第2話『アイドル&芸能界先輩チーム』
モカ「まず最初にモニタリングするチームは、“アイドル&芸能界先輩チーム”ですー。…お、画面に映った」
めめ「みいなちゃん、綾瀬ちゃん、ゆみみちゃーん!」
【アイドル&芸能界先輩チームside】
みいな「うわっ!?!?な、なんか声聞こえたっ!…あ!めめちゃんだっ!」
ゆみみ「おっ、そろそろ出番!?ふぅ…よし、やるぞ〜……」
綾瀬「楽しみねぇ♡」
読『準備が整いましたので、レッスンルームへ移動をお願いします』
みいな「は、ははははいっ!」
ーレッスンルームー
ゆみみ「うわ寒っ!しかも薄暗ァっ!?」
綾瀬「やぁ〜ん、綾瀬こわぁい…><」
みいな「ひ………エモ…」
??「ばぁ〜…!」
みいな「ウワァァァァァアアア◎△$♪×¥●&%#?!!?!?!?!?!??」
ゆみみ「うわ!?!ちょ、ちょっと!?みいな抱きつくなよ〜…動けないでしょ!?」
??「ふふふ………みんな、ようこそ…」
綾瀬「あらぁ?なんだか聞き覚えのある声ねぇ?」
??「えへ……バレちゃった、かな…」
ゆみみ「ん、あれ?うおっ、霊子じゃーん!やほやほ〜☆」
霊子「うんっ……木魂霊子だよ…♪」
綾瀬「おばけのコスプレ、良く似合ってるわぁ〜♪可愛い♪」
霊子「あれ…?みんなは、仮装しないの…?」
ゆみみ「あ!確かにしてない!!」
みいな「エッ…………………師匠のコスプレ姿も綾瀬ちゃんのコスプレ姿も見たい…」
モカ『あ、あー。テストテスト。聞こえてるかー?』
綾瀬「ん、モカの声?聞こえてるわよぉ」
モカ『伝え忘れていたが、お前たちには試練を受ける前に仮装をしてもらう。そろそろ刹那がお前たちの元へ衣装を持っていく頃だろう』
みいな「刹那ちゃんが!?!?みいなちゃんのとこに!?!?!?」
綾瀬「了解したわぁ♪楽しみにしてるわねぇ」
霊子「えへへ……みんなの仮装姿、とっても楽しみだなぁ…」
ゆみみ「ま、ゆみみはぁ〜?モチ、天使のコスプレだろうけどぉ〜♡」
刹那「(コンコン)…失礼します。真堂刹那です」
綾瀬「はぁい♪入っていいわよぉ」
ー刹那が衣装を持ってレッスンルームに入って来たー
刹那「失礼します。衣装を持って参りました」
みいな「うわ、ホンモノだ…………」
ゆみみ「ありがとぉ、刹那♡ゆみみの衣装はどれかな〜?」
刹那「ゆみみさんの衣装はこちらです」
ゆみみ「お、なになに〜?…………え?」
綾瀬「ん?………こ、これは…ププーッ」
ゆみみ「なっ!?ちょ、コラ笑うなァ〜っ!!!!」
みいな「し、師匠……………。師匠はこれから、金太郎になるんだね……」
綾瀬「あっははっ、サイッコーに面白いわぁ♪プロデューサー、センスあるわねぇ〜!」
霊子「でも……似合いそう、だよね…」
ゆみみ「」
刹那「こちらがみいなさんの衣装ですね」
みいな「あ、あああありがとうございます!!!………なんだろう…」
ゆみみ「えいっ!」
みいな「あっ!?もー師匠、取らないでよぅ!! 」
ゆみみ「みいなの衣装はぁ〜……ぷっ、あははは!みいなもゆみみの事笑えないじゃん!」
みいな「な、なに!?みいなちゃんなんなのー!?」
綾瀬「ゆみみぃ、綾瀬にも見せてぇ〜♡」
霊子「私にも…!」
ゆみみ「ほい」
霊子「わぁ…絶対似合う、ね……」
綾瀬「プッ…w……そ、そうね…w」
ゆみみ「らしいよ〜ぉ?良かったねぇ?フランケンシュタインさんっ♪」
みいな「ふ、フランケンシュタイン!?みいなちゃんが!?どういうチョイスだよ!!」
刹那「そして、こちらが綾瀬さんですね」
綾瀬「ん〜?綾瀬は何かなぁ〜?………………………え?」
ゆみみ「うわっっ!!カッパじゃん!!!」
みいな「カッパ!?すごっ!!!そんなの絶対尊いじゃん、かわいいな……」
綾瀬「元読者モデルである私にこんな服を着せるなんて……プロデューサー、どんなセンスをしているのかしらぁ…?」
霊子「服っていうか…きぐるみ、だよね……」
ゆみみ「てゆーか!ゆみみのコスプレ衣装見たときはプロデューサー、センスあるわねぇ〜♪とか言ってたくせに!」
綾瀬「ぐ、ぐぬぬぬぬぬぅ…」
刹那「それでは着替え終わりましたらすぐにゲームへ移って下さるようお願い致します。失礼しました」
ゆみみ「ん、ありがと〜刹那〜☆」
ー刹那がレッスンルームから出ていったー
【数分後】
霊子「ふふふ……着替え終わったみたい、だね……」
ゆみみ「お、お待たせ……」
霊子「気分、落ちてる…?」
綾瀬「私がこんなきぐるみを着ることになるなんて…」
みいな「萎えた…」
霊子「みっ、みんな…!でも、ここを頑張ればお菓子が貰えるんだよ………??」
ゆみみ「お菓子…?」
霊子「それに!キュートタイプが勝てばスイーツビュッフェ無料券も貰えちゃうんだよ…?欲しくない…?」
みいな「欲しい!」
綾瀬「みいなはその前に痩せたらどぉ?」
みいな「ギクッ」
霊子「…あ、そろそろ始めなきゃ……!えっと、ね…これからみんなには、お化け屋敷に入ってもらうんだぁ…」
ゆみみ「えっ!?!?!?お化け屋敷!?」
綾瀬「うぅ…お化け屋敷ぃ……??綾瀬ぇ、お化けやだぁ…」
霊子「ふふ……私とプロデューサーさんで、いろいろ仕掛けたんだぁ…。大丈夫、そんなに怖く作ってはないから……ふふふ…」
みいな「はっ!?!?霊子ちゃんが!?!絶対だめじゃん…生きて帰れん…南無………」
霊子「リタイアせずに、このお化け屋敷から出ることができたら…お菓子、あげるね…。この黒い布をくぐったら……スタートだよ…!」
綾瀬「あぅぅ…やだぁ〜……」
ゆみみ「で、でも!ここで諦めたら他のキュートタイプのアイドル達に迷惑をかけちゃうからっ!頑張ろ頑張ろ☆」
みいな「師匠…もー、そういいながら震えてるじゃん!」
ゆみみ「う、うるせ〜っ!ほらほら、行くぞっ☆」
霊子「ふふ……楽しんできて、ね……♪」
みいな「………わっ、さむ……!!」
綾瀬「寒気がしてきたわぁ…」
ゆみみ「だ、大丈夫!ゆっゆみみがついてるぞっ」
みいな「…し、ししょー…」
ゆみみ「ん?どした?」
みいな「手…」
ゆみみ「……!も、も〜っ!仕方ないヤツ☆」
綾瀬「いいなぁ、綾瀬も綾瀬もぉ〜」
ゆみみ「んもぅ…はいっ」
??『みんなぁ…お化け屋敷へようこそ〜…』
ゆみみ「うわっ!?」
綾瀬「ん?この声は…」
??『これからたくさんの仕掛けが待ってるから、楽しんでねぇ〜』
綾瀬「そんなの楽しめるかぁ〜っ!!」
ゆみみ「ね、ねぇ…なんか落ちてない?」
みいな「あれは……ジャックオーランタン?」
綾瀬「なんか、何もないところにジャックオーランタンだけ床に置いてあるあるなんて不自然ねぇ…」
みいな「何かあるって言ってるようなもんじゃん!!!ダッシュで進も!ね!!」
綾瀬「強行突破ねっ!」
ゆみみ「よーし!走るぞぉ!!」
ー3人が走るー
ージャックオーランタンが追いかけてくるー
ゆみみ「ちょ、ちょっとまって待てよねえ無理無理無理無理だってばあああああああああ!!!!!!!!!」
綾瀬「いやあああああああ!!!追いかけて来ないでえええええええ!」
みいな「うっ………う゛ぇっ………もうむり…………」
ーずっと追いかけてくるー
ゆみみ「おいおまえマジでどこまで付いてくるの!!!!」
綾瀬「¥○!!!!△♪※!!!!!!」
みいな「ぁや…せちゃ…くちわる………ぁ……むり…」
ゆみみ「あ!!!!みて、あれ!扉がある!!次のゲートかな!?」
みいな「ま、まじ………??はぁっ……みいなちゃん…もう疲れたァ……」
綾瀬「早く行くわよぉ!」
ー扉を締めると、ジャックオーランタンは追いかけて来なくなったー
ゆみみ「ぜぇ……ぜぇ………あ゛ぁ゛………とりあえずジャックオーランタンはもう来なくなったね……」
綾瀬「えぇ、死ぬかと思ったわぁ………」
みいな「はぁ、はあ……もう、やめたい………はぁ…帰りたいよぅ……」
??『〜〜〜♪』
綾瀬「え…?ねぇ、何か声…」
みいな「ちょちょちょちょぉっ!?!?な、なに!?」
ゆみみ「た、たしかに……何か歌声が聞こえてくるね…?」
みいな「え!?!?………………。……嘘でしょちょっとまってほんとうに無理みいちゃんほんとにむりなんだってねえ綾瀬ちゃん師匠帰ろう?帰ってアイドルのDVD見よ?」
ゆみみ「で、でも折角ここまで来たんだから、最後まで頑張ろっ、な…?☆」
綾瀬「そ、そうよぉ……うん、綾瀬もそう思う…」
??『〜♪』
ゆみみ「…………何か、声近づいてない?」
綾瀬「そう、私も思った…」
みいな「やめてよ!ねぇ!!」
??「みーつけた♪」
3人「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!?!?!?!?!?」
秀葉「ばぁ〜…!」
綾瀬「う、ぅ………??あ、あれ……秀葉…?」
秀葉「しゅーはちゃんだよぉ〜」
ゆみみ「な………ど、どしたのそのメイク!?」
秀葉「ゾンビさんの特殊メイク〜。ふふふー。かわい〜?」
みいな「か、カワイイ………けど…こわい…」
ゆみみ「と、特殊メイク…」
綾瀬「びっくりしたわぁ…でも、なんだか秀葉で安心したわぁ…」
ゆみみ「めっっっちゃ怖かったけど!」
秀葉「あははー。良かった〜。てかゆみみぃ、金太郎の服かわい〜ねー」
ゆみみ「…そこには触れんな☆」
秀葉「みいなも〜綾瀬も〜、みんな似合ってるねえ」
みいな「に、似合ってるかな〜っ!?秀葉ちゃんに言われたらなんか自信ついて来た…」
綾瀬「あ、ありがとう…なのかしらね?というか、相変わらずみいなはチョロいわねぇ…」
秀葉「あ、そーだー。記念に写真撮ってあげるよぉ〜」
ゆみみ「お、いいの?」
秀葉「もちろ〜ん」
綾瀬「な、何か写ってたりするのかしらぁ…」
みいな「え…!?こ、怖いこと言わないでよぅ!」
綾瀬「あ、あくまで推測よぉ!」
秀葉「ふふふー。まーまー、撮るよ〜」
みいな「は、はい!」
秀葉「3人もっと近づいて〜。はい、行くよ〜う。はい、チーズ〜」
ー秀葉がフラッシュを炊いて撮ったー
ーすると、顔が歪んで血まみれの人形が上から落ちてきたー
3人「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!?!?!?!?!」
みいな「うわああああああああああああああああああししょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!><」
綾瀬「ゆみみいいいいいいいいいいいいいいいいいいっっっっっ!!!!」
ゆみみ「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理」
秀葉「…………うわっ。…待ってー」
ゆみみ「な、なに秀葉…」
秀葉「これ見て見てー。なんか丸いのがいっぱい写ってる…」
綾瀬「え……???それってもしかして…」
みいな「もう嫌!嫌!!!わーー!!!!」
ゆみみ「嘘でしょ…」
綾瀬「これって、オーブじゃぁ……」
秀葉「…ねえ……ここってさー。プーさんと霊子が作った、ただのお化け屋敷なんでしょー?」
ゆみみ「…………コクコク」
秀葉「でも、こんなのが写ってるってことは………」
3人「………………。」
ー挑戦者の3人が気絶してしまったー
秀葉「……あ。気失っちゃったぁ」
【数分後】
みいな「…ん、んん………。……あれ、ここは……」
ゆみみ「あっ!みいな!おはよおはよ〜」
みいな「…………お化け屋敷は!?」
綾瀬「私達三人で気絶してたみたい。だから…残念だけど、失敗ねぇ…」
みいな「で、でも終わったんだあ……良かったぁ…」
読『あー。聞こえますか?』
綾瀬「ん、聞こえてるわよぉ」
読『ありがとう御座います。みなさん、お疲れ様です。結果は残念でしたが、とても良い物を見させて頂きました』
モカ『面白かったぞー』
綾瀬「私達にとっては全く良くも面白くもないわよぉ!!」
めめ『あはは…。でっでも!私だったら最初のジャックオーランタンで気絶していたと思います!それでも前に進んだ3人はとても凄いですよっ!』
みいな「う、天使か……眩しすぎて溶ける…」
ゆみみ「めめ、ありがとな☆……あ。そういえば、オーブのやつってどうなってたの?」
綾瀬「それは綾瀬も気になってたわぁ!」
みいな「聞きたくない聞きたくない聞きたくないよぅ……」
モカ『あー。あれはな、特殊なシャボン玉を使ってたらしいぞ』
ゆみみ「しゃ、シャボン玉?」
綾瀬「シャボン玉…………。綾瀬、シャボン玉に怖がってたのね…なんだか、恥ずかしいわぁ……」
みいな「……ぷっ。シャボン玉に怖がるあらさ…」
ゆみみ「ん?」
みいな「すいません」
めめ『ジャックオーランタンはラジコンで、人形は霊子ちゃんお手製のものだそうです!』
ゆみみ「霊子のヤツ〜〜〜……!!!!」
綾瀬「そこまで怖くないとか言いながらあんなものを仕掛けてきやがってぇ…!!」
みいな「はぇ…………霊子ちゃんすごい…!」
ゆみみ「感動するとこじゃないっつの☆」
読『それでは次のクールチームの挑戦へ移りますので、ゆみみさん、みいなさん、綾瀬さん!控え室にお戻り下さい。皆さんお疲れ様でした…!』
3人「ありがとうございましたぁ………」
めめ『はい!次はクールチームがある試練に挑戦します!"無名"の皆さん、よろしくお願いしますっ』
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