第2話 アルゼとアリカ

「どうも、今日からこの学級の担任となりました。アルゼ・フィールドフォールです」


「わーっ!ちっちゃぁい!」


「かわいいじゃない、ぼーや。でもね、もっとましな嘘もつけるでしょう?」


「うううううそ!?ついてないですよぉ、えっと、ランジュエラ・カノラスタさん」


ランジュエラ・カノラスタはこのクラスの委員長を務める人物だ。


「ふぅーん?まぁ、ランジュはべつにどーでもいいけど。センセーはどことまるのさ」


「あ、それはですねぇ・・・アリカ・スパイリアフォーレンさんとミノカ・コノリアゼさん、それからセントクチュアリ・サニーモーナさんのお部屋に居候・・・ということらしくてですね」


「・・・だってさ、アリカ」


「ミノカ・・・私どうしよ・・・」


「ん?」


「セ、セントクチュアリとの訓練バレるかも・・・」


「あー・・・闘えば?」


「無理よ・・・相手は恐らくあの英雄、デントの息子」


「!?」


「秘密よ」


「ええ・・・」


かみさま《魔導師の始祖》をたおしたのだ、デントは。魔導師のしそ・・・先祖は神の末裔。そしてこの地球を作り上げた創造者。


彼、かみさまを倒すにはその直系子孫の魔力が必要不可欠であった。つまりフィールドフォール一族は神の末裔。そして彼、アルゼ・フィールドフォールもまた、その神様地球の創造者の末裔。


その力の膨大さは一歩間違えれば明日、この星が消えるほど。それを彼女たちだけが知っていた

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魔法の世界と先生と 雪月華@33331111 @33331111

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