第3話 好

あなたが好きなものは何だろう

好きなものを好きと言っていたことがどれだけあるだろうか

好きな科目ですらきちんと胸をはって言えたことがないのではないだろうか


好きも嫌いも主張ができないあなた

それはきっと他者と異なっている意見を持っているのが怖いから

誰かと意見をすり合わせて会話をするのが好きだが

その時ですら言動には気を付けている節がみられる


私は、こう思う

私自身の意見としては

これは個人的な意見だが

などなど、自身の意見であってそれを強要するつもりは毛頭ないという主張を必ず含める


相手が大人だろうと年下だろうと関係ない

嫌われるの嫌いなのか

意見の相違によって人が離れるのが怖いのか

どちらにせよあなたはあなたが好きであったり嫌いであることの主張ができない


もしかしたら手放しで好きだといえるものがないのかもしれない

あなたの好きな食べ物を聞いたことがない

あなたが好きなあなたの部分をしらない

常に自身を否定して生きているような気がする


前に言っていた

私ができることは誰でもできると。

典型的な自己肯定感の低い人間


おそらくだがあなたのなかで肯定できるようなことがあっても

あなたの中で否定をし、消化してしまうのだろう

私はこれができる、と主張するが

あなたの中であなたが否定しているのではないだろうか


あなたは自分のことが嫌いですか?

自己肯定感が低く自己嫌悪の塊

今度問いてみようか

なんて返ってくるかがたのしみだ


好きなものを好きといえないあなたは

感覚が鋭すぎるのか鈍すぎるのか




やっぱりあなたのことは私は嫌いだ

ここらで閉じよう

いつもより短かったね

それではまた次回

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