第13話作戦プレゼントバイ秋山

プレゼンター秋山による説明が始まった。

「簡単に説明するとな。まず、大畑、お前と陽太を何処かに閉じ込める。」

ちょぃまて!

やっぱりやめた続けろ。

「でだ、ここからが重要だ。お前はできるだけ可愛く振る舞う。怯えて、陽太にしがみつくくらいしてみろ。頼りにされて嬉しく無いやつはあまりいない!女子との密着とか最高だからな!良いきっかけができるであろう。」

なるほどな。


「質疑応答。」

司会上手いな。

「はい!」

「えー、鳥月!」

「閉じ込める場所と方法は?」

「その程度質問しなきゃ分からねえのかよ。

まあ、分からない貴様は、その程度って事だ。」

おーい秋山さっさと答えろ。

そんな周知の事実を当たり前のように言ってないで。

(それに俺も気になるしな。あいつどんな方法を使うんだ?)

「説明してやる。まず、偽名を使って部室に呼び出す。男子バド部のでいいだろ。で、バド部男子の荷物を取りに来たと装って大畑も入る。二人が中に入ったら傍に待機していた俺らが鍵を閉める。これで完成。15分で開く。そして、俺らはすぐ隠れる。これで行けるさ。」

ほんとかよ。

「なるほどな。」

「余裕だな。」

「さっすがー」

「でも、演技できるかな?」

「人間やればできる!(ほんとかどうか知らんけど)」

「きっとできるさ!」

賀子は、暫く考えて

「わかった」

と元気よく言い放った。

まるで、新しい玩具を買ってもらった子供のような眩しい笑顔で。

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