第4話
襲撃を受けた上陸船団だったが上陸船団は上陸支援艦隊と合流し支援艦隊は弾薬補給を行い上陸部隊が上陸用舟艇や水陸両用戦車などに乗り込み上陸準備を整える。
戦艦ワイオミング艦橋
「各艦に通達!」
「支援射撃用意!」
射撃の為砲塔を旋回させ12インチ砲は仰角をとり射撃準備を整える。
「攻撃準備完了!」
「射撃開始!」
12インチ砲が射撃を開始した。
また副砲として装備されている5インチ砲も射撃開始する。
艦隊の上空を航空機の大編隊が通過する。
アメリカ空母艦隊から発艦した攻撃隊と日本本土航空基地から発進した航空機300機の航空支援による爆撃と戦闘機による機銃掃射を行った。
上陸部隊が上陸作戦を開始した。
数百隻の上陸用舟艇と水陸両用戦車数数百台が上陸作戦を開始した。
上陸用舟艇には約30名の歩兵と1輌の中戦車を搭載できる。
上陸用舟艇は全速力でビーチに向かう
敵陣地からの火砲による砲撃されるが命中する船舶はなかった。
「到着まで約1分!」
「30秒前!」
「全部クランプ開け!」
前部クランプがひらいた瞬間機関銃掃射を受ける。
「ひるむな進め!」
ビーチには多数の地雷が埋められており機関銃掃射から逃れられたとしても地雷によってたたではすまなかった。まるで地獄の底ような光景がひろがっていた。
水陸両用戦車が上陸に成功すると戦車を盾に前進するが水陸両用戦車の火力は貧弱であり敵陣地を沈黙させるには火力不足であった。
上陸用艦艇がビーチングに成功し中戦車と重戦車は吐き出される。
「進め!」
中戦車小隊と重戦車小隊が投入させた事によって1つ目の塹壕を突破することに成功する。
戦車が塹壕を超えた所で敵歩兵による対戦車兵器によって数十輌の戦車が擱座した。
1つ目の塹壕を突破した所で一時進軍を停止した。
この上陸作戦で8個歩兵大隊が壊滅、上陸用艦艇8隻、物資輸送船3隻が機雷に触雷し沈没した。
この為アメリカ軍は侵攻部隊を再編成する事が決定しイギリスを待った。
日本艦隊
日本艦隊はウラジオストク確保の為、ウラジオストク港外へとむかった
日本艦隊は3日前に5隻の潜水艦によって海軍陸戦隊150名が潜入していた。
日本艦隊は海軍陸戦隊が港湾施設を占領後駆逐艦を先導としその後輸送艦が続き占拠した港湾施設を利用する計画であった。
海軍陸戦隊は港湾施設を占拠したが湾内にはソビエト軍の小型潜水艦などが数隻半壊状態で放置されている状態であったが陸軍部隊を揚陸するのには問題なかった。
「海軍陸戦隊から電文!」
「港湾施設を占拠ス。湾内二敵影及ビ影響スル物ナシ。」
「輸送艦を湾内に侵入させろ!」
輸送艦は次々と侵入し陸軍部隊を陸揚げし同日中にウラジオストク市内の占拠に成功した。
ウラジオストクを占拠した日本軍は海軍陸戦隊をルースキー島に向かわせ歩兵3個師団をアルチョームまで進出させた。ウラジオストク市内のモルゴロドクに前線司令部を設立した。またアルチョームからウラジオストクにかけて100人程度の兵士を駐屯させる為の監視所を設立し警備を強化し、橋頭保を確保した。アルチョームから1個歩兵師団に西進させタヴリチャンカ、モルスコイまで確保した。これにより物資の集積をウラジオストクに集中していたのを分散させ補給効率が上昇した。
また内地からさらに5個歩兵師団と1個戦車旅団の増派が決定してから1ヶ月にウラジオストクに到着した。日本は米英連合軍と合流するため北進の為の準備を開始した。
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