第5話 一輝くん
優は一輝くんを避ければ私は1人ぼっちに戻るけど一輝くんは平野くんに虐められなくなるだろう。
一輝くんが笑美ちゃんの時みたいに虐められるのは苦しいし悲しい。
「一輝くんごめん…」
優はそう呟いて1人夕日に照らされた坂道を下り家に帰るのであった。
次の日学校に来ると昇降口で一輝くんが待っていた
「おはよう」
と一輝くんの方から声をかけてきたのだ。
でもそれに答えてしまったら私と話してるところがクラスメイトや平野くんに知られてしまったら今度こそ一輝くんは虐められるだろう。
そう思い優は一輝くんの挨拶を無視した。
「おい!待ってよ」
と一輝くんが私に向かって叫んだ瞬間に、
「一輝やめなよ。あの子に関わったら虐められるよ。」
そう言った女の子の声がした
その女の子は花輪悠美(はなわ ゆうみ)だ。
花輪さんは平野くんのグループの1人で一輝くんを恋愛対象として好きだった。
なにかと有名人な一輝くん。
これ以上私といたら笑美ちゃんの二の舞になってしまう。
お願いだからもう私に関わらないで。
そう思いながら優は泣きながら保健室に行ったのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます