第3話「赤ずきん達と自動殺傷無人機」

 「何してるでち!退くでち!」


とある戦場、赤ずきん達はその国の兵士達と飛び交う自動殺傷無人機キラードローン突撃銃アサルトライフル散弾銃ショットガンで撃ち落としながら戦っていた。


「何でコイツらは無人機ドローン使わないでちか?」

「コイツらの国は自動殺傷無人機キラードローン禁止条約に加盟してるからでち!」


彼らの兵士達は国民を守る為、命をかけて自動殺傷無人機キラードローンち落とし続けていた。


「コイツらバカでちか?」

「何でお金も技術もあるのに命をかけるでちか?」


その昔この国の国民がこう考えたからです。


「人が命をけていないと戦争がやり易く成ってしまう」


しかしそれは裏目に出た、戦争が始まってしまえば人間では自動殺傷無人機キラードローンに勝て無いのだ。


「もう辞めるでち」

「そうでち、みんな死んじゃうでち」


しかしこの国の兵士は言いました。

「大丈夫です、この為に訓練してますから」


確かに人間とは思えないほどの命中精度で自動殺傷無人機キラードローンを撃ち落としている、撃ち落としているが…。


「待つでち、あの音!」

「来た!来たでち!」


空一面を大型の軍用輸送機がおおっていた、そして輸送機の後部ハッチが開き何かをバラまき始める、それは対自動殺傷無人機用アンチキラードローン無人機ドローンだった。


「友軍でち!」

「性能が違うでち!」


またたく間に自動殺傷無人機キラードローンはその姿を消し、残された戦場にはガラクタと勇敢ゆうかんな戦士のむくろがあった…。


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