応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 閉幕への応援コメント

    鹿を主人公とした英雄譚というアイデアから惹かれて拝読いたしましたが、最後まで楽しく堪能させていただきました。

    自分の都合で生き、それがたまたま互いの利害が一致してうまく回る自然界の摂理を丁寧に、王道の物語にまとめられていて感服いたしました。面白かったです。

    最後まで好戦的なアニミスと雄の出会いという終幕も、これからを予感させて素敵でした。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    楽しんでもらえて、私としても嬉しいです。
    ありのままの自然が大好きなので、そうしたものを書きつつ王道を走らせたかったのが本作。それが表現出来ていたようで、とても励みになります。
    話が続いていくような、妄想を掻き立てる終わり方というのが個人的には好みでして。この終わり方も楽しんでもらえて良かったです。

    応援の言葉を糧に、今後も頑張ります。

  • 疾風迅雷への応援コメント

    コメント失礼いたします。サブタイトルの通りまさに疾風迅雷の活躍でしたね。大義や正義ではなく自身の個人的な理由で戦うヒーロー/ヒロインも珍しくはないですが、鹿であるアニミスのそれは本当にただ本能で、いっそ清々しいです。あくまで人語や人間のような思考回路を持たない動物としての描き方が見事です。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    こちらのコメントを見落としておりました……書いていただいたのに、大変申し訳ありません。

    個人的な趣味ではありますが、野生動物は野生動物のまま書きたいと思っております。もっと言うとあまり擬人化したくないし、人間的な感情もなく、自然なままに動かしたい。私は色んな『生き物』が書きたいのだから。
    そうした想いのままに書いた姿を清々しいと感じてもらえて、とても嬉しく、励みになりました。今後も読んでくれた方が楽しんでもらえる、色んな生き物達を書いていきたいです。

  • 初勝利への応援コメント

    企画よりお伺いさせていただきました。

    壮大なプロローグから始まる……鹿!の物語とお伺いしておりましたが、大変度肝を抜かれました。
    鹿を主人公にしようという着眼点が大変に面白いです。
    生態系の弱肉強食に踏み込んだ世界観も、とても挑戦的ですらあり、有無を言わせない筆力で説き伏せている事にも唸らざるを得ません。
    私なら開く(かな文字にする)だろうな、と思われる語句もあえて漢字を用いる事で、世界観の固さをよい意味で表していると思います。
    トラとの初死闘の場面は、まるで動物ドキュメンタリーを見ているようなリアルさが光っていたように感じます。とてもたくさん勉強されたのだろうな、と、感心しきりです。
    少々長い力作ですので、今後は少しずつ読み進めたいと思います。

    読ませていただき、ありがとうございました。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    『一風変わった特性を持つ主人公』の企画でしたので、まずは主人公に驚いてもらえて一安心しました。
    頭の中に浮かんだ生き物達の生態を書き記す、というのが執筆の大きな動機である私にとって、動物ドキュメンタリーのようだと感じてもらえた事は大変嬉しいです。好きで書いているものではありますが、とても励みになります。

    こちらこそ、読んでいただきありがとうございます。最後まで楽しんでもらえれば幸いです。

  • 閉幕への応援コメント

    完結、お疲れ様です。堪能させていただきました。
    清々しいまでの、そして最後はちょっとおちゃめな英雄譚。
    誰だ、きっと最後はなんやかんやでアポカるんじゃないかとか言った奴。

    自然の中で生きていくことは闘いで、大概のことは自分たちで何とかできる強靭さを持っています。生きることも滅ぶことも、闘った後の結果論でしかありません。人間が保護してやるなんていう考えは傲慢とも言えるでしょう。そんな身の程を弁えない人類を一蹴する、大自然の厳格な父性が表現された物語でした(アニミスは女性ですが)。

    私が嗜むゲームのフレーバーに「自然は問題の解決法自ら育て上げる」という一文があるのですが、まさに不屈の自然。人間のようにややこしい感情はなく、シンプルに怒りのみで戦う獣たちの気丈さ、気高さもまた好ましい。荒魂とはこういうものなのかもしれません。
    その体現者が鹿というのもまた面白い。神道においては鹿は神の遣いでありますから、アニミスはまさに大自然(神)が遣わした英雄といえるでしょう。
    実に私好みの内容でとても面白かったです。


    最後に個人的に感謝を。
    私がかつて作中で書くことを選ばなかった、もう一つの結末をここで見れた気がします。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    毎度の事ながら思うがまま書いた作品ですが、楽しんでもらえたなら私としても励みになります。
    来年年始に現代社会をアポカる予定なので、今回ご希望に応えられなかった滅亡系はそちらでお楽しみください(ぇ)

    主役兼英雄であるアニミスは、私が抱く『自然』のイメージ、或いは憧れとして書いたつもりでした。母を殺されようとも、住処を奪われようとも、新しい場所で逞しく生きていく。憎しみに囚われる事もなく、だけど媚びる事もなく、ひたすら自分の思うがまま命を続けようとする。善悪なんてないそんな自然の姿が好きで、アニミスにはその想いがかなり乗っていました。
    彼女から自然の雄大さや強さを感じてもらえたなら、生みの親として嬉しく思います。

    そして今回の結末が、白武士道様にとって意味のあるものになっていたなら、それもまた嬉しい事です。読んだ方の心に響く物語にしたいという、物書きならばきっと誰もが抱く願望が私にもあり、それが叶ったのですから。
    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

  • 英雄への応援コメント

    まさに怪獣総進撃。昨日の敵と力を合わせるという(あくまで人間視点。彼女たちは合わせたつもりも、仲間意識もないかもしれませんが)シチュエーションは、いつの時代も心躍りますね。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    強敵と手を組むのは浪漫です。ある意味使い古された王道ですが、本作は英雄譚ですゆえ王道こそ正道。やりたいように突っ込みました。
    まぁ、仰る通り仲間意識なしですけどね。でもこうした理性的でない、野生動物同士の共闘って私的にはすごくカッコいいと思うのです。自然が『あるべきでないもの』を捻じ伏せてる感じがして。

  • 逃避行への応援コメント

    何も現代が過去の全てに勝っているわけではない。発展したものもあれば、失われたものもある。
    上橋菜穂子先生の「精霊の守り人」なんかでも、「たまには昔を振り返れよ。そういうの、今しか見えていないやつの傲慢だぞ」といった警鐘がありましたが、まさにその通りの展開になりそうですねぇ。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。
    「精霊の守り人」は恥ずかしながら読んだ事がないのですが、大変心に来る台詞ですね。発展する前と後で何が変わったのかを考えず、今というだけでよいと考え、昔のものというだけで馬鹿にしていたら……きっと、気付かなきゃいけない事も見落とすでしょうね。
    本作では発展の結果巨人の足止めすら出来ませんでした。これから発展して得た力を用いて巨人と戦いますが、さて、どうなる事やら。

  • 逆転への応援コメント

    さながらツノトカゲのごとき戦法。
    内出血を筋肉で移動させるとか、なんと器用なことか。肉体を効率よく使うのは人間の専売特許ではありませんね。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    正しく今回の元ネタさんはツノトカゲです! 生命は大概の事はやっているので、意表を突きたい時などはよくアイデアをもらっています。
    とはいえツノトカゲさんと違ってそのための仕組みもないので、そこは頑張ってもらいましたが。山とトラに鍛えてもらわなければ、きっとやられていましたね。

  • 死別への応援コメント

    新作、楽しみにしておりました。
    「ひゃっほー、異世界生態系ものだー! 今回はどうアポカるんだろうなー!」とページを開けば――英雄譚…だと…。いや待て。ぽよぽよちゃんを思い出せ。上げて落とすのは常套手段ではないか。(なぜそこまでアポカリプスにしようとする。タグには何も記述はないのに)

    しかも主人公は鹿。確かにこれは珍しい。バンビぐらいしか心当たりありませぬ。
    人間本位の無制限な乱獲についての描写はリョコウバトのマーサを思い出します。一話目からして非常に私好みの内容です。

    今回も追っかけていく所存です。次話も楽しみにしています。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    そうです、今回は英雄が活躍する話なのです! 破滅のお話ではありません! でも獣の英雄であって人間の英雄じゃないので、人間がどんな目に遭うかは言わないでおきます(ぇ)
    鹿ってカッコいいと思うんです、角とかフォルムとか。なのに、出てくるお話では獲物というかアイテム扱いというか……だったら私が世界一カッコいい鹿を書いてやらぁ! そんな想いが爆発したのが本作です。

    リョコウバトは酷い話ですよね。ああいう最後の一羽の話は、なんか色々感情移入して涙腺が辛いです……

    最後まで楽しんでもらえるよう頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。