第8話
アフリカ戦線における地上戦は苛烈をきわめていた。
各国の遠征軍は派遣されてきているがそれでも兵力は足らない。
前線では塹壕が堀巡っており歩兵は塹壕の中にかくれている。
その為近接航空支援機と砲撃により敵を撃退する事しかできなかった。
「敵部隊視認!」
「戦闘配置!」
「砲兵陣地に連絡!」
最前線ではロケット砲が射撃準備を完了していた。」
「ロケット砲射撃開始!」
「ロケット弾着弾!」
「ロケット砲装填急げ!」
「榴弾砲射撃準備完了!」
「効力射!撃て!」
前線に配置させている200以上の25ポンド榴弾砲が射撃を開始する。
「戦車視認!」
「対戦車砲射撃開始せよ!」
「近接航空支援機後5分後到着します!」
6ポンド対戦車が射撃を開始する。
機関銃銃座及び歩兵陣地は射撃開始し迫撃砲は攻撃を開始し始めた。
「観測班は砲兵隊の弾着を行え!」
「修正前方20。」
「後方より7個戦車大隊到着。」
「チャーチル歩兵戦車30輌、及びマチルダ歩兵戦車20輌、クルセイダー巡行戦車50輌、アーチャ駆逐戦車50輌到着!」
「戦車大隊は敵戦車撃破に当たれ!」
「近接航空支援機到着!」
戦闘爆撃機40機が到着し航空支援を開始した。
「ナパーム弾を投下し敵部隊を火だるまにするぞ!編隊高度1500まで上昇!」
「横列になったらナパーム弾投下!」
「ナパーム弾投下!」
ナパーム弾が投下され辺り1面火の海になる。
「撃ち漏らし敵に対して攻撃するぞ!」
戦闘爆撃機は高度を上げてから降下し250キロ爆弾を投下し敵戦車を撃破した。
また5インチロケット弾を発射し歩兵部隊に攻撃をしていた。
「敵部隊が後退を開始。」
「被害を司令部に報告せよ!」
「部隊の再編成をする。」
防衛していた歩兵師団の損耗率は2割を超えた。
歩兵師団の再編成を行い反撃の為の軍の編成の為防衛に徹底した。
部隊を再編成し、歩兵4個師団、自動車化擲弾兵2個師団、6個戦車大隊、起動砲兵大隊6個大隊となった。
イギリス軍の偵察機によって侵攻軍の集結が確認された。
ついにアメリカ軍がギニア湾に1200隻の艦艇を率いて集結していた。
第1海兵師団によりビオコ島、第2海兵師団サン、アントニオ島、第3〜第6海兵師団ポアントノアールな対して上陸作戦が行われ戦艦の上陸支援砲撃に加え、空母艦載機による空爆により上陸に成功した。
ポアントノアール、に橋頭堡が築かれ、ビオコ島、サンアントニオ島には大規模な空軍基地及びレーダー基地が建設された。
陸軍進撃部隊として歩兵20個師団、中戦車12個師団、機械化砲兵師団23個師団が揚陸され攻撃準備が整えられていた。
また沿岸地域では侵攻軍支配領域に対して戦艦28隻による艦砲射撃が実施され空母艦載機による資源集積地の爆撃が行われていた。
ブラジル沿岸域の航空基地からアメリカ軍の重爆撃機による敵支配域の無差別爆撃が行われていた。
アフリカ戦線はアメリカ軍の投入により一気に優勢に傾いた。アフリカ戦線の最前線は元南アフリカ自治政府の国境部まで前進していた。
ムシナという地方都市にアメリカ軍歩兵第2師団所属の第3大隊が進駐した。町はすでに崩壊しまばらながら敵の砲撃が着弾していた。
アメリカ軍は旧南アフリカ自治政府領に対して大規模空挺、強襲上陸作戦『砂漠の剣作戦』が立案された。8個空挺旅団、4個海兵師団が動員される。また国境部において米英軍が侵攻し陽動を行う。動員兵力25個歩兵師団、18個戦車大隊、砲兵25個大隊。航空兵力戦闘機650機、双発爆撃機120機、戦闘爆撃機60機が動員される。
南アフリカ沿岸から300キロ南方に展開中の軽空母8隻を擁する第11任務空母艦隊及び正規空母6隻を擁する空母艦隊から空母艦載機が連日出撃し敵支配地域にたいして空爆を行っていた。また上陸予定地沖には上陸支援部隊戦艦8隻、重巡洋艦4隻、駆逐艦18隻が沖合に集結し対地砲撃を開始した。対地砲撃は約1週間に及び空母艦載機による空襲は3週間に及んだ。
海兵隊が上陸したのは4週間後であった。その後は敵部隊は北方において米、英陸軍の主力が北方に展開していた為敵部隊主力が北方に展開し睨み合いをしており南方は治安維持程度の軽武装の部隊しか展開しておらず上陸部隊が上陸に成功し進撃すると敵部隊の退路を遮断し敵主力部隊を包囲殲滅する事に成功しアフリカを開放する事に成功した。
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