第8話教えてくれて先代

「あ、そういやさ姫様」

「何?蓮二君」

「俺生きた状態の勇者連れてきたから王様だよな?」

「そうね」

「ま、正式な儀式とやらは全部終わらしてからしようか」

「えぇ」

俺達は汚物ゆうしゃを見ながらそう言った

俺は悪くない、俺は勇者、俺は正しいとしか言えない椅子に固定した汚物に俺は魔法をかけた

「リフレッシュ」

精神状態を戻す魔法だ

俺達と出会う前にしておいた

「うっ……ここは?………メアリー?メアリー!どうして!誰がこんな事を!?」

「やぁ、おはよう元勇者君?」

「お前!俺を誰だと思ってるんだ!!いいからメアリーと俺を解放しろ!!」

「はっ!面白いこと言いやがる仲間も家族もお前が撲殺したんじゃねぇか!俺がコイツを助けなきゃ死んでたつーのによ」

これは事実だ

この事は分かってもらうしかない様だな

「嘘だ!!」

「お前の言うメアリーとやらの目を見てみろよ!完全にお前を怯えてるぜ?

DVでもしたかい?それはそれで面白そうだがなぁ、現実を見ようぜ?勇者さんよ」

そう言って勇者の肩に手を置いた

「お前が横にいるから怯えてるじゃないのか!?それにDVなんて僕はしない!!」

「論点がズレてるぜ元勇者!マァ。どうでもいいさ今から素敵な物を見せてあげよう勇者君!」

ま、君にはよろしくない物だがね

「素敵な物?そんな物よりメアリーとここから出してくれよ!」


はぁ、ダメだなコイツ

まぁ、逃してもいいんだが聞いてみるか


「おい姫!逃してくれって言ったんだけど逃していい?」

「よくないわ、貴方が持ってこいといったからせっかくを持ってきたのに」

そう言って姫さんは勇者に丸い物を投げつけた

「痛ッ!」

「ひ弱かよ勇者さんやそれに仲間くらい抱きしめてやれよ」


勇者君きょとんとしてんじゃん

「いーからそのボールよくみろよ」

「ボール……うわぁ!!ミセフ?ミセフの首なのか!?」

ミセフとやらが誰かは知らんがな獣人だったなぁ

勇者は最強無敵とか抜かしたたっけ

悪趣味にも程があるだろなんならお前の首飛ばしたの勇者だぞ


「お前が!お前がやったのか!?」

なーに抜かしてんすかね

お前がやったんだよ

「もういいよ黙ってろ今から楽しい喜劇が、違うなお前にとっては悲劇の始まりなのだから!花梨!やってもいいぜ」


その一言で全ての照明は消え

花梨と被害者にだけライトが当たった


「あいあい蓮二!さてお嫁さん?いつまで泣いてるの?被害者エンターテイナーは笑顔じゃないと!」

花梨は大声でそういうと被害者に魔法をかけた

被害者一には笑顔の呪いを

被害者二には永遠に見える目を


「さて!勇者のお嫁ちゃん?勇者に殺されかけたお嫁さんを今から生きたまま解体しま〜す!」

ウォォォォォォオ!!!!

と言う歓声が何処からともなく聞こえてきた

「まずは!足からですね!」

花梨が神経を傷つけないようにきれいにナイフを入れていく

もちろん被害者の悲鳴は止まらない

痛い殺してなんて物は聞き飽きた

なぁ、先代これを望んだのか?



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