第8話 世界創造6-6 セッション幕間劇前編
●月●日、世界創造6日め、前日譚1-5のつづき、魔法解説
シナリオセッションをしよう、幕間劇 前半
PC、四人
アブラゲ・ムハンマド、男、戦士、レベル6、性格秩序、リーダー、プレイヤーは狐
かずみ(フィーア)、女、エルフ、レベル5、性格中立、
ミュー(ゆうき)、女、僧侶、レベル6、性格秩序、プレイヤーは座敷わらし
まいど+(ぷらす)、女、盗賊、レベル6、性格中立、プレイヤーは猫又
NPC、二人
クエンサン、男、戦士、レベル6、性格中立
スリップ、女、ドワーフ、レベル5、性格秩序
5の続き、
あ、魔法解説しなきゃ←主に座敷わらしのために(笑)
えーと、
「みんな時間大丈夫?」自分的にはセッション続けてもいいし、適当なとこで区切りをつけてもいい。
ちょっと頭の整理したいかな(苦笑)
セッションは、まとめてやる方が好きだし面白いんだけど。
「時間?○○くんキャラメイクで結構かかっているんじゃないかな?
(時間)大丈夫なの?」狐さんから質問に質問で返された。
説明が悪かったか。
「え〜と、やるかやらないかだけ決めてくれないかな?
「セッション始める冒頭の説明から、この部屋は自分の世界(TRPG世界)の一部となっているから時間は大丈夫、好きに出来る。瞬間でも永久でも、逆行も。
この中(世界)ならいくらでも大丈夫。一年過ごしても、現実世界でなにも変わってない(時間が経ってない)状態で帰ってくることができるよ。
「
VRMMOなんかで良く使われるようになった、時間圧縮みたいな感じ?」
クロックアップ、
VRMMOとかゲームの時間を長く取るために、
1時間を5時間にしたり10時間にしたり←VRMMOは1時間を1日ないし2日に設定しているのが一般的らしい、そういったことが出来るようになってきている。
昔より時間の認識がだいぶ変わってきているな(苦笑)
どこぞのVRMMOアニメでログインしてゲーム内で宿題してたみたいに、
将来、(未だ無い)VRスクールで、クロックアップして効率的に教育課程を行う時代がくるのかもしれないな(笑)
睡眠学習から発展した技術だったかな?逆だったか、ちょっとはっきりしないけれど、
そういう覚醒学習?、VRMMOのようなネット環境を用いた学習、訓練という研究もあちらこちらで、やっている(らしい)し、
ゲーム(VRソフト)みたいな
そのうちゲームみたいに必要な技術、知識を買って、学校で勉強する必要の無い時代がくるかもしれない。
というか、たぶん来るのだろう(笑)
静かだな…?
あれ!?みんな黙ってしまった。
こっちを見ている。
おれ変なこと言ったかな(汗)
「○○、ネットのクロックアップはそんなに便利で融通の効くものじゃないぞ。
現実の30分とか1時間をゲーム時間で1日にしてるんだが、決まった時刻、制限時間内だけだし、大体がイベントでしか使えないんだよ。参加人数とか、いろいろ問題があって」かずまに指摘される。
えっ!?そうなの?
狐さんのため息。
「○○くん…。
ネットのことは知らないけど、
あのね、私たち(代行者)って、ふつうはそんなふうには(世界を使うことは)出来ないの」狐がそう
「世界(代行者の領土、縄張り)の造りはだいたい三つ。私、座敷わらしちゃん、猫又ちゃん。それぞれのタイプがそう。たまたま違うタイプが揃っているから、それで説明するね」と、説明を続ける狐。
人差し指を立てながら、
「ひとつは私みたいな世界。わたし自身の思い出、記憶に根ざしている世界で止まった時間のなかにある。
一定の時間、私のばあいは一年を繰り返してる。時間的な操作はできない。
外の世界との時間差はあんまりないかな、わたしの場合ほとんど同じ。現実の時間、季節に合わせて世界が動いてる。
世界はだいたいが広い敷地を持っていて、私のはこの街、この地域くらい。
そして土地、地域に縛られていて場所は動かせない。決まった出入り口から移動出来るだけ。
私は神社の参道、鳥居とでこの現実の世界と繋がっている。
「そして、使える力は大きい。
土着の土地神、あやかしなんかがよく持っている力だからかな(笑)」
中指を立て、
「座敷わらしちゃんのは、○○くんのに似てる。
自分の世界の中ではかなり自由に法則を操作できる。
例えば、割ったコップを割れなかったことにしてもどしたり、割れないほど頑丈にしたり。
こぼれてカーペットに吸い込まれたジュースを巻き戻すみたいにコップに戻したり。
ジュースの数を増やしたり、いろいろできるけど、力は弱いの。
「それに世界は小さい。完全に操作できる範囲はこの部屋くらいの広さ。
さらに弱い力に限定して範囲を広くしても、この建物を含めた敷地くらいかな?影響を与えられるのわ。
そして場所は移動できない。ただ、出入り口を幾つか作れるし、離れた場所とつなげられるので、まあ私の(鳥居だけ)より便利かな(笑)
座敷わらしちゃんは、○○くんの部屋のドアと裏の菜園と、あとどこかあったよね?
「座敷わらしちゃんの力は小さいけど、神さま達が持っている力、世界に似ているから、ひよっこ神さまの世界とか
そして薬指。
「猫又ちゃんの世界は写し身の結界なんて呼ばれてる世界。
自分が定めた実際の場所を区切り、自分の縄張り、領域を定める。
そして現実に重なり合う、そっくりの世界を作り出すの。
「土地に根ざさない、あやかしなんかがよく使うやり方で、わりとポピュラー(笑)
たくさんのあやかしとか代行者が使ってる。そこに
「力はそこそこ。土地の持つ力の大きさで力が上がったり下がったりする。世界の中はいろいろイジれるけど、でも中の時間の操作は大体できない。
あと、現実の世界と写し身の世界との出入りで時間差が起きることはあるみたい。うらしまさんとかのおとぎ話みたいなことが起きたりする。
世界への出入りは自由で、どこからでも世界へ移動できる。
移動の
猫又ちゃんの場合は…」
「はいっ、あたしは路地裏。猫だから(笑)」そういってにっこり元気よく手を上げる(笑)
笑って手を振り返す狐と座敷わらし。女の子の仲良しグループみたいで、なんかほっこりする(笑)
「猫又ちゃんとかの世界の一番の特長は、場所(世界)が移動できること。
行った先を結界で区切り、世界を作る。
その結界の領域から力をもらう、あるいは奪う。
だからあやかしの縄張りとか、
そして四つめ。なぜか親指を立てる。
「○○くん、あなたの世界は力が大きくて、広い…、いいえ広大な領域を持ってる。
わたしが直接知ってる神様は、稲荷様ともう
力自体は及ばないと思うよ。でもわたしくらいはあるよね?もっと大きいかも。
「そして猫又ちゃんの世界もわたしの世界も、大元の世界から外れることはやれない。
ある物は直したり、少しならイジれるけど、全くのゼロからは無理なの。無いものは作れない。
無から何かを作り出せるのは座敷わらしちゃんの世界だけ。
あとは神様だよね、代行者じゃなくて。
「そう簡単に時間操作、そして創造は出来ないの。
それに○○くんの力、土地や地域に根ざしてないよね。
それは座敷わらしちゃんや神様の力と同じ
最後の指を立てる。
「何よりも、代行者って二つの世界を持っていないの。
○○くん使ってないけど、今作っているTRPG世界以外に猫又ちゃんみたいな結界タイプの世界持っているでしょ?
「何事にも例外はあって、神様は複数の世界を持ってることもあるって聞いてる。
「それに世界の譲渡はできるって聞いたことあるから代行者でも複数の世界をもつことはあるらしいけど、少なくとも、わたしは実際に知らないし、譲渡したひとも、されたひとも見たことない。
世界を譲渡するって事は力を失うことだから」
狐は首を振りながら、
「○○くん、ほんと規格外にも程があるよ(ため息)
たぶんねー、根拠のない推測なんだけど、」ちらりとこちらを見ながら念押し。
「代行者がそれぞれ持っている得手とする力、固有能力ってのかな?
それは知ってる?
「私の火や幻術だったり、猫又ちゃんの風や水みたいな、その個人が得意な、固有の力がそうで、
○○くんの場合はもしかしたら世界なのかな?
そんなかんじ(笑)」
「あとは、力の大きさがそのまま個人の強さにつながらないことは覚えておいて。
力はわたしの方が猫又ちゃんより大きいけど、猫又ちゃんの方が強いよ。
争ったら勝てない。私じゃ全然かなわない。
これは力の相性というより、能力の熟練の問題。
わたしは猫又ちゃんみたいに、巧みに力を使いこなす人を知らない。
似た人は知っているけどね、猫又ちゃんは規格外(苦笑)
「でもねー、○○くんは論外。
たぶん、神がかり的な猫又ちゃんの技を、
力だけで丸ごと吹っ飛ばせるレベルだよ♪
二つの世界を上手く使えばね(笑)」そう言ってにっこりVサイン←いや二つっていう意味何だろうけど(笑)
狐さん、ちょっと可愛い♪
猫又のにやにやと座敷わらしの不機嫌な感じ、視線を努めて無視(汗)
「すげーな○○、チートじゃん(笑)」かずまがちゃかす。
うるさいよ!!リアルチートなかずま(怒)
セッションから追放するか?(暗笑)
……ま、やらないけど。TRPGのメンバー貴重なのよ、特に
でも、ゲームサークル内での色恋沙汰は止めてね(笑)それで崩壊したサークルもセッションも知ってるし、前の時にも経験してる(苦笑)
あれは最悪。いかん、パンドラのフタが開きかけた。締め直し締め直し(汗)
「い〜んだよ。別にどうでもいい、TRPGやるのに便利な(力って)だけ」TRPGできればそれでいい。
「うわ〜、無駄チート(笑)」とかずま(苦笑)
「うるさいよ!!(笑)」
あ、座敷わらしがお茶の準備に立った。
もう続けるのは決まったようなものだけど、
いちおう念押しで確認し直すか。
「で、どうする」
「「「続ける(笑)」よ」♪」
はは(苦笑)だよね〜。
じゃあ改めて休憩のあと、一番わかってない座敷わらしを真ん中に据えて再開するか(笑)
後半に続く
-なろう版まえがき、あとがき-
えらい時間が経ってしまった(・・;)
消えたお話の再生(一から書き直し)です。
筋、プロットはまだ頭に残っているつもりなんですが、書き直すとなぜか伸びるんですよね(苦笑)
書きたいところが増えるからか?、不備に気がついて説明を追加しているからか?
よくわかんないんですけど(笑)
前後編は予想外でした。
ラノベなんかのあとがきでそんな話を目にしますが、やっぱりみんなそうなんですかね?(゜ω゜)
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後編、セッション上の魔法とかのパートはこれから再生、書き直します(苦笑)
お待ちくださいませm(__)m
-カクヨム版あとがき、解説-
この後、後編は伸びました、延々と伸びました(;´д`)
前編が1つ、後編は8つ( ̄▽ ̄;)
困ったものです(^_^;)
お付き合いいただければ嬉しいのですけれど(>_<)
伸びた理由は、事情でデータを複数消してしまったことが原因で、
記憶から再生処理したことで伸びたのだと、なろう版のあとがき、まえがきでは書きましたが、
でも、消えなくても伸びただろうと、今では思っていますね(苦笑)
自分の見積りの甘さです(;´д`)
----
えーと、なんでしょう。
解説のネタ、
この章はセッションとは関係しない雑談というか、主人公世界のゲームの話と、あやかし、神々の代行者と言われる存在の話ですね。
いろいろなところで、この世界の背景設定を書いていますが、
まあ、ほぼ現代の世界と、文明的には変わらない世界です。
ネットワークの環境や操作が現代よりもすこしだけ進んでいて、電脳世界へ感覚を接続できる仮想現実世界へのアプローチが始まったばかりであるところと、歩行機械の研究が進められて、土木機械などに多脚仕様のものが存在することが多少違うのでしょうか。
おそらく、これらの技術を組み合わせた無人、電脳制御機械や、軍事兵器の研究はなされているのでしょうね。お話の中にそういうものを語る場面を作ることは、今のところ予定はされていませんけれど。
あとは、この世界には、神やあやかしが存在するので、主人公やメインキャラ達の力についての説明をざっくりと書こうと思っていたことを、ここでやっと実現いたしました。
主人公の持っている第二の世界といわれた結界型のものは、先代代行者である主人公の契約神から引き継いだ、竜神の封印空間を預かった副次的効果と思っていただけるとありがたいです。主人公の世界の大きさ、強さも、その辺りからきているのかなと思っていますが、具体的な設定はありません(苦笑)
まあ、だんだんに弱くなる(コントロールできなくなる)力ですし、あまり決めなくてもいいかなと(笑)
今回はこんなところでしょうか。
それでは、
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