第3話秋山聖月。本日も中二病(ネタ)なり
「で?」
俺はな左前に座っている秋山の野郎に聞く。
「で?と言われてもな…」
「私は取り敢えずね陽太君と話せたら良いよ」
右前に座っている賀子は、少しニコニコしながら話している。
「でもな、どうやって二人きりにすんだ?」
それが一番難しい。陽太の周りにはいつも人
がいる。教室だと二人きりで話すなどほぼ不可能だ。
「そこは俺の力で何とかするさ!」
そう言って秋山は、眼鏡をスチャッとさせた。フレミング左手の法則で…
(イキるんじゃねえ!)
「それは期待できるね。」
(賀子…期待すんじゃねえぞ。)
「まあ、俺の力に掛かればこれくらい余裕☆
っさ!」
「まあ、頑張れ。」
(取り敢えずやらせてみっか)(諦め)
俺の人生で習ったこと。それは、諦め。
何事も諦めずに最後までやるべき、だが、この場合それは無理だと判断した。
諦めって、最強にして、最悪だ。
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