第46話 反省と着信

「…」

試験が終わり当然のごとく合格を言い渡され銅級へと昇格した…したが…


「…やり過ぎた…」

なんだよ「フフフ」とか「深淵の魔王」とか!

最近キャラ作ったときのイメージに引っ張られ過ぎな気がする……脳内なのにいつのまにかからになってるのが普通になってるし…そのうち男に恋とかしだしたらどうしよう……うん今はまだ大丈夫!男だ!…まだ…?いや男だ!うん!


「リリス?どうかしたの?」


「いや!大丈夫!うん!全然問題無い!」


「…?そう?」


今日は男のまんま寝よう!念のために!


その日は二人と別れマイルームの方で眠ることにした。


「♪~♪~♪♪」


「ん…こんな時間に電話か?…え!?」

そういや女神からスマホ取り戻してそのまんまだったなって着信?

スマホをストレージから取り出すと画面には

「超絶美少女女神 着信」


となっていた。


「…着信拒否は…と」


「まって!まって!ちゃんと受けて!」

メニューが勝手に開き文字が表示される。


「…電話いらないんじゃね?」

渋々応答を押し電話に出る。


「だって一々文字出すの面倒なんだもん!」

相変わらずだなコイツ!


「で?なんの用だ?」


「いや~ちょっとお知らせを…」


「お知らせ?」


「本日よりログボとルーレットが廃止となりました!」


「…」

何そのゲームの仕様変更みたいなお知らせ…


「…まあ別にいいけど…とりあえず何で?」

常にログイン状態みたいなもんだからログボって言われても微妙だったし無くなる事に対して文句は無いが…


「ログボを無くすのはあなたの考え通りよ」

…読むなよ人の考え…


「ルーレットは…一々演出入れてアイテム渡すのがめんどくさくて…」

コイツの言葉の半分面倒じゃないか?


「…ん?一応あれ三回チャンスがあってその度にアイテム変わるだろ?」


「何言ってるんですか?何を受け取るか決めているのは私ですよ?」

…それってイカサマって言わないか?


「違いますよ!知りませんか?『神様はサイコロを振らない』って?」

…それって神様には確率や運命関係無く結果がわかってるからサイコロは振らないって話だっけ?


「そうですよ!だから私にはあなたが何を取るか知ってるんです!」

心読まれてるから否定は出来ないが…


「なら何ではここにいるんだろうな?」


「……」

おーい!答えろ!駄女神!


「ユウトさん一人称でしたっけ?」

………え?


「いや何で俺はここにいるんだろうな?」


「今さら言い直しても…ククク…」


「誰のせいだ!誰の!」


「ということですので…代わりに毎日コインを送りますのでメニューのショップから選んで買ってください」


「話をそらすな!おい!こら!」


「あとスキルの本は使っても無くならないので使ってみて下さい!それとマップを少し改良してあるのであとで見てね❤」


「え?そうなの?って改良?ちょっとまて!?」


「ツーツーツー…」


「言いたいことだけ言って切りやがった!」


とりあえず着信履歴から…編集…


超絶美少女女神を消して…駄女神と…


「うん、今日はこのぐらいにしといてやる!」

圧倒的に負けた気がするが気にしない…気にしたら負けだ。

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