第22話また再会でも初めまして…

ギルドを出てまた森の方へと向かおうと門の所へ歩いていると


「ちょっと…待って…!」

…どっかで聞いた事があるような…?

振り替えるとレオンがこちらに向かって走ってきた。


「あ、…ん!?」

声をかけようと思ったが今はリリスの格好…ということはまだなのだ。

では何でレオンは私をおってきたのだろう?


「はぁはぁ…えーと…姉ちゃん!今から…森に行くの?」


「え?まあそうだけど…」

マイルームの出口は私が入った場所となる為明日また鍛えるには森にいた方が都合がいいだろうとは思ってたけど…


「お、俺も連れて行って欲しいんだ!」

「へ?」


二キーはどうした?と思ったが向こうは初対面なのに聞ける訳もなく返事に困っていると…


「俺…お世話になってる人がいるんだけど今山に行っててしばらく帰ってこないんだ。」

あ、ヘルモスの調査か…二キーは当事者だもんな呼ばれるよな…


「森で何をするの?採集?」

護衛をしてくれと言うんだろうか?


「俺…ゴブリンを倒したいんだ!」


「…」


…レオンって戦ってるとこ見たこと無いけど戦えるの?


「それで何で私なの?」


「ギルドでずっと見てて一番強そうだったから!」

…多分強いとは思うけど普通女の子に護衛頼む?


「あなた武器は?」

まあ知らない奴でも無いし二キーに恩もあるから付き合ってやるか。


「これ!」

と出されたのは金属製の杖だった。


…まさかの後衛職?私を壁にする気なの?


「へえ…魔術師なんだ…」


「魔術師って何?」


「…は?え?これ杖でしょ?」


「これはこう!使うの!」

杖をブンブン振り回す。


「まさかの殴り魔術師…いや杖術使いか…」

よく見ると杖には刃物でついたような傷がたくさんついていた。


「わかったわ…私はリリスあなたは?」

知ってるけど。


「俺はレオンハルト!レオンって呼んでくれ。」

…知らなかった…略称だったんだ…


「よろしくねレオン」

微笑むとレオンは少し顔を赤くした。

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