<祝!一周年>自転車

 ちょうど一年前、この「日々是笑日」をカクヨムで書き始めました。

 祝、一周年。読んでくださった貴方のおかげで、書き続けられました。どうもありがとうございます m(__)m



小学一年生の息子と、久しぶりに自転車の練習をした。

 春、自転車もだいぶ慣れたからと補助輪を片方外した。「グラグラする」と怖じ気づいた息子は、自転車から遠ざかってしまった。

 この夏は猛暑で、とても自転車の練習に出る気にはならなかったのだけど。やっと涼しくなったので、練習を再開したのだ。


 「自転車、練習しようか」


 誘うと、息子は少し躊躇った。


 「お母さんは、自転車に乗れるようになるまですごく時間がかかったんだ。大丈夫。最初から出来る人はいないよ。ゆっくりやればいいよ」


 息子は考えた後、頷いた。


 片方の補助輪自転車も、支えがあれば乗れるようになり。

 自分から「補助輪外す」と言い出した。

 ちょっと早い気もするけど、チャンスかも。

 補助輪を外して、練習開始!


 自転車に跨がるも、怖がってペダルに足を乗せられない息子。支えてるから、大丈夫だよ(^_^;)

 自転車に跨がり、歩いたり蹴ってみたりして慣れるところからスタート。

 他にも自転車練習中の親子がいて、すれ違う度に心の中で敬礼。

 屈めた腰が痛いですよね~。ファイトです(^-^ゞ


 ちょっと休憩。息子は持参した、謎の荷物が詰まった巾着を取り出す。

 出てきたのは、ジュースの空きペットボトル……?


 「水、入れてきた」


 それ、捨ててたペットボトルに水道水入れて持ってきたってこと!?( ; ゜Д゜)

 そんなの飲まないでえぇぇ!水筒使って!((( ;゚Д゚)))


 気を取り直して練習再開。

 だんだんペダルをこげるようになってはきたが、支えていてもフラフラと危なっかしい。

 「転びそうになったら、ブレーキかけるんだよ。一回止めて、足をつけばいいよ」


 「嫌だ!」


 なんで?(゜゜;)


 「いつもブレーキをかける男に、なりたくないから……!」


 名言やな~( ; ゜Д゜)

 でも、危険な時はブレーキ使ってね!


 そのまま、何故か段差に突っ込んでいく息子。

 そっちはダメだよ、曲がろうよ~(゜゜;)


 「危険なところにも、助けに行けるようになりたいから……!」


 男前やな~( ; ゜Д゜)

 どちらかというと、今のあなたは助けられてる側ですけど(´-ω-`)

 でも、心意気に負けて段差にチャレンジさせちゃいました(*´∀`)

 支えてる側は余計腰にくるわ~(^_^;)

 

 途中、暑くなって上着を脱いだら、息子が例の巾着を差し出した。


 「暑いなら保冷剤入ってるから、使っていいよ」


 君は、自転車練習に何を持ってきたのだね……?(´-ω-`)


 幾多の試練(?)を乗り越え、支えがあればペダルをこぎ続けられるようになった息子。


 「今日は、めざましい成長が見られて良かったね~」


 労う私に、息子は一言。


 「自転車が成長するわけないやろ」


 成長したのはお前だっつーの!(´-ω-`)

 照れ隠しなのか何なのか。

 ちょっとずつちょっとずつ、がんばれ~。


 おまけ。

 今日、入浴中にリュウが出した算数問題。


 「旗が3本あります。120本もらいました。110本あげました。泥棒が10本盗みました。泥棒は警察に捕まって、反省して9本返しました。旗は何本ありますか?」


 泥棒、反省したって言いながら一本くすねたままですけど!?( ; ゜Д゜)

 泥棒が気になって、計算が吹っ飛びましたよ?


 「……泥棒、あと一本はどうしたの?」


 「警察にあげた!」


 もっとダメじゃん!!((( ;゚Д゚)))

 泥棒、何も反省してねぇな!!


 ちなみに、連れは一発正解でした。泥棒に惑わされない理系男子、すごい。

 


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