第20話 番外 9-2 チュートリアル ドラゴン戦つづき


TRPGろーぷれ日記 きみのいるセカイ


●月●日、世界創造6日め、前日譚1-5のつづき、チュートリアル ドラゴン戦2


シナリオセッションをしよう、1-5つづき幕間劇チュートリアル クライマックスつづき



PC、四人

アブラゲ・ムハンマド、男、戦士、レベル6、性格秩序、リーダー、プレイヤーは狐

マジックアイテム:プレート+1、トゥハンドソード+2、リング(インビジブル)、リング(Xレイビジョン)


かずみ(フィーア)、女、エルフ、レベル5、性格中立、参謀役サブリーダー、プレイヤーはかずま

マジックアイテム:プレート+1、ソード+1(フレイムオン・コマンド)、ボウ+1、スタッフ(マジカルパワー、能力(パワー):打撃、永久光、火球、電撃、氷嵐、念動)、スクロール(へースト)、フライングカーペット(笑)

スペル回数:1/2/3レベル、2/2/1回

スペル取得:1/2/3レベル、魔法読解、魔法の矢、眠り、魅了、魔力看破/永久光*、解錠、魔力錠、透明化/火球、悪からの防御(10'四方)、加速*

注.*は反転使用可能


本日の呪文残数:1/2/3レベル、魔法の矢x1/解錠x1、魔力錠x1/加速x1


ミュー(ゆうき)、女、僧侶、レベル6、性格秩序、プレイヤーは座敷わらし

マジックアイテム:プレート+1、シールド+1、ウォーハンマー+1、スリング+1、スタッフ(ヒーリング)、ポーション(ヒーリング)x2、バッグ(ホールディング)

スペル回数:1/2/3レベル、2/2/1回

スペル取得:1/2/3レベル、ALL/ALL/ALL

アンデットターニング:別記(使用時に説明)


本日の呪文残数:1/2/3レベル、軽傷治癒x1*/祝福x1*/対人麻痺x1*

注.*は反転使用可能


まいど+(ぷらす)、女、盗賊、レベル6、性格中立、プレイヤーは猫又

マジックアイテム:ソード+1、リング(スペルストア、種別(タイプ):魔法使い/呪文(スペル):眠り、魔法の矢、火球)、リング(スペルストア、種別(タイプ):僧侶/呪文(スペル):軽傷治癒*、悪からの防御、魔光*、対人麻痺*)注.*は反転使用可能、ガードル(ジャイアントストレングス)、リング(ジニー)、デバイス(種別(タイプ)ストーン:エレメンタル・コントロール〈アース〉)


指輪1の呪文残数:

眠りx0/魔法の矢x1/火球x1


指輪2の呪文残数:

軽傷治癒x1*/悪からの防御x1/魔光x1*/対人麻痺x1*

注.*は反転使用可能



NPC、二人

クエンサン、男、戦士、レベル6、性格中立

マジックアイテム:プレート+1(エレクトリカルダメージ:使用済みクールタイム中)、ソード+1(ウィッシュ)、リング(スペルターニング)、エルヴンクローク


スリップ、女、ドワーフ、レベル5、性格秩序

マジックアイテム:プレート+1、バトルアックス+1、リング(リジェネレーション)、ヘルム(リーディング)



チュートリアルの続き ドラゴン戦2



戦闘訓練クライマックス、これで終わりです。



「何か変だね」まいどがつぶやく。



床が震える。

やがて、崩れた金貨の山に埋もれていた竜の寝床への通路を通り、

金貨を押し上げながら、のっそりと緑竜が姿を現した。



−ここから−


「「○○っ!!」」、「○○さん!!」、「マスター!!」

「ひでぇ!!」、「やられたっ!!」、「生きてます!?」、「ずるいよっ」


バラバラだな(苦笑)

悲鳴と非難は一致している(笑)


「頭が二つって話、言ったよ(笑)」


「ああ…、

○○、思考誘導したくて、みんなに映像見せたね?一杯食わされた(苦笑)」悔しがりながら、ちょっと嬉しげな猫又(まいど)


買いかぶり過ぎなんだけど。映像はみんなに楽しんでもらおうとしただけなんだが(苦笑)


そして猫又のつぶやき。

「ヤバい。緑竜グリーンドラゴン(GD)だ…。

かずみちゃん?」

「ああ、ちょっと待って。何か良い手は!?」

「なーに?」、「なんです?」疑問符が飛び交うアブラゲとミュー。


「あいつ、緑竜ガスドラゴン(GD)だよ、塩素ガスを吐く。

GDのブレスは雲状で、射程は短いけど範囲が広い。部屋の中だと逃げ場がない、部屋中射程圏内だよ」

うん、ガス攻撃は屋内最強だ。


青箱呪文の高位にある〈毒雲〉が〈転移〉と並んで有るのはそのあたりが理由なのだろう。


持続性のある重いガスで作られた致死性の高い雲状物質は、今回みたいな傾斜型のダンジョンで使うと、素敵に卑怯チートだ(笑)

あらゆる小型生物を殺しながらダンジョンを下ってゆき、ボスを毒で浸蝕して倒す。

まあ、だいたいの場合、ボスが毒の効かないアンデッドだったりするけど(苦笑)


まいど、続けて話す。

「ドラゴンブレスの抵抗判定は良くて1/3の確率くらいで成功だよ。亜人種デミヒューマンは抵抗判定が有利だから半々の確率だね。

「判定失敗したら、即死亡ダメージ。

もしかしたら戦士とドワーフはHP高いから失敗しても生き延びこともあるかもしれない。

「僧侶とエルフなら、判定成功すれば、だいたい生き延びられる。失敗したら即死確定。

「魔法使いと盗賊はHP低いからね(笑)抵抗成功しても、即死亡ダメージもあり得るよ。

ドラゴンブレスはドラゴンのHPと同じ点数のダメージ。不意打ちで(GDの)HP下げられたら良かったんだけどね。後は先制攻撃した方が勝ちだね(笑)」


「イニシアチブで負けたら?」ミューの恐る恐るの質問に。


「パーティー全滅。良くて半壊(笑)」


マジ目のアブラゲ「先制取ったら大魔法連打して、1ラウンドで殺す。

半壊したら勝ち目がない。一撃必殺。みんなっ、殺すよ!!」過激な言動のアブラゲだ(苦笑)


「くそっ、(指輪は)〈火球〉じゃなくて〈電撃〉にしなきゃダメだったか…。それか〈加速〉だ。

かずみちゃん、〈加速〉は?」

「取ってる。でも〈魔力の杖〉、俺しか使えないよ!!」


かずまの返事に猫又は、

「…仕方ない。かずみちゃんは魔力の杖で〈氷嵐〉(効果)か。よろしく。

「あたしは…、正解は〈加速〉だった。

〈火球〉でドラゴン(GD)だけにダメージを与える手段がないか…、あっ。

「○○、あたしは仕方ないから指輪の精霊ジンを呼び出して戦わせる。注意を向けさせるのに後ろから攻撃ね(笑)

「ミューちゃんは〈祝福〉の呪文、使える?」


「はいです!!まいちゃんっ」

「じゃっ、それで前衛三人強化。アブちゃん?」


「わかった。(NPC)二人を連れて斬りまくるよ〜(笑)」


「リーダー、イニシアチブ取って!!」猫又の気合いのこもった声とみんなの視線。

「わかった!!

マスター、勝負よ!!」

狐は力強い目でこちらを見つめ、ダイスを握りしめた拳をこちらへ向ける。


よしっ、勝負だ!!



気合いに満ち溢れたパーティー。

そして、

イニシアチブは自分こちらが取った(苦笑)


全身を撫で回されるドラゴンブレスを食らったパーティーは、

くすぐられて悲鳴を上げ力が抜けたのか、みんな抵抗判定を揃って失敗して全滅、チュートリアルは終了した。


自分は「変態マスター」の称号をいただいた。

…嬉しくない!!、このやり方でOK出したよな?みんな…。


「猫又、さっき何か思いついたろ?」かずまの問いかけ。自分も気づいていた。

「イニシアチブ取れてたらどうしたんだ?」

「あー、怒らない?」なんだよ?

「あのねー、後ろに回ったジンに〈火球〉当てたら、パーティー巻き込まないでドラゴンにダメージ与えられたんだよ(笑)」ひでぇ!!


「それは、ヒドい(絶句)」みんなの気持ちが一つになる。

「でね、

ついさっき気がついたんだけど、

「クエンサンに(剣の)ウィッシュかけてもらって、イニシアチブ成功にしてたら、勝てたんだよ多分」


あ、ああっ!!



閑話休題(汗)



-なろう版あとがき-

まあ、いきおい任せでしたね後半(笑)

勝たせるか?殺すか?ずっと考えたんですがね。


決定打は、昨日思いついたダメージの軽い接触がドラゴンブレスなら?ってヒントです(笑)←描写(ビジュアル)は想像してもらえれば幸いです(^_^)


笑わせながら、キャラが納得して負けられる。

でも、勝つためにしてた努力は書きたい。

着地点はこのあたりでしょうか?


途中までは、実際にダイス降った結果で勝敗を決めるか?とか、

負けた結果に納得出来ない(仲間たちではなく)主人公が、こっそりと勝った結果もやってみるとか?

そんなのも昨日ずっと考えてました(笑)


見ていただけた方は楽しめたかな?

もしそうなら嬉しいです。


さて、本編もだし

「みらいばなし きつねのきょん」の続きもかかねば(笑)

あれは、本編と緩くリンクしてもいいかな?くらいのイメージでやってます。続きは猫又息子っぽいのを主役で出したいかなとやってますが…、うまく形になるかな(苦笑)


ありがとうございました。

では


-追記-

じわじわと浮かんできたのですが、願いウィッシュ指輪リングで解決できることを初めからわかってて、別のみんなで楽しめる戦いかたを考えてたな、猫又?

お話を眺めつつ、そんな思考に至りました。


勝ち負けがどうでも良く、みんなでワイワイやれれば良い。猫又はそんなスタンスでプレイしてますから、らしいといえばらしいんですが(苦笑)

自分では、猫又の裏をかける気がしない。なんて思いながら書いてるからですかね(笑)




-カクヨム版あとがき、解説-

本編としては、あとは書きかけているパートが少しになりますので、

お休みをいただいて書き進めてから投稿、公開としたいと考えております。

あと2編、外伝パートを公開いたしますのでよろしくお願いいたしますm(_ _)m


余談ですが、きつねのきょんの続き、なろうのあとがきで言っているお話はボツになりました(;´д`)

きょんのお話自体は意外に好評で、まだ続きを書いたり、スピンオフを書いたりしています("⌒∇⌒")


----


ドラゴンの戦闘シーン見直して、思ったりしたのですが…、

手数が足らないですねぇ( ̄▽ ̄;)


戦闘前に、事前にジンを呼び出しておくとか、イニシアチブを取れるように(ウィッシュ)しておかないとノーダメージで倒すという訳にはいかないようです。←勘違いしたかな?倒せるような手順を考えていたのですが(;´д`)


猫又なら、きっとこちらの思惑を越えて倒してくれるでしょう(笑)←ほんとかな?


それでは、

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