第7話 憂さ晴らしの連鎖

親が子に対し、

先輩が後輩に対し、

上司が部下に対し、

乱暴な態度で指導をする場面が未だに見受けられます。


指導する側の人間は、

「お前のためを思って厳しくしてやってんだぞ」

などと主張しますが、それは違います。

あなたのやっていることは、ただの憂さ晴らしです。


過去に自分が受けた屈辱を次世代で晴らす。

そして、その次世代もまた、さらに次の世代を使って憂さ晴らしをする。

そんな負の連鎖が、ずっと昔から続いてしまっているのです…。


なぜ、つらい思いをするのは自分たちで最後にしようと思わないのでしょうか?

自分たちが苦しんだのだから、次世代も苦しめばいいと思っているのでしょうか?


悲しいね。悲しいね。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る