三月兎同好会時報

砂樹あきら

第1話 Q1:どうして臣人にはバーンの魅了眼が通用しないんですか?


綾那:ども!劔地綾那です! いい質問ですね。

美咲:・・・・

綾那:ちょっとちゃんとあいさつしてよ。

美咲:本条院美咲。ぼそ で、なにが?

綾那:この質問よ。これは私たちでは、わからないのでご本人に問いただしてみましょう。臣人先生!

臣人:なんや?

美咲:この質問の答えをください。そうですね。3秒以内で。

臣人:んなの簡単や。あいつがわいには魅了眼の力なんぞ使ってへんからや。

美咲:使われても困るのでは・・・。

臣人:ま、わいが優秀で魅了眼の力に抵抗力があるっつうか・・・な。愛の力や!!

美咲:説得力がない。

綾那:サッキュンサキュバスに一番に餌食にされそうなのは臣人先生だと思われていたのに、碓氷神父様だったっていうのも不思議だと質問がきてますよ。

臣人:ああ、あれか。

綾那:そう、それ。

臣人:わいはいつも仕事仕様のサングラス掛けてるからやねん。

綾那:仕事仕様って?

臣人:サッキュンサキュバスみたいなの結構おるで、護身用に念のため『術』をかけたサングラスをしてるんや。OK?

綾那:はあ・・・。なるほど。

美咲:だから、女の人に縁がないのよ。

臣人:あ~の~な~、本条院・・・

美咲:そのサングラスのせいで、色目を使われても気がつかないのではありませんの?

臣人:何いうとんねん。そんなの使われなくてもなぁ、わいが声かけたら一発やで。

綾那:そのわりには、誰かと付き合ったとか、恋人になったとか聞きませんよね?(見た目は軽そうなんですけど)

臣人:・・・・(頭、抱えてる)

綾那:女の人に優しくないとか。

美咲:変な趣味があるとか。ああ、だから、ふられるんではないですの?(何となく納得)

臣人:おのれら、一体何の話、しとんのや!?

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