第3話 Q3:バーンは惚けていることが多いのですが、何を考えているのですか?

綾那:毎週金曜日のさ、研究会の活動のときも準備室にバーン先生って必ずいるよね。


美咲:あの二人、親しすぎません?


綾那:いいじゃない!!カッコイイんだからっ


美咲:だれが?


綾那:あせっ と、っという質問ですけど。これについてのコメントは?みっさ?


美咲:きっと何も考えていない…。


臣人:当たりやぁ!


綾那:きゃ!臣人先生!?まだ呼んでいません。心臓に悪い出かたはやめてください。


臣人:なんやおもしろそうなこと言っとるのが聞こえたんで出て来てしもた。


美咲:ふっ。地獄耳。


臣人:ん? なんやて??


美咲:臣人先生、バーン先生のことになると見境ないですね?


臣人:そうか? これも愛の力や思うてや。(笑)


美咲:愛!? やっぱり変態だったか。


臣人:どうしてお前達は危ない方に話をもっていきたがるんやっ


綾那:ちょ、ちょっと、臣人先生。お前達って何ですか、お前達って。私は何も言ってませんよ。言ってるのはみっさです。


美咲:まあ、失礼な。あなたと私は親友ではありませんでしたの?


綾那:それとこれとは話が違うでしょっ。


臣人:わいはノーマルやぁ!!


綾那:先生、叫んでないで解説解説。


臣人:お? おお。あいつはな、努めて普段はぼ~っとしとるんや。無我の極致とでも言うか…。そうせんとおかしゅうなってしまうやろ。


綾那:変になるって? どういう事ですか?


臣人:生きてるものにせよ、死んでいるものにせよ、いろんな“思い”が聞こえてくるんで、普段は意識的に心を閉じてるんや。 はたから見とったら、ただのやけどな。


美咲:無口なのもそのせいなんですの?


臣人:それも話さんとダメか?


綾那:ええ、是非!


臣人:んー…そうでもあり、そうでもなし…。


美咲:矛盾だらけで答えになってない。


臣人:まあ、いろいろあるんや。本条院、最近怒りっぽいで、カルシウム不足か?


美咲:あ、話そらした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る