第7話 番外エピソード SPの話より

-カクヨム版まえがき-

これも虫の話です。嫌いな方は飛ばしてくださいませm(_ _)m

また、この話は猫又が呪文選択の際、ウェブ(粘体)の呪文を拒否っていたのかというネタの元となった話が書かれています。




×月×日 SPの話(笑)


「バカぁっ、あたし帰る〜!!」

珍しく猫又が泣き言を言い出した。


ちょっと前にかずまと話してた、

珍しいクモの話から、

セッションに巨大蜘蛛を出した。


ルールにある巨大蜘蛛の亜種で、


 巨大投網蜘蛛→長い前4肢の間に四角い網を作り、獲物に被せて動きを封じ、捕獲する。←元ネタはメガネグモ、オーガフェイス・スパイダーとも言い、8個の眼うちの2個がデカくてとても強面。

能力はデカいやつそのまま。と、

 巨大投げ縄蜘蛛→糸の先端に粘着力の強い粘液の玉を付け、それを振り回して飛行している獲物にぶつけて捕らえる。←元ネタは同じ名前のクモで、別名、カウボーイスパイダー(笑)

蛾を引きつけるフェロモン物質を使い、寄ってきた蛾を捕獲する。

メガネグモの近縁らしい。やはり眼が2個大きい。

デカい方はフェロモン誘引は付けず、単純に粘液の玉を振り回してぶつけて手繰り寄せて捕らえるだけにした。


それを作ってシナリオに出したら、泣いて嫌がられた。


クモの巣のネバネバ、嫌いなんだな(汗)←女の子だもんな。

「ごめん、猫又。

このシナリオ封印する(謝罪)」


「ほんと?

もう出さない?」


「ごめんなさい。

二度とやらないから」


「うん…、

じゃあ、もう少し遊ぶ」

涙を拭いながら、猫又はちょっと笑ってそう答えた。



セッションを遊び終わって猫又と別れたあと、

狐とかずま、二人と少し話した。

「猫又に悪いことした(反省)」


「おれもクモの話題、気をつけるわ。

「でもな、

あの猫又、可愛かったな…」


「ああ…」とても可愛い、ドキッとした。

普段と違った面が、予想外に魅力的なのかな?


「○○くん…。かずまくんも、

猫又ちゃんに二度とやっちゃだめ」


「やらないよ!!」

釘をさす狐に、答えるかずまと、相づちを打つ自分。

「うん、やらない」

仲間がほんとに嫌がっていることをやる趣味はない。


稲荷狐、ため息をつくと、

「あのね、猫又ちゃんが嫌がるからだけじゃないの」


「「?」」


「あれ以上やると、あの子、キレるから」


「「え?」」

どういうこと?



狐の語ったことだと、

先代の代行者(自分の神様)が、

可愛い反応をする猫又をからかい、いじめ過ぎて、

キレた猫又が先代を殺す勢いでぼろ雑巾のように叩きのめし、

ほうほうの体で、街中を逃げ隠れする彼ごと、街を火の海にする猫又の様子を語ってくれた。

「あれは本当に鬼のようだったよ(汗)」


見たいなら、狐の記憶している様子を見せてくれるといったが、

自分もかずまも、丁重にお断りさせていただいた。

話だけで満腹です(汗)


先代代行者の彼(神様)は、街が元の形を取り戻すまで、かなり苦労して修復を繰り返したそうだ。


さすがにやり過ぎたと思ったのか、気まずい顔をしながら猫又も作業を手伝っていたとか。



最後に狐が言った。

「あれは猫又ちゃんの弱点じゃないの。

あれは逆鱗(苦笑)」


「キレたら、

○○くんだってかなわないかもよ」

先代も、死ぬかと思ったと漏らしていたらしい。


「だからかずまくん、死んじゃうから絶対にやっちゃだめ(真剣)」



あるセッションのあとの、いつもと違った日常のお話。



-なろう版まえがき、あとがき-

また、セッションからこぼれたお話です。


虫シリーズ(笑)、いやたまたまです。

キャラやお話のシーン考えるとこんなのがいろいろ出てきますが、

なんとなく形になったのが出て来ましたので、また出してみましたm(__)m



自分、田舎の人なんで蜘蛛はあんまり嫌いじゃないです。コミカルな感じはけっこう好きです。

クモの巣は嫌いですけど(苦笑)


でも、手のひらくらいのアシダカグモ、あれは驚きますね(^ω^)

動きも速い速い。さすがGハンターだけのことはある\(^_^)(^_^)/

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