第12話 世界創造6-6 セッション幕間劇後編4
●月●日、世界創造6日め、前日譚1-5のつづき、魔法解説
シナリオセッションをしよう、1-5つづき(再生版)幕間劇後編4
PC、四人
アブラゲ・ムハンマド、男、戦士、レベル6、性格秩序、リーダー、プレイヤーは狐
マジックアイテム:プレート+1、トゥハンドソード+2、リング(インビジブル)、リング(Xレイビジョン)
かずみ(フィーア)、女、エルフ、レベル5、性格中立、
マジックアイテム:プレート+1、ソード+1(フレイムオン・コマンド)、ボウ+1、スタッフ(マジカルパワー、能力(パワー):打撃、永久光、火球、電撃、氷嵐、念動)、スクロール(へースト)、フライングカーペット(笑)
スペル回数:1/2/3レベル、2/2/1回
スペル取得:1/2/3レベル、魔法読解、魔法の矢、眠り、魅了、魔力看破/永久光*、解錠、魔力錠、透明化/火球、悪からの防御(10'四方)、加速*(加速は未取得、スクロールから魔法読解により取得予定) 注.*は反転使用可能
ミュー(ゆうき)、女、僧侶、レベル6、性格秩序、プレイヤーは座敷わらし
マジックアイテム:プレート+1、シールド+1、ウォーハンマー+1、スリング+1、スタッフ(ヒーリング)、ポーション(ヒーリング)x2、バッグ(ホールディング)
スペル回数:1/2/3レベル、2/2/1回
スペル取得:1/2/3レベル、ALL/ALL/ALL
アンデットターニング:別記(使用時に説明)
まいど+(ぷらす)、女、盗賊、レベル6、性格中立、プレイヤーは猫又
マジックアイテム:ソード+1、リング(スペルストア、種別(タイプ):魔法使い/呪文(スペル):眠り、魔法の矢、火球)、リング(スペルストア、種別(タイプ):僧侶/呪文(スペル):軽傷治癒*、悪からの防御、魔光*、対人麻痺*)注.*は反転使用可能、ガードル(ジャイアントストレングス)、リング(ジニー)、デバイス(種別(タイプ)ストーン:エレメンタル・コントロール〈アース〉)
NPC、二人+一人
クエンサン、男、戦士、レベル6、性格中立
マジックアイテム:プレート+1(エレクトリカルダメージ)、ソード+1(ウィッシュ)、リング(スペルターニング)、エルヴンクローク
スリップ、女、ドワーフ、レベル5、性格秩序
マジックアイテム:プレート+1、バトルアックス+1、リング(リジェネレーション)、ヘルム(リーディング)
女魔法使い(半月)、女、レベル27、性格混沌
マジックアイテム:なし(?)
スペル回数:???
スペル取得:???
スペル付与:パーマネンス(???)、コンティンジェンシィ(???)
後編3の続き、
実地訓練の続きです。
高レベル魔法使いってチートだよね(笑)
わかったわかった(笑)
「で、ダメージを与える呪文だけど、」そう言いながら、
クエンサンと女魔法使いを移動させて、仲間から離れた所で相対させる。
-ここから-
「火球にしても電撃にしても、範囲が大きくて調整できなかったり、長い直線範囲と壁で反射したりなど、接近戦闘や狭い家屋内などで使いづらい等の特徴がある」
おもむろに、クエンサンが抜剣、盾を構えて戦闘体制。
仮面の女魔法使いはゆったりと自然体のままだ。
武器も持たず、戦闘する意志もなさそうな魔法使いへと突っ込んで行く。
女魔法使いがすばやく呪文を唱える。呪文は火球。
クエンサンが火球を受けた時、接近されると自らが爆発の範囲内に入ってしまう。
その前に攻撃をする魔法戦闘の基本的な戦術。
そして炎の矢が
呪文反射の効果。それは直ぐに消えるが、命中する瞬間に力場に跳ね返された炎の矢は、女魔法使いの元へと返り爆発した。
クエンサンは爆発の範囲から外れており、魔法使いだけが炎と爆発の洗礼を受けた。
呪文反射の指輪を持つことを悟られず、裏を掻いて戦闘を進めさせたクエンサンの作戦勝ち。
火球、その燃え盛る球の
中にあるのは黒こげになった女魔法使いの
詠唱が終わり魔法が発生。呪文は氷嵐。
空間指定の氷嵐は、呪文反射できない。
氷嵐はクエンサンの周り(一辺20'(6m)の立方体の空間)に、氷の粒と凍てついた風の激しい渦、嵐を巻き起こし、魔法の範囲内が白い風に覆い尽くされて視界が奪われる。
魔法使いの元へとダイスが現れて、ダメージが決定され氷嵐が消える。
中には立ち尽くして絶命した戦士の氷像。
「という風に魔法戦闘の演出を見てもらったけどね」
そう言いながら、時間を巻き戻して
クエンサンは何事もない様子。
魔法使いは自ら呪文を唱え、傷を治癒させる。が、衣服は戻らないので、焼け焦げたローブから見える肢体が、ちょっと
この呪文の性質上、ダメージは完全には回復しないため、一部傷が残っている。
「○○さん!!何か掛けてあげる布出してくださいっ。可哀想じゃないですか!!
女の人にヒドいことしたんですから、謝ってあげてください!!」
「あ、ああ、ごめんなさい」座敷わらし、ミューの剣幕に押されて、布を出しながら魔法使い
「まったく!!
これ掛けてください。○○さんがヒドいことして、すみませんでした(謝罪)傷残っているじゃないですかっ、いま治しますね。軽傷治癒!!」
ミューの傍らに6面ダイスがひとつ現れて回転し、回復値を決定。半月の傷が完治した。
茫然と見ている
ふと、
「○○、そういえば、
あの魔法使いなんで生きているんだ?」と、かずみの問いかけ。
「あいつ今は
「コンティンジェンシィ?それをヒールで?
いいえ、ヒールはレベルが高すぎてセットできないはず。
イミュニティも同じ。
ディスペルで?
呪文はセットできるけど、ディスペルは発生してない。ダメージが出たし、爆発が起きてる。
「ファイアレジスタンスは僧侶呪文。
魔法使いはかけられない。
「あたしと同じ僧侶呪文の指輪でファイアレジスタンスかける時間も無かったし…。
そもそもアイテム持ってないから、リングのファイアレジストや、スペルストア(ファイアレジスタンス)じゃない…」
「なに?
なんか特殊なパーマネンス?、ウィッシュ?」猫又〜、知識豊富だな(汗)
「
「あいつ、HP70以上あるし(笑)」素で耐えた(苦笑)
「おいっ!!
ふつう魔法使いってHP低いよなぁ(怒)」かずみちゃん、怒りまくり(笑)
「オレのエルフ(持ちキャラ)、レベルカンストなエルフでもHP50ないぞ!!」
10レベルエルフなら、HPもそんなもんだな(笑)
エルフでHP40台なら高いほうだ。
かずま、エルフ10レベルカンストまで育てたんだ、根性あるな(笑)
いや、この魔法使いみたいに高レベルのスタートか(苦笑)
「おーい!!」かずみの声、聞こえてなかった(笑)
「ああ、こいつ耐久ボーナス+3(笑)」
「耐久値18かよ!!(笑)
なんで戦士やドワーフじゃなくて魔法使いなんだ?」
かずみの質問に、
スリップの首を、こてんっと傾けながら、
「魔法が使いたかったから?」と、かわいく答える(笑)
「ドワーフのおばさんじゃ可愛くね〜(笑)」
「ひどい〜」猫又のまね(笑)
「だから可愛くないって(苦笑)」
ま、悪のりはこれくらいで(笑)
「魔法の続き、するよ(笑)
スペルターニング効果の続き…」
「○○さん!!
いいかげんにしてください!!
仲間同士で傷つけ合うような説明いらないです!!本当に必要なんですかっ?
わたし、そんな遊びやりたくないです!!」
座敷わらし、本気で怒ってる。
「……うん、ごめんなさい」座敷わらしに頭を下げる。
「○○〜、怒られた〜(笑)」うるさいよ猫又(苦笑)
みんなちょっと苦笑い。まあ、ある意味一番世界にのめり込んでいるのが座敷わらし、ミューってことだ。
「ん、じゃあ簡単に、言葉で説明する。
スペルターニング効果は、かずみが持っている魔力の杖みたいなのは、呪文でない魔法に似た効果なので反射できない。
それと、呪文保管の指輪は、魔法の効果でなく呪文自体を保管しているので発生した魔法は反射される。まいど、注意して」
「ひどい〜(笑)」うんうん、ありがとう猫又(感謝)
「あと、呪文の続き、演出は痛くないやつにすればいいかな?
ミュー?」
「それならまあ…。
見るのはキレイで面白いですし」渋々、ちょっと機嫌を直してくれようとする座敷わらし。
「
「あたし?(笑)」
「うん。
まいちゃん、アブラゲに指輪二つとも貸してあげてくれる?
「ヒマそうな
「アブラゲさん、
攻撃以外の魔法、
眠りと対人麻痺、使ってみてくれる?」
「うん、いいよ♪
じゃなく、
ああ、任せろ!!(笑)」
「ミューには沈黙を使ってもらうけど?」
「わかりました〜(少笑)」
…場が持ち直したか。
半月さんの出番は終わったから
……ん?消えない!?
半月が勝手に話しだす。えっ⁉
「私の傷を治した僧侶殿、名は?」
「えっ、ミューですけど?」
「ミュー殿か…。
ではミュー殿、傷を治してくれた事と布を用意し掛けてくれた慈悲。
「この恩義、
傷ひとつ分、布一枚分はいずれ、私の気持ちと縁が揃う時、その時にでも返させてもらおう。気が向けばだ。
ミュー殿、その時までご健勝であれ。
「では創造主殿、さらば」
女魔法使いは転移呪文を唱え、消える。
あいつ…、逃げやがった(驚愕)
「さようなら〜、半月さん、またね〜」手を振る座敷わらし。
腹を抱えて笑う猫又と、状況が理解できないかずまに狐。
ヤバい!!
ヤバい、ヤバい!!
なんで逃げた?なんで自我あるんだ!?
マズい、あいつ自分の塔の下に自前のダンジョン持っているようなやつだ。持ってたのはおれだけど。
それに、あいつ
呪文でゴーレムとかのモンスター多数作ってたし、
もっと高度な、人間そっくりの人造生命も創造して連れ歩いてた。やってたの前世のおれだけど。
コンストラクトの原料を収集しながら冒険していて、ビ○ルダーのクローン造るための肉片も、いくつか収集した覚えがある。
前の時のDMに、セッション中に集めた素材でモンスター創造する交渉してたっけ。
自分が死亡した時の保険に、
前のDMに持ちかけた話で、
あいつ、あの頃のおれの考えや、キャラの性格のままなら、ほっとくと手がつけられなくなるかも(冷汗)
どこか辺境で魔王になるかもしれん。
あいつと同格の強さを持つ男性の魔法使い。
キャラメイクだけ遊びでして、設定だけ組んで使わなかった魔法使い、深淵。
彼を出して捜索、交渉させるか?
いや、彼はプレイしたことがないキャラだから個性が弱い。
単独行動には向かないだろう。
半月のようにやぶ蛇になる(深淵も逃げる)恐れは少ないが、
もし自我を持ち、彼も逃げたら目も当てられない。
彼を使って(同化して)この世界の住民として半月を捜索するか、
それとも世界の創造者として自身で追うか?
…猫又に深淵を使ってもらって?
いや、毒を猛毒で制するようなものだ。
セッション完了したら何か、即座に対応考えないと…。
は〜、
魔法の説明、続きやるかぁ。
せっかく座敷わらしが機嫌直してくれたんだし(ため息)
後編5へ続く
-なろう版あとがき-
(あそこでは、言葉で済ませた魔力の杖の効果を、実地として描写する予定だった)
ゲーム内で登場し続ける予定のなかった魔法使い
情報整理で引っ張り出した四半世紀前の記憶(魔法描写のためだけの存在)を、座敷わらしが人格として肉付けしたみたいな、妙な感じです。
お話にのめり込む特徴が、座敷わらしに与えた持ち味のつもりだったんですけどね。
正直想定外です(苦笑)
しかし、あいつどうしよう?(・・;)
魔王降臨にはさせたくないけど(;^_^A
-カクヨム版あとがき、解説-
ここのお話のくだり、演出の流れは、見直すともどかしく感じますね四苦八苦して書いていたことを思い出します。
座敷わらしに正しく怒らせたかった意識ばかり先行して、物語がガタついて、どうにも見苦しい印象です(^_^;)
座敷わらしのキャラが完全に把握されておらず、見切り発車した物語の足を引っ張っているのでしょうね。
初めはかずまが悪いのかなとも思ったのですが、いろいろと試した結果、かずまは問題無さそうでしたので、座敷わらしがいちばんの難物となっているようです。
自分が彼女のやりたい事を理解できておらずに、無理やりに動かしているようなもどかしさを感じるので、そこが文章に出てしまっているようにも思えます。
座敷わらしは物語世界、ゲームの世界の中でのめり込んで楽しむタイプとして作ったつもりなのですが、戦いを、相手を傷つける事を嫌う部分という設定とがぶつかり合って戸惑うような動きになっているのかもしれません。
何にしても、こちらの準備、検討不足とするところです。
でも、自分としてはたいへんに楽しかった(笑)
アクシデントはライブとしてのTRPGセッションには付き物となる出来事なのですから(苦笑)←以後長くなって苦労してるんですけど(^_^;)それに作者が楽しいだけの演出なのかなとも思うので、そこのバランス、見極めは気をつけないとですね( ̄▽ ̄;)
それに、魔法戦闘の解説の会話が、途中ですっ飛んでいますね。
これじゃあ、説明を受けてるキャラ達の誰にも伝わらない(;´д`)
後で直さねばならない必須訂正箇所を見つけてしまいました( ̄▽ ̄;)
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さて、
TRPGで、魔法を交えた戦闘シーンをプレイする場合、フロアタイルと呼ばれるマス目で区切られた戦闘エリアに駒を並べて、位置を把握させながら行う場合が一般的なやり方となります。
魔法などの範囲攻撃や、攻撃を受けないまたは不意討ちできる位置取りや、敵を把握させたりのゲームとしての公正さという面でも、戦闘ルールのやり方はお互いに判りやすく展開させる必要があるのですね。
会話による演出、自由度の高さと、
戦闘ルールのシビアな、緊張感のある厳格さの両立が、
ゲームとしてのTRPGの醍醐味であり、楽しさの部分かもしれません。
↑でもシビアな戦闘判定はほんとに死にやすいのですね、あとは不意討ちや
ある意味で
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