第12話大畑を応援する会
翌日から、俺らは基本的に教室に残るようになった。作戦会議だ!
因みに部活は、サボった!全員な!
楽勝だったぜサボるの。
で、
「第一回大畑を応援しようの会IN2年1組教室、会合を始めます。宜しくお願いします!」
と発するのは、司会の秦君だ。
「「「「「お願いします」」」」」
礼をして、全員着席。
机の座る所はテキトーだ。取り敢えず全員前の方。
「では、会長の大畑賀子さんお願いします!」
会長は、賀子だ。応援しようの会なのに…何故か本人がするというスタイル。
でだ!会長挨拶。
ゆっくりと立ち上がった賀子は、壇上に上がり、みなを見てから一礼。
そして、
「この会の発足理由は、私があまりにも内気で、どうしようも無いので…」
と何やら小さめの声で話を始めた。尻すぼみ気味で。
「取り敢えず、何か行動を起こして見ようと思いこの会を設立しました!」
最後のほうは、ハッキリと言った。
取り敢えず後の奴らに合わせて拍手しとこ。
「いいぞ!」「やるやん!」「ヒュー」
などと言ってやがるが俺は特に何も言わない。言いたく無いのでな。
で、本日の議題!
「賀子と陽太を二人っきりにして、否が応でも話させようぜ!議題提案バイ秋山」
が始まった。
フラグさん。頼むからじっとしててくれ。
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