第11話 世界創造6-6 セッション幕間劇後編3
●月●日、世界創造6日め、前日譚1-5のつづき、魔法解説
シナリオセッションをしよう、1-5つづき(再生版)幕間劇後編3
PC、四人
アブラゲ・ムハンマド、男、戦士、レベル6、性格秩序、リーダー、プレイヤーは狐
マジックアイテム:プレート+1、トゥハンドソード+2、リング(インビジブル)、リング(Xレイビジョン)
かずみ(フィーア)、女、エルフ、レベル5、性格中立、
マジックアイテム:プレート+1、ソード+1(フレイムオン・コマンド)、ボウ+1、スタッフ(マジカルパワー、能力(パワー):打撃、永久光、火球、電撃、氷嵐、念動)、スクロール(へースト)、フライングカーペット(笑)
スペル回数:1/2/3レベル、2/2/1回
スペル取得:1/2/3レベル、魔法読解、魔法の矢、眠り、魅了、魔力看破/永久光*、解錠、魔力錠、透明化/火球、悪からの防御(10'四方)、加速*(加速は未取得、スクロールから魔法読解により取得予定) 注.*は反転使用可能
ミュー(ゆうき)、女、僧侶、レベル6、性格秩序、プレイヤーは座敷わらし
マジックアイテム:プレート+1、シールド+1、ウォーハンマー+1、スリング+1、スタッフ(ヒーリング)、ポーション(ヒーリング)x2、バッグ(ホールディング)
スペル回数:1/2/3レベル、2/2/1回
スペル取得:1/2/3レベル、ALL/ALL/ALL
アンデットターニング:別記(使用時に説明)
まいど+(ぷらす)、女、盗賊、レベル6、性格中立、プレイヤーは猫又
マジックアイテム:ソード+1、リング(スペルストア、種別(タイプ):魔法使い/呪文(スペル):眠り、魔法の矢、火球)、リング(スペルストア、種別(タイプ):僧侶/呪文(スペル):軽傷治癒*、悪からの防御、魔光*、対人麻痺*)注.*は反転使用可能、ガードル(ジャイアントストレングス)、リング(ジニー)、デバイス(種別(タイプ)ストーン:エレメンタル・コントロール〈アース〉)
NPC、二人
クエンサン、男、戦士、レベル6、性格中立
マジックアイテム:プレート+1(エレクトリカルダメージ)、ソード+1(ウィッシュ)、リング(スペルターニング)、エルヴンクローク
スリップ、女、ドワーフ、レベル5、性格秩序
マジックアイテム:プレート+1、バトルアックス+1、リング(リジェネレーション)、ヘルム(リーディング)
後編2の続き、
いろいろ気になることがある。
でも仕方ないから、実地訓練(笑)
-ここから-
演出で手を振りながら、小さな訓練場を創造する。小型の
自分らの立っている位置、中心から奥、上に観覧場所のある壁の近くに、魔法の的になる丸太を何本か立たせた。
「「はぁ〜」」かずま、いやかずみとミューが感心するみたいにため息をついた。
「まったく○○くんわ」何?狐さん。いや、アブラゲさん(笑)
「これ、何のイメージ?」
「前に見た拳闘士マンガの、地方の小さめな闘技場がモチーフかな(笑)」あとは少女マンガ、あの水晶竜のお話、コロシアムでの辺りの剣闘士エピソード。あのイメージも混ざってそう(苦笑)
「まずお手本(笑)
攻撃呪文、かずまやるか?
魔法の矢だけど」
「えっ、おれ?」
展開についていけてないかずみちゃん。
口調がかずまだ(笑)
「どうやるんだ?」
「普通に宣言したらいいよ(笑)
判定の数値は空中にダイスでも出して自動でダメージ決定させるから。
ポーズでも決めるかい(笑)」猫又みたいに(苦笑)
「あたしあたし♪
あたしにやらせて〜(笑)」さっそく乗ってきたな猫又、いやまいど(苦笑)
嬉しげに指輪(魔法使い呪文)を構える。そして手を突き出しながら叫ぶ。
「指輪よ〜!!
半透明な矢がひとつ浮かび上がり、まいどの指示通り目標の丸太へ向かって突き刺さる。まいどの
「判定はこんなので良いかな?」
「うん!!」満足げな
猫又のOKは頂いた(笑)
「こんな風に(かけ声のセリフは大間違いだが、)呪文を唱えると魔法が発生する。
「このシステムは魔法の発生の際の判定は無い(自動的に成功する)から、あとはダメージの決定だけ。回転してたダイスがそれ(笑)
「攻撃を受けた側が魔法の効果を受けたくない場合、抵抗を試みることができる。
「まあ、だいたいダメージを与える呪文は、ST判定に成功したら決定されたダメージを半分にできる。
他に、様々な効果を与える呪文は、ST判定に成功したら呪文は無効。魔法による効果を受けなくて済む。かな?
「これも自動で結果を出すことに出来るけど、どうする?
「自動でい〜よ」
「決定は自分で決めたい、宣言まで一拍欲しいな」
「私わ宣言でなくダイスに触るとかのアクションがしたいよ」
「どっちでもいいです〜」
バラバラだな(笑)
みんなあれこれ悩みだしたので、
「じゃ、後で決めることにして説明続けるよ。
魔法の矢は、呪文の説明に必ず当たるからST判定ができないとある(笑)
だから宣言からダメージ決定までワンアクションだ。
「そして魔法の矢は魔法使い自身のレベルが高ければ、発生する魔法の矢が増える。5レベル毎に+2本。
1〜5レベルは1本、6〜10レベルは3本となる。
あれ!?かずみちゃん?」
「5レベルエルフだよ(怒)」そうか、6レベルの気がしてた。エルフ、
「じゃあ参考に高レベルの魔法使いならどうかというと…」そう言い、
昔使っていた高レベルのキャラを呼び出す。
黒いローブに身を包んだ、黒髪で背の高い肉感的な女性。左右が白黒に塗り分けられた仮面を被っている。
自分の持ちキャラの最高レベルだったやつだ(笑)
「こいつは26レベル(27だったかな?)だから、魔法の矢で発生する矢の数は11本。
魔法の矢の呪文は、
目標数、目標への本数は好きに割り振れる」解説しながら、女魔法使いに呪文を唱えさせて実践させる。
現れた11本の矢は、目標とされた3本の丸太に分かれて突き刺さり、それぞれ、矢の数の11個のダイスが回転しそれぞれの丸太ダメージを決定。
大多数の矢が向かっていった丸太を真ん中辺りからへし折った。
「「「おおっ!!」凄いです〜♪」すげーな!!」驚きの感想ありがとう♪
あれ、猫又さんは?
「自慢?(笑)」違うわっ、説明だわ!!
でも、自慢になるかな?(ため息)
気を取り直して、
「かずみちゃん、火球撃てる?」
壊れた丸太を消して、新たに呼び出し立て直す。
「ああ、じゃなくて(苦笑)
ええ、いくわよ(笑)
いっけぇ!!ファイアボ〜ル!!」
かずみが唱えると赤い炎の矢がひとつ現れて、命じた目標の丸太に向かい、命中して爆発。炎が丸太を中心に半径20'(6m)、直径40'(12m)の球形に広がる。
かずみの傍らに出た6面ダイスは5つ。ダメージによって炎の範囲にあった丸太が吹き飛ばされて炭になる。
「「「凄い威力(笑)」だな」です〜」
「いいね〜♪燃える」猫又さん、ハモらない単独の感想ありがとう(笑)
「火球は出現した炎の矢を目標に当て、そこを中心とした一定空間に炎と爆発のダメージを発生させる。
「火球、電撃、氷嵐などの攻撃呪文はST判定による抵抗はできるけどね、与えるダメージは冒険者レベルの上昇で増えてゆく。
レベル毎に1ダイス、最大で20ダイスまで。
だから、」丸太を立て直し、女魔法使いに火球を唱えさせる。
炎の範囲はまったく変わらない。
けれどもかずみの時よりも激しい炎と爆発。
女魔法使いの傍らのダイスは20個。ダメージが決まった後、範囲にあった丸太は完全になくなっていた。
「まあ6面ダイス20個の期待値は70ダメージだから、こんなもんかな」ST判定に失敗したら、平均的な8レベルの戦士が一撃で死ぬくらいのダメージ。4レベルの戦士ならST判定の正否に関わらず、死亡確定(笑)
ダメージ的に見たらそれくらいの攻撃だな。
さすがにみんな声も無い。
いかん、自慢と言われても反論できない(汗)
「いいたかったのはね、ダメージの増加に対して、影響の範囲とかは全く変わらないってこと。直ぐ近くでもダメージ範囲の外には何の影響もない」
ゲームだからって言い切ることもできるけれど、
「実際、魔法は現実の科学的な現象と違う」
そう言って、
丸太を立て直してから、更にその後ろに木製の
その後、魔法使いに電撃の呪文を唱えさせる。
空中を起点として発生した稲妻は、丸太を一瞬で真っ二つにしたあと木製の壁へと向かい、
壁には一切被害を与えず真っ直ぐにこちらへ跳ね返って来て、目標の丸太に再度当たりながらこちらへと向かい、途中で消えた。
「これもそう。
電撃は非常に鋭角な円錐形の空間に稲妻によるダメージを発生させる。
「電撃は稲妻を、起点となる空間から発生させる。方向は呪文詠唱者と起点とを結んだ直線方向へ伸びる。
稲妻発生の起点は空間指定で、手元から遠距離、かなり離れた地点まで自由に選べる。
「稲妻は発生から一定距離60'(18m)を進み、目標である対象に命中して直進する。
さらに進み続けて、途中の複数の対象にも当たり、ダメージを与えて消える。
「そして途中で障害となる壁などに接触すると、壁の角度に関わらず詠唱者に向かって跳ね返ってくる。
稲妻が途中の対象に往復で2度命中しても、ダメージは倍化されない」
一息つく。
「これで判ると思うけど、呪文は物理的現象を直接呼び出す、作り出すものじゃない」←少なくともダ…、このシステムの魔法は(笑)
うん、そう感じる。
「どちらかと言うと、概念に干渉して、それに伴って物理現象が発生する。みたいなイメージかな?」そんな感じだと思う。
さっき狐が言っていた得手とする固有能力、
猫又の水や風も流体操作の概念的干渉だろうし、
狐の幻術、火もおそらく、波動や波長、波を操作する概念的な干渉の一部なのだろう。
狐の幻術が、光の明滅などによる外的な催眠による精神干渉か、生物の神経系に直接働きかける電気的な信号に対しての干渉なのかはわからないけれど。
「○○く〜ん、話がとんでるよ〜。
「マスター、ゲームの呪文、魔法の解説を進めて欲しい。
パーティーリーダーとしての進言だ(笑)」
わかったわかった(笑)
「で、ダメージを与える呪文だけど、」そう言いながら、
クエンサンと女魔法使いを移動させて、仲間から離れた所で相対させる。
後編4へ続く
-カクヨム版あとがき、解説-
『迷宮と竜』で、5、6レベルからの冒険は、だんだんと面白いものになるところなのですね。
赤箱レベルの
だから自分はチキン役で、ヤバい時に逃げてたった一人生き残り、シナリオ崩壊を逃れたこともあります( ̄▽ ̄;)←青箱レベルまで大事に育てたキャラを捨てるのは、さすがにね(苦笑)
本当に低いレベルのうちは、生き返らせる金額が見合わない時は見捨てられたりとか、1レベルくらいの時はわりとあるのですね(苦笑)←自分にも覚えがあります。見捨てられてキャラを作り直した(^_^;)
だから、苦労して育てた自らの
魔法に関しての概念のお話は、まあ余談ですね(苦笑)
ゲームのルールだから(笑)と、そうやって済ませることもできるのですが、
当時、セッションをしながら仲間たちと、
ゲームや遊びは、そうやって真剣にやるから面白いのですね(^ω^)
そこは一人で遊ぶコンシューマーゲームとは異なるところだと思います。
MMOなどのネットワークを通じたゲームは経験していないのですが、それに近いのかな?
ただ、マスターとプレイヤーとのやり取りのなかで、ルールを曲げながらも物語として納得できる行動、演出を決めるというものはTRPGならではの(人間同士での話し合いでしかできない)遊びの部分ではありますね。
競技のように厳格なルールに基づいたゲームも面白いのですが、
ゲームマスターというのは審判というだけの存在ではない(一緒に遊ぶゲーム仲間の一人でもある)ので、そこはTRPGの面白さというか、自分がTRPGを好きなところですね(*´∀`)♪
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