第2話 Q2:バーンと臣人が使っている術は何ですか?
美咲:これって・・・。
綾那:憶測でものを言うと、バーン先生って魔術系のような気がしますね。臣人先生って仏教系。あーもう、何だってこういう専門的な質問ばっかり(ToT)私たちにでも答えられる質問にして!
美咲:じゃあ、困った時の臣人先生。
臣人:ん? またか。
綾那:だって私たちじゃどうにもならないんですもの。バーン先生は何も言ってくれないし・・・。
臣人:わはは。そりゃそうだ。
美咲:笑い事ではない。
臣人:いやぁ悪い悪い。何だっけ? 術の話か・・・ワイは真言密教を使うとる。家が寺やけん。じじいに小さい頃から仕込まれて。
綾那:ふうん。
臣人:バーンは、黒魔術や。
綾那&美咲:!! え~!? ウソでしょう。黒魔術なんですかあ?
臣人:そや。何か変か?
綾那:だって、黒魔術ってもっとこう暗くてオドロオドロしてる感じが…。バーン先生、いつも助けてくれるし、白魔術かと思ってたの。
美咲:白でも黒でもあまり変わりない。
臣人:何か誤解があるみたいやな。本来魔術に白も黒もないんやけど。使う術は一緒やさかい。ただ、術者の資質によって白か黒かが決まるだけやで。
綾那:…そうなんだ。何かショック。
臣人:あいつの場合、白魔術は使いたくても使えないんや。魅了眼が邪魔して。(笑)もっと正確に言うとエノク語を使った召喚魔術やけどな。
綾那:バーン先生の魅了眼って、生来のものですよね。何で右眼だけ?
美咲:悪魔だから。
綾那:こら!!
臣人:さあてな。その辺のことはわいでもわからへん。17才で初めて会うてからのあいつしか知らんし。昔のことは話さんし。ま、そのうちこれを書いてるヤツが気ぃ向いたら書くやろ。
綾那&美咲:?
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