活動報告 その①

さて、今回から「活動報告」を適宜更新していきます。


活動報告は私の企画主としての拝読歴を残すと共に、作品の紹介や講評などを載せていきます。


大変ありがたいことに、本企画にはすでに20を超える作品が登録されています。

それだけ多くの作者様にご参加頂けたことはまさに僥倖でありますが、作品が増えるほど個々に光をあてることが難しくなるという側面もあるわけです。


カク側が時間を使うように、ヨム側も時間を使う訳で、それぞれに生活がある参加者全員が全作品を読みに行くことは、現実的とは言えません。かくいう私も、その一人です。


そこで、私活動報告で作品内容にふれることで、「それを読みに行くきっかけ」が作れたらな、と思っています。

具体的には、ネタバレギリギリセーフ(アウトかも)な作品内容をちょい出しする、ことです。


その作者様は何をテーマに描いたのか、どんな特徴があるのか。

そういったワードを提供して、きっかけを作れたらなと思っています。



それでは本題です。




最初にご紹介するのは、本企画の記念すべき第一作目である、九一七くいな様の作品です。


海が太陽のきらり

https://kakuyomu.jp/works/1177354054891768056



「向学の為にも」ということでカクヨムを始められた作者様。

今回自主企画に参加されるにあたって、テーマを決めて本作を執筆されています。

そのテーマを決定するまでの考察が、実に素晴らしいのです。


(以下引用)―――


――ネット小説の多くが心理描写なしでは成り立たない一人称であり、残るもののほとんども、三人称の心理描写ありです。

 だったら。

 人物描写と情景描写、そしてセリフだけで物語を構成したほうが、描写の種類が一つ減るぶん残る描写が強調され、企画の趣旨から外れないのじゃないかと。――

(以上)



こうして登場したのが、「三人称俯瞰視点の客観型で陽子を追いかける【海が太陽のきらり】」だったのです。



その過程を、ご自身のエッセイ内で解説されていらっしゃいます。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054891672580/episodes/1177354054891790196



私は拝読した時、衝撃を受けました。その解説と根拠の明確さに。

執筆するにあたって、ロジカルに課題分析を行い、自身の成長の為に一貫して取り組んでいる。何より勉強量が半端ではありません。


本企画に参加されている読者様なら、「!!!」となるポイントがきっと見つかると思います。



「海が太陽のきらり」本編と「紐解くエッセイ」でダブルに楽しめるのが、九一七くいな様の作品の魅力だと思います。



さて本日はここまで。


今回は関連するエッセイがあったので少し長くなりましたが、以降、こういった形で拝読履歴とご紹介を併せて行います。作者様の他作品や人となりを知ることで、よりより刺激を与えることができると思います。


では次回の更新で会いましょう!



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