第6話

この、タバコ屋に買いに行かされるのは高校生の2年生位まで続いた。もう高校生にもなると、流石に面倒臭くなり、本当に嫌だった。                  だがそれでも祖母は執拗に頼んだ。それで仕方なく買いに行っていた。        だが、3年生の時はどうだったろう?余り良く覚えていないが、もしかしたら何とか断って行かなかったかもしれない。それとも行ったかもしれない…。           祖母はハイライトだとかキャメル、マルボロだとかのきついタバコを好んだが、セブンスターやマイルドセブンだとかも良く吸っていた。何でも、ハッカ以外は嫌いでなく、その時により変えたりしていた。       だが基本的にはハイライトとか強めのを吸い、晩年はラークや峰だとか、又はホープやショートホープだった気がした。     ちなみに晩年は隠れて吸っていた。体に悪いと言って母の姉妹達が家に来ると、タバコを吸うなと大騒ぎをしたからだ。だから普段も隠れて吸っていた。           普通に吸っていて、その娘達が家に急に来た時にタバコやライター、灰皿があると、取り上げられたからだ。           取り上げられて、自分達が帰る時に持ち帰り、処分されてしまうからだ!そして母も嫌がっていたから、それを喜んでいたから。 さて、私が中学時代にこのタバコを買いに行かされていた時の、一寸したエピソードがある。まぁ、下らないハプニングだ。    何せ中学生にもなるとタバコを吸う、いわゆる不良だとかが出てくる。又、そうした子を嫌ったり毛嫌いする、さも偽善者的な子も出現するからだ!!            でも、それは次回にしよう。

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