻してないぞ?」
「そっちじゃなくて!!あやめんの方!」
「バカ!声でかい!」
「あ、ごめんごめん!」
彼女は息を整えながら再度聞いてきた
「で、どうだった?」
「うん、一緒に行くことになったよ」
「本当!?やったね!!」
「うん、こればっかりは掛橋のおかげだよ、ありがとう」
「お!珍しく素直だねぇ〜」
「調子に乗るな」
彼女にチョップをかまして前を向く、彼女は頭を押さえながら色々文句を言ってくるが気にしない
はぁ...本当に楽しみだ。
自分はどんな靴がいいか早速携帯で調べていた。
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