第4話 泣

あなたは良くも悪くも冷静だ

時々何も見えなくなるが、多くの場合冷静だ

無頓着ともいうが


あなたは周りが熱くなればなるほど冷めていく

これを見る何人かはこう言ってくれるだろう

「わたしもそうだからきにしなくていいよ」と。


よく血液型診断でも言われる

周りが熱くなればなるほど冷めるタイプ!

だったり

周りがしらけているときほど熱くなるタイプ!


こうやってバーナム効果として取り上げられるくらいなのだから

実際多くの人間がこうなのだろう


反抗期という言葉が存在するように

人間の多くは反抗的に逆らいたくなることがある生き物だ

そんなすれた人間もちょっと離れた立場にいて

疎外感を感じなければもう少し反抗もしなくなるだろう


あなたは違う

あなたはその人間が近ければ近いほどその傾向が強くなる

冷めるだけではなく引いた眼で見てしまう


あなた自身もわかっている

近くなれば近くなるほどあなたは知ってしまう

その人たちがどんな人間なのか


私との時も同様で私のことを知れば知るほど

私が気分が上がっているのが許せなくなる

引いた眼で見てしまう


乾いた笑いを向け

冷めきった目で笑う

そのうちその笑いは嘲笑になり


そこにはいられなくなる

相手も気づくのだ


私とはよく持っている方だと思う

ダメになってしまってもおかしくない状態

ギリギリを保っている





あなたは私のことが嫌いですか?

前話と似たような質問だね


私達の間にある呪いのように見える呪縛は一見強固で壊れなさそうだが

視点を変えたら一瞬でほどけ去る脆く儚い関係なんだ。


私は私が嫌いそしてあなたも嫌い

よく関係が続いているね

それではまた次回

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