第20話 不愉快な勇者

隣の国に着いて変な奴に絡まれた


「お嬢さんそんなクソガキなんてほっといて俺と遊ばない?」


「遊ぶわけねぇだろどけ不愉快だ」


俺の一言がどうやら不快だったらしい


「はぁ!?俺は勇者だぞ?逆らってんじゃねぇ!!お前はその女を寄越せばいいんだよ!」


そう言ってこの勇者は剣を抜いた


「お前、なんのつもりだ?」


「この子らを解放しろ!解放しないというのなら俺が斬る!!」


みんなキョトンとしてるよ?


とりあえず


「はぁ〜人と話す時はお互いの話をちゃんと聞きましょうね勇者ちゃん?ウエポンロスト」


俺がそう言うと勇者の玩具聖剣は壊れた


「な!?俺の聖剣が!許さんぞ貴様!」


「ハイハイ、お前に許されないからって一体何になるの?ってかこんなのが勇者でこの世は大丈夫だと思うかい?2代目」


「いや、だめっしょ最初ウリエルで死ぬっすよこいつ」


「だよなぁ………」


「一体なんの話ししてるの?あの二人」


「ワシにもわからん」


雑談してる間に詠唱が終わったっぽい


「お前!大概にしろよ?ワールドエンド!!!」


「ハイハイ、マジックロスト」


勇者がかなりの時間を掛けて作った魔法は


パリンと虚しい音を鳴らして消えていくのだった




「はぁ〜もういいや、お前勇者じゃねぇし」


俺は勇者に向かって言った


「あいにく、ウチのこいつが勇者なんでな」


「はァァァァァあ!?」×4


あーもうっせぇな

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幼馴染と名前が同じ子+‪α‬との旅の話 コオリ🍊 @yuka128

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