第19話 番外 9-1 チュートリアル ドラゴン戦


TRPGろーぷれ日記 きみのいるセカイ


●月●日、世界創造6日め、前日譚1-5のつづき、チュートリアル ドラゴン戦


シナリオセッションをしよう、1-5つづき幕間劇チュートリアル クライマックス



PC、四人

アブラゲ・ムハンマド、男、戦士、レベル6、性格秩序、リーダー、プレイヤーは狐

マジックアイテム:プレート+1、トゥハンドソード+2、リング(インビジブル)、リング(Xレイビジョン)


かずみ(フィーア)、女、エルフ、レベル5、性格中立、参謀役サブリーダー、プレイヤーはかずま

マジックアイテム:プレート+1、ソード+1(フレイムオン・コマンド)、ボウ+1、スタッフ(マジカルパワー、能力(パワー):打撃、永久光、火球、電撃、氷嵐、念動)、スクロール(へースト)、フライングカーペット(笑)

スペル回数:1/2/3レベル、2/2/1回

スペル取得:1/2/3レベル、魔法読解、魔法の矢、眠り、魅了、魔力看破/永久光*、解錠、魔力錠、透明化/火球、悪からの防御(10'四方)、加速*

注.*は反転使用可能


本日の呪文残数:1/2/3レベル、魔法の矢x1/解錠x1、魔力錠x1/加速x1


ミュー(ゆうき)、女、僧侶、レベル6、性格秩序、プレイヤーは座敷わらし

マジックアイテム:プレート+1、シールド+1、ウォーハンマー+1、スリング+1、スタッフ(ヒーリング)、ポーション(ヒーリング)x2、バッグ(ホールディング)

スペル回数:1/2/3レベル、2/2/1回

スペル取得:1/2/3レベル、ALL/ALL/ALL

アンデットターニング:別記(使用時に説明)


本日の呪文残数:1/2/3レベル、軽傷治癒x1*/祝福x1*/対人麻痺x1*

注.*は反転使用可能


まいど+(ぷらす)、女、盗賊、レベル6、性格中立、プレイヤーは猫又

マジックアイテム:ソード+1、リング(スペルストア、種別(タイプ):魔法使い/呪文(スペル):眠り、魔法の矢、火球)、リング(スペルストア、種別(タイプ):僧侶/呪文(スペル):軽傷治癒*、悪からの防御、魔光*、対人麻痺*)注.*は反転使用可能、ガードル(ジャイアントストレングス)、リング(ジニー)、デバイス(種別(タイプ)ストーン:エレメンタル・コントロール〈アース〉)


指輪1の呪文残数:

眠りx0/魔法の矢x1/火球x1


指輪2の呪文残数:

軽傷治癒x1*/悪からの防御x1/魔光x1*/対人麻痺x1*

注.*は反転使用可能



NPC、二人

クエンサン、男、戦士、レベル6、性格中立

マジックアイテム:プレート+1(エレクトリカルダメージ:使用済みクールタイム中)、ソード+1(ウィッシュ)、リング(スペルターニング)、エルヴンクローク


状態:負傷(軽微)


スリップ、女、ドワーフ、レベル5、性格秩序

マジックアイテム:プレート+1、バトルアックス+1、リング(リジェネレーション)、ヘルム(リーディング)


状態:負傷(軽微)



チュートリアルの続き ドラゴン戦



戦闘訓練クライマックスです。



-ここから-


「さっきの戦闘、ヤバかったな。ゾンビとスケルトン(苦笑)」

かずまが苦笑いしながら通路を下りつつ、そんな話をしている。


弱いんだけどね(笑)

スケルトンもゾンビも。


アンデッドはこのシステムルール上、どんな低級アンデッドでも、実体、非実体にかかわらず、音を立てないで移動する。そう明記されている。


まったく、あれは心臓に悪い(汗)

自分でもちょっと怖かった。


ふと振り返ったら、さっきまでいなかったところに死体が立っているってのは本当に怖い(冷汗)


自分が失敗した、感覚を同調させるTRPGのセッションの試みで一番成功した演出はあれだな(苦笑)


猫又が驚いてすくみ上がる場面なんて、そうは見れない(笑)



えーと…、システムは宣言に対して自動的発動から、リーダー宣言後、了承を受けて発動へと変更した(ため息)


それとNPCの身体で常時マスタリングするのもやめた。

いらん混乱を招くし、

だから、PCはキャラの姿だけど、

自分は、普段のそのままの姿でマスタリングすることにした。

↑なんか、自分が異世界転移して来たばかりみたいな風に見えて、ちょっと妙な気持ちになる(笑)


で、NPCの方には必要に応じて、NPCに成り代わる(姿を借りる)ことにする。

↑ナレーションの声だけってのも考えたんだけどね、なんか違う気がした。


だから、NPCは戦闘やダンジョン探索などの最中は、基本、自立行動しない無口くんだ(苦笑)

↑たまに、座敷わらしからの干渉か?勝手に動いている様だが、そこは様子見だ。


市街地シティー情報収集アドベンチャーの場合は、またやり方が変わるだろう。

戦闘はしないから、フル感覚導入のままかな?


それにたぶん、個別のキャライベントとなるだろうから、同行者となるNPCは自分が操作する必要があると思う。



そして、戦闘(汗)

戦闘ターンのダメージは、実感覚と完全に切り離した。


初めはダメージ数値の表示のみ、

被ダメージ、総HP/残HP、そんな程度とも考えていたけれど、

あまりに味気なさすぎるので、攻撃の当たった箇所に、軽く触る程度の感触を残すことにした。

↑もちろんみんなに了承は取った。

今回は抜かりなくしたつもりだ(ため息)


狐はホラーTRPGで、幻術を使いPCを脅かすシーン、ホラー映画みたいなシチュエーションとして活用しているが、自分はもっと違う、実際に感じられる作りにしたかったんだよな(ため息)



「やり方変えたけど、その辺りはだいじょうぶかな?」


「大丈夫なんじゃかいかなぁ。

「さっきのゾンビとかもホブもなんも無かったし」

↑ゴブリンの親戚のホブGのことだ。


かずまのセリフに頷く座敷わらしと稲荷狐。


「ちょっとつまんない(笑)

テスト版はもっとトラブル無いとね♪」

猫又…。死ぬかもってトラブルあった後だろうに(ため息)


「さあさあ、みんなー、だべってないで行くよ〜(笑)

マスター、ワンダリングモンスターが続くけど、新しい部屋とかないの?

「だいぶ潜っているよね?

ドワーフだっけ?、傾斜が判ってだいたい何階か判断できるのわ」アブラゲに質問された。


「ああそうだな」大まかには判ると思う。

スリップがいるから、だいたいの事は説明していいだろう。


ドワーフは種族特徴として赤外線視力インフラビジョンと道の傾斜の把握、そういう能力がある。

エルフもドワーフ同様の視力と、グールからの麻痺耐性、隠し扉の発見能力を持っている。

グールの麻痺は死の恐怖による硬直で、長寿のエルフはそれに耐性があるらしい。

扉の発見能力の理屈はよくわからないが(笑)

「えーと、初めのボスG、ボスKなんかの居たホールがだいたい地下3階くらい。今が6、7階くらいかな」


「なるほど、ゴブリンとかが3HD(ヒットダイス)のモンスターだから、ボス部屋のモンスターは7HD以上か(笑)」かずみちゃんがそう解説。乙かずま(苦笑)


「じゃあ、やっぱり赤箱のドラゴン、8〜10HDかな?

あとは青箱のハイドラ?」猫又、先読みか(苦笑)

まあ、降伏したGやホブGから、事前にそれっぽい情報、「大きなトカゲ」とか「頭を2つ見た」とか言わせておいた。

↑ドワーフはコボルド語とゴブリン語、エルフはホブゴブリン語とオーク語をルール上知っている事になっている。



だけどね、

ボス部屋のモンスターは何を出すか、実はまだ悩んでいる。


合成獣キマイラ多頭竜ハイドラドラゴンか?


そのあたりで考えていたんだけど、まあ順当にドラゴンかな?少し味付けして(笑)



最深部の部屋、

両開きの大扉の奥にはドラゴンを配置する。


その手前に金貨の山を置き、視線が通らないように、ドラゴンが見えないようにする。

アブラゲの指輪、Xレイビジョン対策だ。

↑システムのXレイは鉛、金は透視できない。


Xレイ(透視)の指輪、

使用は何回でも出来るが、再使用間隔クールタイムが1時間となる。

多用はできないから、いかに空撃ちさせるかかな?うまく勇み足で使わせられたら、功を焦り、飛び込んだりしないかな?


でも金貨はあからさまだから、死角に何かいるのは気づくだろうな(苦笑)

さて、



「アブラちゃん、Xレイリング使って、中覗いて」


猫又のセリフを聞いて、嫌そうな狐の顔。

「その名前なんかイヤ。

ギトギトしてるみたい」たしかにペトッてくっついた油がぬるぬるしそう。イヤな感じ(笑)


「ん〜、アブちゃん?」ブンブン飛びそうだな(苦笑)


「…。

ま、いっか(笑)

「じゃあマスター、アブラゲはXレイビジョンをコマンドで使用。

何が見える?」


「ん、」扉を透視した奥の映像を、手をつないでアブラゲだけに見せる。


「へぇ、こんな感じかぁ」アブラゲはみんなに説明する。

「宝物部屋かな?

金貨の山がある。とっても高いやつ、天井に届きそうなくらい」


猫又(まいど)、「金貨のむこうは?透視できないよね?」


「うん、マスター?」

アブラゲに聞かれて、

「できないよ。鉛と金は透視できない」


猫又のつぶやき。

「ESPの呪文かアイテムがあればね…。

「Xレイの指輪、

能力って、精神集中して9m先、3m四方の空間を1ターンで調査して、

クールタイムは1時間だっけ?」よく覚えてるな猫又。


つぶやきを続ける。

「精神集中しながら呪文は唱えられないよね?

コマンドで発動させる魔法物品アイテムならイケる?あたしの指輪は?壁の向こうを攻撃出来る呪文がない…。

焦点を取らずに空間に作用する呪文効果を持つアイテム…」


「かずみちゃん!!

透視の指輪、クールタイム終わったらアブちゃんから借りて!!

「精神集中しながら、部屋の中を透視。

魔力の杖の呪文効果、射程36mの氷嵐なら空間作用だから、壁の向こうの部屋、黄金の影、裏側を狙える」

「だよね○○(笑)

「クールタイムの1時間の間に、再生の指輪を使い回せば6点分のHPを回復できるから、治癒呪文無しで、みんなHP全快かな〜(笑)」


「ああ」その通り。大正解(苦笑)

まあ、猫又ならこの位は当然だろう。

きっと、あと何パターンかの解決方法は考えていると思う。



1時間後、に時間を飛ばす。

みんなちょっと和み気味だ(笑)

↑戦闘無しでボス戦が終わらせられそうだからだな。


まあ、やり方がないわけじゃない。

下手にやると全滅してみんな怒るかなぁ?



「じゃあ、やりますか。みんな(笑)

マスター、まいどちゃんが言ったみたいにして何だかわからないボス、やっつけるよ」

アブラゲの宣言で戦闘開始。


「不意打ち判定(笑)

「イニシアチブ判定いらないよね(笑)」

まいど。


「今度はオーバーキルじゃないし(笑)」

これはかずみ。


あ〜、はいはい(苦笑)

まだこだわるのか(笑)


「わたしも何か言わないとです?

みんな!!ガンバです〜」ミューは応援を始めた(笑)



かずみが宣言。

まいどの立てた作戦通りに、戦闘がスタート。

黄金の山の向こうに、魔力の杖による氷嵐の呪文効果が発生して、黄金の山陰にいるドラゴンを直撃する。


ほんとはかずみしか見えないんだけど、

ちょっとサービス。みんなに映像を見せる。

緑竜グリーンドラゴンに直撃した氷嵐の効果がダメージをはじき出した。

緑竜GDの悲鳴が入り混じった咆哮ほうこうが正面の大扉を振動させる。


呪文抵抗、判定失敗。

悶え苦しんで、金貨の山を崩しながら倒れるGD。

倒れた振動が、わずかにこちらの廊下側も揺らす。


痙攣けいれんして動かなくなる。



映像を消す。

「よっしゃ!!」

お互いをたたえ合うみんな(PCたち)。


まいどが大扉を解錠して、仲間を部屋へといざなう。


先ほど見た映像と同じ緑竜、あお向けに倒れてだらりと舌を出している巨体。

一部凍りつき、霜がついている死体だ。


ただ、少し小さい。


「何か変だね」まいどがつぶやく。



床が震える。

やがて、崩れた金貨の山に埋もれていた竜の寝床への通路を通り、

金貨を押し上げながら、のっそりと緑竜が姿を現した。



2へつづく



-なろう版まえがき-

ある程度は予想していましたが、


セッションをフルに近くお話でやるのは負担がデカいし、自分の能力的に無理だと判断しました。

。(個人的な事情、負荷もありましたが、それを除いても能力、精進が足りてない)


セッションデータを管理しつつ、シナリオの原型をセッションに応じて調整。

お話のキャラ(プレイヤーおよびゲーム内キャラクター)たちの大まかな動き、方針を決めて指示し動かし、

なおかつキャラそれぞれがおのが考えで予想外に動いてくれることを期待する(笑)


少なくとも現状の自分では出来ないですね(苦笑)

自分のマスタリングの吟遊詩人な悪いところも、より悪く作用している印象です。


流れがどうしようもないくらいに悪く、キャラの指示待ちも多くなり過ぎる。(←駄作)


あとは演出の比率バランスをいかに取るか何を端折はしょるか、それだけでは多分いかんともし難い。(ボリュームバランスとカット、あとは何だろう?まだあるはず。焦点がぼやけている?やりたいテーマを絞れていないことでしょうか?)

まあ、いろいろと要課題です(苦笑)

でも、元々の部分をなんとか活かしたいと、うろうろしているんですね(笑)、我ながら諦めが悪いというか、何というか。



読んでいただいた人には駄な部分を見せてしまい、申し訳ありませんm(__)m


まあ、勉強にはなりました。幾らかは得ることもありましたが(¨;)


なので、やり方を調整しようかなと。

今までの駄作なところ、書いた(投稿した)部分はそのまま晒して、

余力ができたら書き直し《リブート》ですかね(笑)


さて、今回は書きかけを手直ししてますが、どこまで直せているかです(苦笑)




-カクヨム版あとがき、解説-

戦闘シーンアクションは苦手、慣れないんです。呟きが毎回後ろ向きですね(苦笑)

アンデッドの戦闘シーンは書きたかったのですが、はしょっています。

まだうまく書けない体調から、戻っていなかった頃なのでしょうね(^_^;)

迷宮と竜のシステムでは、アンデッドは実体、非実体に関わらず、音を立てないというルールとなっているので、不意打ちのエピソードは書きたかったのですけど、

おそらく体力がなかったのでしょう。

振り替えるとアンデッドが立っているという状況とキャラの驚愕、やりたかったですねぇ(笑)


----


さて、戦闘シーンです。

本文の中で書きましたが、『迷宮と竜』クラシック場合、経験点の取得は、主に宝物の入手、発見して持ち帰ることに成功したことにより得られます。

モンスターを倒しても経験点は得られるのですが、そのモンスターの持つ宝物で得られる経験点に比べて、ごくごく僅かな経験点しか得られないので、モンスターと正面から戦うリスクは、本当に割に合わない危険度なのですね。


ですからPCプレイヤーはリスク、直接戦闘はなるべく避けて、遠距離攻撃、魔法攻撃、不意打ちなど、正々堂々まっとうとは言いがたい戦闘方法を取ろうとすることはよく有ります。自分もやりました(苦笑)

被害を少なく、報酬は多く。冒険者と言いながら、危険は冒さない(笑)

そんなことをよく考えてプレイしていました(^_^;)

でも、毎回そんなにうまくは行かずに、結局は戦闘になるんですけど( ̄▽ ̄;)


モンスターとの戦闘は、低レベルのうちは本当にリスクばかりなのですね(苦笑)

当時、今で言う素材剥ぎ取りのようなことを、セッション内でしたこともありますが、ドラゴンの皮も、キメラの皮やドラゴンの首部分、ワイバーンやマンティコアの尻尾や翼なども換金はできませんでした。まあ、保存状態の問題もありますね。

戦闘で傷つけられている素材ですからキレイとは言いがたいし、そもそも買い取る場所がない。保存用に皮をなめしてもらう金がかかっただけです。

トロフィーとしての自己満足だけでしたね(苦笑)


自分のキャラ、ウォーレスという名前のエルフは、エルフらしからぬキャラでしたので、みんなで倒したドラゴンやヒュドラをもらって敷き皮にしてコレクションしたりしていましたよ(笑)

我ながらバカなことに熱くなってましたね(苦笑)

今となっては、懐かしい黒歴史です(^_^;)



えーと、クライマックスのボスはやはりドラゴンにしました。

迷宮と竜なんだから、書きながら、やっぱりドラゴンだよなと思ってはいたのですね。

ただ、このシステムのドラゴンはかなりリスキーで、結果(ダイスの目)によって全滅の危険性がかなり高いのですね。その辺りの説明は次回の本文で語っていますので省きますが、

ドラゴン2匹は、セッションの演出としてはかなりイカサマです(^_^;)

実際にゲームでやると、ゲーム仲間が怒るかもしれません。

そこはまあ、お話ということで( ̄▽ ̄;)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る