第6話
日本帝都東京街頭ラジオ
「臨時ニュースお届けします!」
「大本営発表!我が精強なる帝国陸海軍はウラジオストクを無血占領し破竹の大進撃を続けております!征け!帝国陸軍!以上臨時ニュースでした。」
帝都東京では帝国陸海軍が破竹の大進撃を続けている事により国民の戦争ムードは最高潮となっていた。
また映画館での戦況を伝えるニュースではやはり帝国陸海軍が大進撃を続けるニュースばかりながれていた。
帝都で民衆が戦勝ムードに浮かれている事は天皇の耳にも入っており苦言を呈していた。
ウラジオストク
日米英連合軍は占領地域を自治政府を設立する事になりトランスアムール自治政府が設立させる事になった。
首都はウラジオストクに定められ世界各地から移民が殺到し人口は急激に増加し人口は移民が来る前までは80万人だったのに対し移民が来てからは人口は300万人まで増加した。
そこで日米英軍が占領地域を警備していたのを自治政府の志願兵を訓練し警備所に配置した。自治政府軍は現在歩兵約3万人程度であるが外資による軍需工場が建設され小銃生産と弾薬生産、整備パーツの生産など軍事力強化に注力していた。
警備所に自治政府軍を配置した事で日英米軍は占領域拡大にのりだす事が出来た。
自治政府占領区域内は連合軍が鉄道網を整備し最前線に繋がっていた。
最前線には重砲陣地及び野戦砲陣地、塹壕が築かれいつでも攻撃準備が整えられていた。
日本軍は支配域拡大する為ラズドリノエに歩兵10個師団、戦車1個大隊を差し向けた。
敵部隊との会敵はなく目的地のラズドリノエに到着した。
トランスアムール自治政府内にレーダー施設、航空基地、対空砲陣地が築かれウラジオストクに防空司令部が設置された。
極東における戦いは膠着状態となり戦いの舞台はアフリカの大地にへと変わっていた。
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