### セカイとの斗
本で読んだ
昔の学生運動の左翼闘士に憧れて
気持ちが悪くなる
政治家を
少しでも
TVやネットで見なくても
済むように
政治集会や選挙運動に
参加するようにしている。
ひょっとしたら
社会が人間の幸福に繋がるもの
になるかもしれない。
このセカイに生まれて良かったと思えるかもしれない。
そんなに嬉しいことはない。
それに加えて、
ああいうところは
賢くて優しい人が多いから
居心地がいいのだ。
でも、
だからこそ、
一人ぼっちになるのだ。
優しく賢い彼らに対しては
健全な水商売で働いていると
嘘をついているから。
楽しく安全な仕事先と言い張れば、
どこで働くことも
権利と理解する彼らは
うるさく言わない。
時々
お節介な人もいるけれど
そんなもの。
なによりわたしは
身も知らぬ誰かのために
頑張っているんじゃない。
わたしは
大切の何かや
今の生活のために
闘っているんじゃない。
わたしは
生きていたいセカイが
少しだけ欲しいから闘っているのだ。
たくさんの嘘があるから
誰も知らない
一人ぼっちの命懸けの斗だ。
この間も、
役に立ってくれそうな候補者が落選して、
一晩中泣いた。
セカイは絶望しかわたしにくれない。
手首でも切りたかったけれど、
生活に障りが出る。
これは生きるための商売道具なのだ。
きっと
奴隷のような生活に捉われ、
それを失う恐怖で生きているノンポリが悪いのだ。
きっと
組合活動もせず、
待遇が上がると思っているノンポリが悪いのだ。
できることなら、
樺美智子さんのようになりたいけれど、
わたしなんかが死んでもきっと同情してもらえないのだ。
そもそも、今の時代に、どこで闘えば死ねるのか。
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