第9話悲劇の終わり

俺は先代と話がしたいと思った

でもそれは今になっては叶わない

俺は王になった

横では勇者が泣いている

前にはボロボロの勇者の家族だった物

今では意識が生きているかどうかも不明だ


もう精神は死んでいるのかもしれない

ただ、そこには魔物達に殴られ続ける

女性がいた


その女性は花梨によって手を足を切られている

逃げることも抵抗する事さえできない体になってしまった


これで依頼は達成された

こうなる事は分かっていた

勇者は何もしていない

舌を切ろうにも切る舌はもう取られている


大切な物を守るべき物を目の前で壊される勇者


こんな物で心が満たされるわけがない


もう、俺が勇者を殺すか


「おい!聴け!!」


気が付けば俺は叫んでいた

「俺はここの王になった!」

異論があるかと思えば異論はなかった

むしろ俺を褒め称える者まで現れた

「聞いて欲しいんだがこの勇者をこの場で殺しても良いかぁぁぁあ!!!??!」

「「「「オォォォオ!!!!」」」」

どうやら反対する物はいないようだ


「すまなかったなカズヤ」

勇者カズヤにそう声を掛けると同時に


俺は勇者の首を飛ばした


彼は、彼の生きた証の血は

魔物達が吸っている


カズヤは最後に言った「ありがとう」は俺以外には聞こえなかっただろう


でも、勇者を殺したぐらいでは魔物達の復讐劇は終わらない


それを阻止する為に俺は全員を


そう、花梨さえも殺してしまった


俺は皆を殺す前に魔法をかけた皆元に戻る魔法だ


生物には必ず前世というものが存在する


俺は全員を前世に戻す魔法をかけた


この世界はもう、俺しかいない


さぁ、この世界を治すか


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

作者です

ここまでがプロローグになります

今回は短くなりましたが次の話は長めにします

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る