あとがき
最後までお付き合いいただき、ありがとうございマース。
ここから先は、あとがきという名のキャラ別小話やら裏話的なものを展開していきたいと思いマース。
あとデースマースに変換していくのは、ちと面倒な文量なので、ここからは標準語でお送りします(ォィ。
○ヨハン・ヴァルナス
言わずと知れた主人公。
話が進むにつれて性格やら口調やらを少しずつスレた感じにしていこうとした結果、微調整に大いに苦しめられることに。
章ごとの更新の間隔が長くなった時は、だいたいコイツが原因(ォィ。
○クオン・スカーレット
言わずと知れたヒロイン。
この子がひどい目に遭っているのは、不幸な女の子萌えとかいう業を抱えた作者が原因(ォォィ。
ちなみにこの物語は、終章のヨハンとクオンの展開をもとに話を膨らませた、いわゆる帰納法によって描かれとります。
○テスト・アローニ
色んな意味で割を食ってるサブヒロイン。
パーティ会場的なところに潜入するためにドレスを着させて――って感じのイベントをぶち込みたいなぁとか考えていたけど、物語上そんな機会はどこにも訪れず、そういった意味でも割を食ってたりする。
○レティア・ベル
色々と特殊な立ち位置のサブヒロインと言っていいのかわからないサブヒロイン。
出番は少ないけど、ヨハンに影響を与えたという点では大きな存在。
なお、最初は二回も死ぬ予定なんてなかった(ォィ。
○カルセル・マルセル
ヨハンの親友ポジだけど、なんだかんだで作中で親友という言葉を地の文にすら使ってなかったような気がする。
殺されて人工澱魔になってヨハンと殺し合う展開とか考えていたけど、死に所がなかったため最終決戦まで生き延びました。
死に方に関しては、瀕死の状態で体当たりをかまして〈魂が巡る地〉の大地からシエットもろとも落ちていくか、作者の別作品のネタとダダ被りなのを承知の上でシエットがセルヌント公とザック将軍を殺した時と似た状況を演出するか悩んだ結果、物語的には後者のおいしいと思ったのでそっちにしました。
あと、前者だと状況をつくるのがクソめんどくさい(ォィ。
○ナイア・スカーレット
読者にダメージを与えるため(ォィ)に良い子に描くぞ――って意気込んでたら、想定以上に良い子に仕上がったせいで、書いてる本人にまでダメージを与えたキャラ。
ヨハンとクオンが殺し合うには、彼女の死が必要不可欠だったため、死ぬのが初めから決定づけられとりました。
○イレーヌ・バーンスタイン
ナイアと同じ理由により、死ぬのが初めから決定づけられていたキャラ。
メイドキャラを描くと、なぜか性格が愉快な有り様になってしまうのはなぜだろうか。
ナイアほどではないにしろ、彼女の死も書いてる本人にかなりのダメージを負わせた模様。
○ガイ・イリード
ロワーム閣下ほどではないが、本来はクオン絡みで読者のヘイトを溜めるような役回りにするはずだったけど、書いてるうちに「こいつ、そんなことするキャラじゃなくね?」ってなったので、ちょっとずつ役回りを変えていった結果、一線級に活躍することに。
そういった意味では、色々と割を食っているテストとは真逆の存在。
○カイ・イリード
ついでなので(ォィ)ここで紹介。
ガイにクオンを憎ませるために作られた、死ぬことが初めから決定づけられていたキャラ(何キャラ目だ。
ガイをパワーアップさせるのに一役買ってくれたりと、妙に便利なところがあるキャラ。
○ストレイトス・ユアン・ベイル
味方側では、ある意味こいつが一番チートかもしれない。
盲目を感じさせない暴挙の数々は、書いてる本人が「なんだこいつ?」ってなってました(ォォィ。
○ヴィクター・ウル・レヴァンシエル
ラスボス。
まだキャラが定まってなかった段階で「澱魔に生まれ変わることで疑似的な不老不死になる」ことを目的にしてみたけど、実際に書いていく内に「あ、こいつ不老不死とか鼻で笑うタイプや」となった結果、割とめんどくさい軌道修正をするハメになったプロットクラッシャー。
あと戦闘スタイルをふんわりとしか決めてなかったせいで、ラストバトルは、終章のクオン戦、シエット戦、グランデル戦の三戦分を書くのと同じくらい時間がかかった(白目。
○グランデル・ホーエンフェルト
最強ジジイを描く気で描いたら、想定以上に強くしすぎたせいで倒し方に困ってしまったキャラ。
一時期もうこれテスト一人じゃ無理だろと思って、最終決戦前くらいになんやかんやでテストとクオンが共闘して倒すというパターンも考えたけど、辻褄合わせのややこしさや、クオンに二人も七至徒を殺させる(正確には手伝いだが)のはどうかと思ったのでボツに。
認めた相手を〝坊〟呼びする設定をぶち込んだ結果、実際に発音すると一部のキャラの呼び方がなかなかひどい有り様になるハメに。
実質〝坊〟呼びトップバッターの「アルトラン坊」は、なかなかにアレでした(白目。
せめてアル坊とかにしとけばと思わずにはいられない(でも修正しない。
○シエット・ラグナ
席次の前後を戦闘狂に挟まれている七至徒第二位の苦労人。
挙句の果てに主君も戦闘狂の亜種みたいなものだから、シエットくんの苦労は推して知るべし。
帝国が戦闘民族化してしまった件につきましては、ここで反省の意を述べさせていただきます(でも修正しない。
ちなみに、前述のグランデル討伐別パターンでいっていた場合、テストがシエットを倒すという案も考えたけど、最終決戦までグランデルが生き残った上に、ガイを上手いことパワーアップさせることができたのでこれもまたボツに。
○ジスファー・ラウンド
最初にやられる七至徒だけど、実力的にはシエットと同等かちょっと劣るくらいの強キャラ。
グランデルからも〝坊〟呼びされるレベル。
色々な意味で完成されているキャラなせいか、語ることがあんまりないw。
○アルトラン・ラントラン
ジスファーの盟友にして、名前の語感を気に入っているキャラ。
ここまで触れられた敵側のキャラで、シエット以外が全て戦闘狂に片足以上突っ込んでいるものだから、シエットくんの苦労は(ry。
○ルナリア・シャンリー
強さとは別の次元で死ぬところが想像できなかったキャラ。
そのせいもあってか、七至徒の中で唯一の生き残りに。
エピローグでは、その実力と魔法の知識を買われてヴァーリ連合に亡命するなんて話も考えたけど、選択としてルナリアらしくないと思ったのでボツに。
○マティウス・マキナス
名前の語感が気に入っているキャラその2。だいたい富野御大のせい(ォィ。
ルナリアとはまた別の意味で死ぬところが想像できなかったキャラだけど、世界連合軍にとってはヴィクターと同レベルで生かしておけない人間だったので、〝らしい〟死に方を用意しました。
作中でも言及されているとおり、実際に戦ったらイレーヌくらいには強い。
戦闘スタイルは魔法と筋肉(雑。
○ナウール・ネイティアル
七至徒の設定を考えた際、最後の一人は物語の展開に合わせてキャラを作ろうと思い、あえて一席空けていた――と、ここまで説明すればもうおわかりだと思いますが、そういうキャラです。
こいつまで戦闘狂に片足突っ込ませる必要はなかった気がしないでもない。
主立ったキャラは、だいたいこんなところです。
ここから先は端役ども(言い方)の小話をば。
○ダルニス・ヴァルナス
名前だけならよく出てくる主人公の父親。
過去回想で出そうとか考えていたけど、一章の前振り部分をできるだけ短くするためにそこでは描くのを諦め、「まあ後で回想ぶち込めばええじゃろ」とか思っていたら、結局その機会もなくなってしまった名前だけの人。
○レグロ・ランティア
作中一のツンデレ。
だが、デレの部分がクオンに理解されなかったがばかりに殺されてしまった人。
ヘイムダル島上陸後に、人工澱魔として復活してヨハンと戦うという展開も考えましたが、下手に召喚しても〝ピュリフィケートジャッジメント〟でその他大勢もろとも消滅させられるだけだと思ったことに加えて、レグロとまで戦ったらヨハンが過労でぶっ倒れかねないと思ったので無事出番消滅。
○ラガル・ゴースティン
作中一のド外道。
やらかしたことがことなので死に方は極力悲惨になるよう心がけました。
復活させる気はなかったけど、帝国のネームドキャラで人工澱魔として復活させられそうなのがこいつしかいなかったため無事出番勃発。
二度目の死は、できるだけ雑に処理された感じを演出しました(ォィ。
○ルドマン・アレイ・ボーウス
書いてて「こいつ、読者にちゃんと認知されとるんじゃろか?」と、不安になるキャラ筆頭。
ちょっと間が空いての登場のたびに「ヴァーリ連合王国第一二王子」といった感じの肩書き引っさげさせているのは、その不安の表れだったりします。
○ロワーム・クロム・オーディアス
読者のヘイトを一身に受けるために生み出されたキャラ。
キャラ自体はけっこう好きだけど、やらかしたことがことなので死に方は極力悲惨になるよう心がけました(二回目。
ちなみに毒抜きにしても、小盾の防御力を活かしたカウンター戦法に徹すれば七至徒級に強い。
自分から攻めた場合でも、ホキンズを除いた七至徒候補になら勝てる程度には強いが、あくまでもその程度にすぎないのでクオンにカモられることに。
○エーリケ・ランダウェイ
「こいつ、読者にちゃんと認知されとるんじゃろか?」と不安になる、バサルト公国の天才もとい変態技師。
ノリで変態にしすぎた結果、あまりにもシリアスブレイカーすぎてヴァナヘイム島に置き去りにされることに。
○イゴン
「こいつ、読者にちゃんと認知されとるんじゃろか?」と不安になる、アールヴ帝国の将軍。
実は戦闘力においてはジスファーとタメ張れるくらいに強いけど、実際に戦う場面は終ぞ訪れず。
とまあ、キャラ別小話裏話は以上になります。
ちなみにですが、この物語のメインテーマは当然「復讐」になりますが、裏のテーマは「矛盾した想い」やら「相反する想い」やら、そんな感じになっとります。
あとダークファンタジーと銘打ったものの、書き終えてみれば思ったよりもダークにならなかった気がしないでもない。
全体の話としましては、傍点振りたい病やら、〝〟やら、武装媒体のルビやら、文章がくどくなってしまった部分などの反省点もありますが、趣味に走ったということもあって概ね楽しく書かさせていただきました。
これにて「悪愛の復讐者」は完結となりましたが、亜逸の他作品「█████悪█████」とかも読んでいただけたら幸甚の至りです。
それでは、最後の最後までお付き合いいただきアリガトウゴザイマース。
悪愛の復讐者 亜逸 @assyukushoot
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