### 永遠の誓いがある必要な性的描写

「病院の処置が怖いなら、

 名子ちゃんの子供を産んだらいい。

 名子ちゃんの子供ならきっと凄く可愛い子が産まれる。

 二人でお父さんとお母さんになればいい。

 名子ちゃんの子供の父親にならなりたいよ。」


二人の目で

長方形を作るようにして

真直ぐに真剣に

言われる。

嬉し泣きをしてしまう。


このセカイで

怖がる必要がなくなった

わたしは

素直に肯く。


「でも、ちょっとだけ悔しいから、

 200%の俺達の子供も産んで欲しい。駄目かな?」


彼は

少し震えながら

額に優しく口付けをする。

わたしの

不安と不信は

全て

彼に奪われてしまった。


わたしは

潰れてしまわないようにと

気遣われながら

潰れてしまうくらいに

抱きしめられる。


「絶対に

 名子ちゃんのことを幸せにする。

 名子ちゃんのことを何があっても守る。

 名子ちゃんと

 名子ちゃんの大切なものに

 国家権力だろうと指一本触れさせない。」


わたしは

涙声で

胸の裏側を

じんわりさすり撫でる

愛に屈服した

騎士の

頭を撫でながら回答を吟味する。


「でも、今日はたくさん壊して。」


大人の女性のように

余裕な笑みで

口唇への接吻を要求する。


トロトロのキスが終わって、

求め合う二人の

切ない顔が離れると

彼が

慎重に

ゴムを付け出したから、

背伸びしたわたしを

早く

壊してもらいたくなった。

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