第3話 世界創造6-1 セッション1-3
●月●日、世界創造6日め、暫定 前日譚1
シナリオセッションをしよう、1-3
PC、四人
アブラゲ・ムハマンド、男、戦士、レベル5→6、性格秩序、リーダー、プレイヤーは狐
かずみ(フィーア)、女、エルフ、レベル4→5、性格中立、
ミュー(ゆうき)、女、僧侶、レベル6、性格秩序、プレイヤーは座敷わらし
まいど+(ぷらす)、女、盗賊、レベル6、性格中立、プレイヤーは猫又
NPC、二人
クエンサン、男、戦士、レベル5→6、性格中立
スリップ、女、ドワーフ、レベル5、性格秩序
経験点30000点→32000点に変更
2の続き
猫又が聞いてくる。
「マジックアイテムは、
ここ(渡されたリスト)以外で選んでもいいの?」
「いいなら、あたし
はぁ!?
「ダメダメ!!」あんな馬鹿強いアイテム渡せない。←+5で、コマンドで小型ドラゴンに変身する危険アイテムだ(汗)
つまり、魔術師でも使える、剣や戦斧並みの威力な凶悪兵器(苦笑)
「あれは
お前(のPC)は
「じゃあ、
アクセサリーブック(マジックアイテム集)のアイテムとかは?
「オッケーなら、
「ダメダメ!!」
猫又、やたら詳しいな。
↑ちなみに、
武器庫のバックルは、ベルトのバックルについた小物入れに武器のミニチュア(剣や槍、弓矢など)が入っており、コマンドで実物大になり、実際に使用できる(汗)
板金鎧のバックルは、名前のまま、着るものに関係なくバックルの効果で板金鎧並みの
どっちも隠密行動向けというか、意表をつく行動ができる。「盗賊に持たせたらいかんだろう!!」というアイテムの類だ(苦笑)
こいつヤバい。気を抜くとエラい目に遭いそうだ(汗)
…時間掛かりそうだな、仕方ない(苦笑)
こういうキャラメイク、アイテム選びなどは一番楽しい時間だ。
自分だって時間かけたい(笑)
だから、
時間のない時に、事前にキャラを作ってくるように指定する時もあるけど、
まあ、こうやってワイワイとバカ言いながら作るのが楽しいのだ♪
自分は時間が許すなら、そうやって作りたい(笑)
それでセッションの一回めが潰れてしまったこともあった。
昔はけっこうあったな、そんなこと(苦笑)
TRPGやり始めは、作るだけで楽しいのだ♪
「○○、エルフ4レベルだから不利じゃね?」
「うん、そうだな。」
かずまの、こちらへの交渉のきっかけを、にこやかに跳ね飛ばす。←さっき、自分をからかった仕返しだよ(笑)
「ねー○○くん、
+2以上のアイテムはいいの?」
これは狐。
「+1より大きいアイテムは数値倍掛けで考えて」+2は4個分、+3は6個分だ。
「ええ!?」
複数の抗議の声。
「もう書いちゃったんだけど!!」
「○○、さすがキツくないか!!俺+2だとそれしか持てないぞ!!」
いーや、聞かない。
「+2以上のアイテム、強いんだよ」悪いけど譲れない。
「+1で能力付加有りとか、その都度聞いてくれる?」
「じゃあ+1のインテリソードならOKかな?(笑)」にっこりと猫又。
やべー、猫又グイグイ攻めてくる。
「インテリジェンスソードだ(苦笑)」
なんだ、そのエセ知識人みたいな名前?
「勘弁してくんない?
「インテリジェンスソード。どうせ
「わかってんじゃん!!(笑)」
魅力的な笑顔で笑いかける猫又。
あ、かずま今見とれてたな(笑)、ちょっとぼうっとしてた。
ダ、このTRPGシステム、…猫又、なんでそんなに詳しいの?
もしかして、ベテラン!?
さわやかな良い笑顔の猫又によれば、KYさんにいろいろ教わったらしい。
彼、KYさんは生前、
1レベルからイモータルまで育てたKYさんのキャラは、彼らのサークルゲーム内では、ドラゴンルーラーのザ・グレイトドラゴンとマブダチだったとか…。ほんとかよ!?
ドラゴンの
はあ〜。猫又の言うこと、こういう時はイマイチ信用できない(笑)
彼女は昔(昭和)の貸本マンガ世代で、既刊の貸本マンガはあらかた読破したとか、
夏目漱石先生の家の猫とはマブダチだったとか(苦笑)
生まれは室町の頃だという話は、どうやら本当みたいだけど…。
やべー(動揺)
猫又、ただでさえ厄介なのに、
KYさんにレクチャーされて、おれよりルールやシステムを詳しく知ってるってことか(汗)←自分、PCはエキスパートまでしか育ててないぞ!!
コンパニオンやマスターレベルは促成栽培PCでしかプレイしてないし、イモータルは未経験(動揺)
もて遊ばれる、どうしよう(汗)
「お茶入れて来ます〜。
「○○さん、私のゆうちゃんのアイテム、選んでください。
おまかせしますから(微笑)」
あ〜、やっぱりか座敷わらし(笑)
3人分、NPCはまあアイテム少なめ、適当でいいが、座敷わらしの分はちょっと真剣に考えないと。
「かずま、今使える呪文数の倍掛け分、各レベルの呪文を知っていることにしていいから」
「いいのか?」とかずま。
「素のままだとキツ過ぎる。それなりに冒険してきたって
「うん、サンキュー」かずまに感謝された。
甘いかな?(笑)
でも、システム関係の検証だしな、
少しは優遇しないと。
付き合ってもらってるわけだし、普段は優遇なんて絶対しないけど(笑)
でも猫又、お前にはやらないぞ。
そんな顔してもダメ!!
「かずみちゃん、加速の呪文とった?」
かずまに猫又が聞いている。
「え!?、取れないから」ぽかんとする、かずま。
「加速呪文は3レベルだからさ。
4レベルエルフは(魔法使いも)、3レベルはまだ使えない」
え!?
「だってぇ〜、○○(笑)
セッション、エキスパートレベルでしょ?
3レベル呪文、使えないってヤバくない?」
猫又わかってたな(汗)あれぇ!?、間違えたよ(動揺)
…どうするか。
魔法使い無し、ベーシックレベルのエルフが一人だけ、3レベルの呪文無しか。
うん、やはり訂正だ。
「ごめん、間違えたよ(謝罪)
魔法使いクラス、3レベル魔法使えるの基本で考えてたはずだけど…。
経験点2000点づつ足して、エルフと戦士はレベルアップ処理。
HPと呪文の増加。ST判定は変わらんと思うけど、確認して」そう言ってルールブックを渡す。
狐とかずま、顔を突き合わせてデータを直し始める。
嬉しそうな表情。
かずまと狐では、嬉しい意味合いがちょっと違うけどね(苦笑)
「かずまぁ、加速取るよね〜♪」猫なで声(笑)の猫又。
二人の間に割り込んでいく。
「じゃあさ〜」
猫又、きっとろくでもない話だぞ。
気をつけろ、かずま!!(笑)
「かずま〜、あたしの呪文保管指輪(《スペルストアリング》に、加速の呪文入れてぇ♪」
かずまにすり寄っている猫又(笑)
「え〜っ」嫌がるかずまに、
「お願い〜」と猫又、
胸を見せつけるポーズ(苦笑)
抵抗するかずま。
「オネェな私は、心も体も女なんだから効かないわ…」弱々しい抵抗だな(苦笑)
「だから、心も体も男の子なかずまに頼んでるんじゃない(笑)」
猫又攻める攻める(苦笑)
「あたしのポイントで加速の呪文スクロールあげるからぁ、あたしにかけてぇ♪」
「仕方ないなぁ、別にそうやって頼まれたからじゃないんだからね!!
仲間の頼みだから、断ると
なんか、ブレブレのツンデレだな(笑)
お前、アブラゲにくっついて来たんじゃないの?
当のアブラゲ(狐)は、わき目も振らずに集中してアイテム選びをしている(笑)
さすがTRPG大好物な狐だ。
自分も(座敷わらしに)頼まれたの決めなきゃ。やばいやばい(笑)
…しばらく時間を取ったのち、
「さて、
みんな決まったかな?
選んだ装備、一人づつ紹介してもらえる?」
4に続く
-なろう版まえがき、あとがき-
痛恨のミスですorz
----
PC(プレイヤーキャラクター)、NPC(ノンプレイヤーキャラクター)のレベル管理、間違えてました(・・;)
エキスパートレベル(魔法使いが3レベル呪文使えるの)、5レベルからなの、確認はしてたんですけど、どっかで意識が書き変わってたんですね。掲載前、昨日気付きました(;^_^A
1日悩んで、途中にミニセッション挟んでお話長くするか、冒険途中でフォローアイテム出して解決させるか考えてみたんですが、
NPCも含めて、金貨一万枚以上にもなる報酬なんて(システムとして報酬が経験点なので)、どう考えてもミニセッションじゃないし、アイテムでの救済もしっくりこなかったんで、
ここは○○(主人公)に、謝罪会見(笑)してもらうことにしました。
TRPGやっていると、こうした勘違いはよく起きますので(自分が粗忽だからですかね?)。
それに、もともとのお話の流れ、かずまと猫又、狐のシーンに、あまり違和感なく継ぐことができましたので、まあ有りかなと(苦笑)
お話が長くなるのは、もうあきらめ気味です(--)/===卍
さて、座敷わらしや猫又たちと話しして、アイテム決めなきゃです(笑)
-カクヨム版あとがき、解説-
さて…、
失敗したんでしたね。このときはゴロゴロと転がりたくなったのを覚えています(苦笑)
キャラクターのレベルアップのためのポイントというのは、『迷宮と竜』も他のTRPGやコンシューマーゲームと同じように、職業、種族によってレベルアップの
シナリオでやろうと思うことの内容と、キャラクターレベルが適切であるかの見極めは、簡単でも難しすぎても面白さが下がってしまうのですね。
だから既製品のゲームのシナリオには推奨されるレベルが書いてあったりします。
このクラシックと呼ばれるゲームシステムは、シナリオに書かれている推奨レベル以外に、赤、青、緑、黒、金と、レベルアップにしたがって解放されていくルール。魔法、モンスター、戦闘のシステム、報酬となる魔法の品や、広がっていく世界の説明、領地や迷宮などの経営、建築など。そして隠された世界、
キャラクターは種族や職業によってレベルアップの点数やレベル上限が決まっていたりなど、いろいろな要素が絡み合っていました。
魔法抵抗などの判定値が有利な人間以外の種族は、レベルアップのポイントが高めな傾向ですね。特にエルフは判定値、魔法使用、戦士並みの戦闘力と有利な点が多いため、レベルアップの点数はとても高く設定されていました。
また、人間以外の種族はレベル上限が低く設定されていました。←良くも悪くも『迷宮と竜』の世界は人間のための世界ということですね(苦笑)
長くなってしまいました。
それでは、
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