第879話 2022/3/11 諸々雑感

 本日は2時起き。まあ、すぐ二度寝するので起床時間に意味はない。実質12時起きと変わらない。さて、それはともかく3.11である。合掌。しばし黙祷。


 ウクライナ最大のザポリージャ原発が、今日辺り危ないのではないかと言われているのは、偶然とは言え歴史の皮肉か。チェルノブイリに関しては、ベラルーシからの給電が開始されたので一安心といったところらしい。


 あと今日、ロシアはインターネットを遮断し、国内は巨大なイントラネットになるのでは、という話もある。情報的に世界から閉ざされた社会となるのかも知れない。言うまでもなく中国がすでにそうではあるのだが、中国はとりあえず現段階ではまだ自国の中で産業がある。イントラネットであっても利用者数が膨大だし、需要と供給が成り立っている。自前のコンテンツもあるしな。


 一方振り返ってロシアはどうだろう。何もないのではないか。国内同士のメールのやり取りや通販の申込くらいには使えるだろうが、AmazonもNetflixも使えない。そもそもクレジットカード払いがどれだけ使えるのか。もう新しいWindowsPCもMacも買えない。日本風に言えば「昭和に逆戻り」したような生活を送らねばならない。日常的にネットに触れてきた若者や、ネット企業ありきで生活を送っていた地方在住者は大混乱に陥るのかも知れない。


 ネットでよく使われる言葉に「自己紹介」がある。たとえば「おまえらなんてどうせ××だろう!」みたいなことを言うと、「自己紹介乙」と返って来る訳だ。いまロシアが「ウクライナは新型コロナの実験を行なっていた」などと主張している。これをもって侵攻を正当化する目的らしいが、自己紹介乙である。ロシアはウクライナで生物兵器を使用する可能性がある。実際アメリカもそう警告を発している。ロシアはシリアで一般市民に対して化学兵器を使用した可能性が極めて高いが、この際も「反政府武装勢力が化学兵器を使用している」と主張した。自己紹介が大好きな国民性なのだろう。


 ウクライナ侵攻でロシア軍は使用した軍事資産(兵員、兵器など)の8~10%をすでに喪失したという試算がある模様。アメリカの当局者はロシア兵6000人が死亡した可能性があるという。ウクライナ発表の半分以下だが、とんでもない数であることは間違いない。


 自衛隊の吉田圭秀陸上幕僚長は10日の記者会見で、

「兵士の士気や国民の支持などの目に見えない『無形戦闘力』はウクライナ軍に利がある」

「十分に対空戦力を制圧した後に侵攻するのが常套じょうとうだが、不十分なまま侵攻した」

「大義のない侵略戦争が兵員たちに及ぼす影響も見ておかないといけない」

「全体の後方支援、兵站へいたんを支えるのは非常に大きな問題がある」(以上産経新聞)

 とウクライナ情勢について述べた。無形戦闘力という言葉があるのだな、初めて知った。現代では精神論は馬鹿にされがちだが、戦いにおいて精神面での圧倒はそれなりに効果がある。格闘技とかやってみるとわかるが、人間は精神的に敗北すれば体も頭も動かなくなるのだ。命のやりとりなどという状況になれば尚更だろう。


 ロシアの通貨ルーブルは暴落を続け、欧米の格付け会社はロシアの国債をどんどんランクダウンさせている。ロシアのペスコフ大統領報道官は10日、

「国内経済は現在、衝撃的な影響に見舞われており、負の結果が出ているが、今後、最小限に抑えられる」

「これは全く前例がない。わが国に対して始められたような経済戦争は過去に例がない。このため、何事も予測が非常に難しい」(以上ロイター)

 と述べた。本音が見え隠れしている気がするが、プーチン大統領はまだ強気だ。

「疑問や問題、困難があっても、われわれは過去に克服してきたし、今回も克服する。最終的にこれはすべてわれわれの独立、自給自足、そして主権の拡大につながるものだ」

「物価は高止まり、インフレは前代未聞の高さとなって歴史的な水準に達している。彼らは自分たちの過ちの結果をわれわれのせいにしようとしているが、われわれは全く関係ない」

「われわれは冷静に対応しながら、諸問題を解決していくことに疑いの余地はない。人々はいずれわれわれが閉鎖して解決できないような出来事は単純に存在しないことを理解するだろう」(以上ロイター)

 と、10日の会議で述べた模様。まあその「解決」というのが撤退した外国企業の資産差し押さえと事実上の国有化らしいのだが、火事場泥棒の面目躍如か。


 昨年12月19日にチリで大統領選挙が行なわれたのだそうな。取り上げた記憶がまったくないなと思って過去の日記を遡ってみたが、やはり取り上げていなかった。選挙で勝利したのはガブリエル・ボリッチ氏、今年36歳という非常に若い新大統領である。10日、このボリッチ氏を各国の外交官が表敬訪問したのだが、その際どの国の外交官も自国にまつわるお土産を持って行った。日本の小田原潔外務副大臣はポケモンのぬいぐるみを持っていたらしい。様々な意見はあろうが、虫けら個人としては良い判断だと思う。数年後にチャリティーオークションでも開催して、このぬいぐるみが出品されたら、相当な値段がつくだろう。そういった展開が見込めるだけで十分に価値があるのではないか。実際よほど宗教的な問題でもない限り、ポケモンもらって不愉快になる人もいないだろうしな。


 短いが本日はこんなところで。昨日は500文字くらいは書けたのかな。もっと書けたっけか。まあ1000文字には達しなかったと思う。もう少し頑張りたいところなのだが、気持ちばかりが焦って仕方ない。今日は曇天模様だが気温は高い。多少は頭も動いてくれるだろうか。

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