第4話 世界創造6-1 セッション1-4


TRPGろーぷれ日記 きみのいるセカイ


●月●日、世界創造6日め、暫定 前日譚1


シナリオセッションをしよう、1-4



プレイヤーの方針、セッション時点

かずま→

セッションを楽しむと、狐、猫又への興味が半々

座敷わらし→

恋愛シチュエーションを楽しむ、主人公と遊ぶ

稲荷狐→

TRPGセッションを楽しむこと、セッションの完結、成功

猫又→

楽しめるなら、なんでもいい(笑)

セッションの成否は関係なし



PC、四人

アブラゲ・ムハンマド、男、戦士、レベル6、性格秩序、リーダー、プレイヤーは狐

かずみ(フィーア)、女、エルフ、レベル5、性格中立、参謀役サブリーダー、プレイヤーはかずま

ミュー(ゆうき)、女、僧侶、レベル6、性格秩序、プレイヤーは座敷わらし

まいど+(ぷらす)、女、盗賊、レベル6、性格中立、プレイヤーは猫又


NPC、二人

クエンサン、男、戦士、レベル6、性格中立

スリップ、女、ドワーフ、レベル5、性格秩序



3の続き



「さて、

みんな決まったかな?

選んだ装備、一人づつ紹介してもらえる?」


ここまでが前回



「NPCから話そうか?」


皆がうなずく。


「じゃ、

クエンサンから、

プレート+1(エレクトリカルダメージ)、

ソード+1(ウィッシュ)、

スペルターニングリングの三つ」


「少なくね?」とかずま。


狐は、

「NPCだからいいんじゃないかな(笑)」

さすが狐さん、わかってらっしゃる。


剣と鎧は付加能力有りで強いしな。

エレクトリカルダメージ、どちらかというとNPC装備ではないが、

まあ、ビジュアルで見たかったんだよ(笑)


昔、手に入れたこともある。


ただし、当時のDM(ダンジョンマスター←GMのこと)は、

ハウスルールで、指輪も鎧も、マジックアイテムは、魔法でそれ自体をサイズ調整するというルールは無しにしていて、

当時、奪った鎧は人間用。

自分のPC、エルフでは人間用の鎧を(身長、体格が違うため)身に付けることができず、泣く泣くあきらめた。


たとえ敵を倒して鎧を奪っても、人間用だと着れず、加工調整の出来る鍛冶も見つからないため、あきらめて魔法のプレートメイルは人間のPC、NPCに譲りつづけ、

自分は人間用の魔法のチェインメイルを袖まくりして、ブカブカのまま身に付けていたのだった(苦笑)


まあ、昔の笑いばなしだ。


話をもどして、

鎧のエレクトリカルダメージは、帯電付与能力ありということだ。


コマンドで、鎧が帯電状態となり、

鎧表面を火花が飛び散って、ビジュアル的にかっこいい(笑)

が、

周りからみれば、迷惑このうえない印象(苦笑)


実質的な能力は、相手の直接攻撃を食らった時に、電撃の返礼を行うというもの。

効果は1日1回だが、かなりの被害を与えるために、

この能力の回数制限を知らない相手に、再度の攻撃を躊躇ちゅうちょさせる付加効果?がある。

電撃系のダメージ減少もあったかな?違ったかな?


そして、ウィッシュは願いの能力。

端的に言えば、なんでも出来る。

その願いが聞きいれられればだが(笑)


例えば、

敵からの命中した攻撃を、無かったこと(無効)にするのは有りだろう。

呪文で死者をよみがえらせる様に、死者復活も有りだ(まあ、あまりに大昔の対象でなければだろうが)。

呪文や生命力の回復も大丈夫だと思う。


ただし強力な、

自身の身の丈に合わない、能力増加やレベルアップなどは、恒久的でなく、一時的な効果として発現するだろう。


強力な道具、武器を顕現、出現させ、所持し続けることも出来ない。

せいぜいが一時的な貸与だ(笑)

まあ、こんなアイテムのことだ↓

あるシナリオのキャンペーンボスの悪魔が持っていた剣とむちみたいな武器、

どちらも+5で、攻撃対象が人間の場合は+10として機能し(vs能力あり)、

スライシング(命中判定がクリティカルのとき、対象が生命体の場合は、効果判定失敗で即死。成功したならダメージ3倍という、どちらにしても被害甚大というインチキくさい能力)が付加されていた。


こういう武器は本来、(常識的な)PCが持つべきじゃない。まあ、マスタークラス(26レベル以上)の武器ものだし(苦笑)


まあ、一時的に使わせるだけなら状況で持たせるのもありだと思うが、願い自体却下するDMもいるかもかな(笑)


こういうアイテム、剣だったり指輪だったりする願いウィッシュの能力を持つ魔法の道具アイテムは、

強力過ぎる効果のため、回数制限、一定回数しか発動出来ない使い捨てである。

まあアイテムとしてはレアなものだ。



そして最後のひとつ、

スペルターニングは呪文反射能力。

所持対象への直接呪文(空間を対象とする範囲呪文は除く)を、相手の呪文発動者に送り返す効果がある。

これも一定回数の使い捨てだが、そこまで(願いの指輪ほど)強くない(ただしオートガードなので、状況によって非常に便利。呪文に似た効果には無効なのと、仲間の支援、回復呪文も反射するので注意)。

どちらかといえば比較的ポピュラーな、目にすることの多い魔法の道具である。



さて、

これでクエンサンは、直接攻撃、間接攻撃(呪文)に対して敵対者に痛い目を見させる、パーティーの盾となった。


回復は出来ないが、完璧超人を作る気はないし、

ヤバげな時は、ウィッシュで仲間(パーティーメンバー)のフォローが出来るだろう(笑)



「もうちょっと持たせてよ」と猫又。


猫又、(アイテム)増やさせて、後で借りて返さない気だな(苦笑)


「じゃあエルブン・クローク(笑)は?」

消えるエルフのマント。5/6の確率で姿を消せる。

これを強いとみるかは、個人の見解による。

猫又がOKサインを出している(笑)


100%の確率で確実に視界から消えることのできる、インビジブルリング(透明化の指輪)の完全な下位互換であるエルフのマントは人気がない。気がする(笑)

でも欲しいのか猫又(苦笑)


三つでなく四つになったな…。まあいいか、クエンサンはもう充分以上だ。



「で、スリップ、

バトルアックス+1、プレート+1、

それにリジェネレーションリング、リーディングヘルムの四つ」


ある意味、彼女(スリップ)も盾だ。


バトルアックスとプレートメイルは説明省略。


説明が前後するが、

リーディングヘルム(文章読解の兜)は使用者に、自身が知らない言語の読解力を与える。


あくまでも文章に対しての読解力なので、会話は出来ない(笑)


そして、スリップの所持アイテムの肝はこれ、

リジェネレーションリングだ(笑)


一定時間ごとに生命力を少しずつ回復させる。

そして、通常では回復しない傷、肉体の欠損なども再生し回復させてしまうという優れもの。


自力での回復が出来ないキャラが欲しがるアイテムだ。


指輪を渡せば他人も使えるしな←これがこのアイテムの利点であり、やっかいなところでもある(笑)

(考えて使うことで)継戦能力がだいぶ変わる。



「あ、いいなぁリジェネレーション」とかずま。


「取るなら変えるし、ダブってもいいよ。」

自分は提案したけれど、


「いや、いい」と、かずま断る。


「借りるからいいよね、かずみちゃん♪」

猫又…、やはり借りる気か(汗)



PCの番だ。

「ミュー(座敷わらし)先に言う?」自分の問いかけに、


「じゃあ、私から」と狐。


「アブラゲは、

トゥハンドソード+2、プレート+1、インビジブルリングの3つ」


…なんというか、

非常に男前な狐らしい(笑)

シンプルな攻撃型だな、若干応用が利くように、透明化か。

一般的な強さは、やはり定番であり心強い。←シナリオバランスもとりやすいしね♪


ただちょっと物足りないかな?強いけど常識的。

PCなんだからNPC装備より何か、もう少し優遇したい。

何かもう一品くらい渡すか?

他のPCやつらの選択見て狐に提案しよう(笑)



「じゃ、あたしだね(笑)」と猫又。


「まいど+は、

ノーマルソード+1(インテリジェンス)、」


「インテリジェンスはダメ!!」とダメ出しする。


「え〜っ

SPスペシャルパワーEXエキストラダメージは〜?」


「ダメっ!!

面倒くさいんだよ、知性ある剣は」

キャラひとり増やすのと変わらない。

それにEXダメージの効果。一定時間、命中時ダメージ4倍とか、意味わからん(汗)


スライシング効果を付加された剣もシャレにならんが、まああれはクリティカル。確率は推して知るべし←人によってヤバいってね(苦笑)


ただ、EXダメージは通常命中で効果発生だから、連チャンで当てられると、目も当てられん(汗)


「しゃべらない無口な剣でいいからぁ♪」


「まいちゃん、あんまりワガママ言っちゃダメです〜っ」

と座敷わらし。


「「えっ?」」

誰?


「まいちゃん?

あー、あたしかぁ(笑)」苦笑いな猫又。


「しょうがないなぁ、座敷ちゃん、ミューちゃんに免じて無しでいいや(笑)」

猫又、まいどのキャラシート、剣のインテリジェンスの項目に線を引き、消す。


「ソード+1の後は、スペルストアリング(ファイアボール、マジックミサイル、スリープ)、スペルストアリング(キュアライト・ウーンズ、プロテクション・フロムイビル、ライト、ホールドパーソン)、

そしてジャイアントストレングス・ガードル(笑)」


イヤなところ選びやがる。さすが猫又(汗)

というか、スペル複数保管かよ!!

OKだっけ?、ルールだと1-6個!?


…。ファイアボール6個とか言わないだけマシか(ため息)


「一応、それぞれ呪文レベルの合計は、3+1+1、1+1+1+2で自分のレベル以下、個数もダイスの期待値3.5くらいに合わせたけど」一応確認する猫又。


はいはい、ありがとうな猫又(苦笑)


えーと、

スペルストアリング(呪文保管の指輪)は、その名の通りに呪文を保管する。


指輪の製作段階から決められている呪文を保管し、あらかじめ指輪自身に呪文をかけておくことで、コマンドにより一回だけ発動させることが出来る(かけなおすたびに呪文は消費されるけれど)。


事前に呪文をかけて準備しておけば、見かけの魔法使用回数を増やせるし、

何より、この指輪は魔法使い以外でも使用出来る(魔法使い呪文の効果を発生させる大抵のアイテムは、魔法使い以外には使えない。僧侶用の魔法のアイテムも、まあ制限は同じだ)。


これを魔法使い以外が使えば、魔法使いが複数いるかのように魔法をかけることができるし、魔法攻撃のDPR(ラウンドあたりのダメージ量)を一時的に増やせるわけだ←インチキくさい(苦笑)


それと、ジャイアントストレングス・ガードル(GSG)

リストから外しておけば良かったかな(汗)


呪文保管の指輪と同様に能力は化け物ではないが、

やはり使用用途が広く、イカサマくさい使い方ができる。


巨人(ジャイアント)の力を与えられ、

巨人相当の命中率(かなり攻撃が当たりやすい)、素手でのダメージも巨人並みになる(武器使用の場合はダメージ2倍)効果を得るアイテムだ。


あ、ヤバい!!加速(へースト)、エリア内の対象を加速させ、行動回数を増やす効果だ。


呪文発生回数は増やさないけれど、GSGと組み合わせれば、2倍 x 2回攻撃で4倍。EXダメージと変わらん(汗)

↑猫又、だから加速の呪文か…、シャレにならん。


EXダメージ却下して良かったぁ(汗)

加速 + GSG4倍 x EXダメージ4倍で16倍は怖すぎる(ため息)


そういえばGSG、

名前がベルトでなく、なぜガードルなのかは不明(笑)

ルール説明文章はベルトなんだな。


やっぱりこれ、+2相当にしとけば良かったかな。

「あの〜、猫又さん…」


「ダメぇ(笑)」猫又、腕バッテン(苦笑)


「そっちも却下したんだから、こっちもね(薄笑)」


はあ〜、しょうがないか。

こいつ、攻撃過多なタイプ目指しているな。しかもチートな方の(汗)


魔法戦士枠エルフのかずま形無しじゃん。


というか、呪文保管はかずまだけじゃなく、座敷わらしにも入れてもらう気なのか?、しかも複数(汗)


「猫又、座敷わらしには頼んであったのか?」


「ん?座敷ちゃん、呪文入れてくれるよね(笑)」


「いいですよ〜(笑)」ツーカーだな、阿吽か。


「ね(笑)」

そうですか…、



5に続く



-なろう版まえがき、あとがき-

情報を伝えるって、たいへんですね(^ω^)


アイテムの名前を羅列られつしただけのプロットだと、2章めくらいに村を出てるはずなのに、まだ村の門もくぐってない(゜ω゜)


主人公の説明モノローグばかり長くなって、これでいいんかいな?(* ̄∇ ̄*)

と思ったりします。

もともとそういうスタイルのお話なんですけど、

ちょっと心配\(_ _)



遅筆ですね。

怠け者なのも原因ですけど、

ネタは溜まってます。先週お話の取材に出かけたので、

アイデアは4、5編分くらい貯まりました♪

でも、形になるかは別なんですね(苦笑)


がんばります(  ̄ー ̄)ノ



-カクヨム版あとがき、解説-

みなはらのプロットは甘いのです(;´д`)


アイテムの選びの話は、次回で終わります。

アイテムは終わりますが、まだセッションに入るまではかかります( ̄▽ ̄;)


できればお付き合いいただけると嬉しいのですけれど(>_<)

見ていただきありがとうございましたm(_ _)m


----


さて、

『迷宮と竜』の魔法のアイテムについて、少し説明いたします。

このセッションでプレイされる、青箱エキスパートクラスまでの冒険者では、魔法のアイテムというものは自ら製作するということはまずできません。

(疑似物品として、物体に対して掛けられる『永久光コンティニュアルライト』、『永久闇コンティニュアルダークネス』を用いたアイテムくらいでしょうか。ランタンの芯に呪文ライトを掛けて、油のいらないランタンを作ったり、銅貨や小石などに呪文ライト逆呪文ダークネスを掛けておき、戦闘や逃亡の牽制に使ったりしたのは懐かしい思い出です)


このクラスだと、アイテムを手に入れるためにはダンジョン探索などのセッションで手に入れる場合がほとんど、というかそれ以外の状況の経験は皆無ですね(苦笑)


自分のDMゲームマスターは、セッション内の冒険者の宿でアイテム鑑定や買い取り呪文、スクロールの購入など認めていましたが、高いし品薄でしたので、鑑定以外利用したことはほとんどありませんでした。


緑箱コンパニオン黒箱マスターになって、やっとアイテム製作、ゴーレムやガーゴイルなどの人造生命コンストラクトを創造することはできるのですが、莫大な費用や時間を掛けて作れるものは、赤箱ベーシック青箱エキスパートクラスのものなので、まあ、実用に足りないというか、セッションで手に入れた方が楽だね(笑)というか、世の中はそういう世知辛いものです(苦笑)


あとは、武器アイテムに書かれている、+(プラス)数値ですが、武器の命中率、ダメージの両方に対して修正がされます。命中のためのダイスが20面ダイス、ダメージのダイスも4面から10面までと差がありますが、ダイス一個分のダメージに対しての修正なので、プラス数値のひとつ分上昇はかなり大きいものになります。(ざっくりですが、片手剣でいうとダメージ8面の武器なので、+1の魔法の剣は、命中率5%上昇、ダメージ20%以上上昇というくらいのアイテムということになりますね)


3話のお話の中の、とんでもアイテムと言っていた『竜の杖』はロッド+5相当。命中率25%上昇とダメージダイス8面で、総合ダメージ2倍以上ですね( ̄▽ ̄;)


今回のお話での、黒箱ボスの両手剣のvs人間+10、即死付加なんてものは、もうなんというか…。

命中率50%上昇のうえで、ダメージ10面、ダメージ3倍、クリティカルで即死か更に3倍の、総合ダメージ9倍という…。書くと本当に意味わからん武器ですね(^_^;)

あのシナリオ、よく勝てたもんです(;´д`)


青箱クラスのパーティーメンバーだと、普通は+2武器は超強力アイテムですね。

+3は国宝クラスです。(事実、+3の国宝剣を、シナリオで国を救ったお礼だと言って、国王直々に見せられた事がありました。←自慢?)



また、長々と失礼しました。

それでは、

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