第713話 2021/9/26 ワクチン接種にて休業

 本日は10時起き。曇天。雨が降る予報であり、気温は低いが湿度は高い。何か嫌な日だ。こんな日に外出せねばならないというのは億劫だが、まあ仕方ない。ある意味生きるか死ぬかの問題だ。気分は乗らないが、何とか行って来よう。


 さてそんな訳で、本日はアストラゼネカ製新型コロナウイルスワクチンの1回目接種である。事前の問診票やら何やらが面倒臭かったが、何とかできた。後はパッと注射打ってパッと帰って来るだけだ。多少心配なのは副反応だけだな。とりあえず解熱剤は持ってるし、ポカリも1ケース買ってある。おでんは3日分くらいは作ってあるし、さほど困る事もあるまい。まあ、年を取ってるので副反応が出ないというパターンもあるのだろうが、それは軽くショックかも知れない。何にせよ、死ななければそれで良しとしよう。


 ワクチンと言えば、相変わらず反ワクチンの人々も元気である。自分たちがワクチン反対を訴えられる世界はワクチンを打った人々によって守られている事から目をそらしている彼らであるが、決して無知な訳ではない。自分たちに都合のいい話はキチンと頭に入れているのだ。そして都合の悪い情報は全部権力側の作り話だという設定になっている。新型コロナが虚構なら、自分の人生も虚構であるかも知れないのに、そこには思考が至らない。迷惑な話だが、新型コロナは今年や来年で消え去る事もあるまい。反ワクチン主義者はいずれ淘汰されてしまうだろう。おそらくその頃には新型コロナも免疫を持つ者にはただの風邪になる。命に格差が生じる訳だが、自ら選んだ事だけに仕方ないと言えよう。


 ああ、そうか。府会議員の補欠選挙もあったな。ついでに市役所に寄って期日前投票して来るか。虫けらは真面目だから選挙には必ず行くのだ。選挙になど行っても何も変わらないと言う者もいるが、変わらない事を良しとしないのなら、百万回に一回の可能性にでも賭けてみるべきだと思うところ。ワクチンもそうだが、天は自ら助くる者を助く。


 ところで、いい歳をしたオッサンが他人の作品のタイトルをオモチャにするのもどうかと思うのだが、カクヨムのTOPページにある「君の顔では泣けない」は、何回読んでも「君の顔では抜けない」にしか見えない。品性下劣で申し訳ない。しかし作品の概要をざっと読んでから改めて見てみても、やっぱり「君の顔では抜けない」が正しいんじゃないのだろうかと思えてならない。それを意識して作品名を付けたんじゃないか、と無意味に深読みしたくなるのだ。まあ実際、抜けなくなるような物語だろう、アレ。別に文句がある訳ではないのだけれど。


 タイトルは難しいわな。ラノベの長ったらしいあらすじみたいなタイトルは馬鹿にされるけど、内容が自分の読みたいものかどうかを読者にわかりやすいよう伝えるのは悪い事ではない。スナック菓子なら袋に美味しそうな写真を乗せる。しかもその写真は(※イメージです)だ。ライトノベルはそれと同じレベルの事を文字を使ってやっているに過ぎない。書籍というジャンルでは特異な方法に見えるが、商品の販売技術としては、さほど奇異な事をしている訳ではないのだ。


 もっとも、それが好きかどうかはまた別の話である。虫けらの小説のタイトルと言えば「強請り屋 悪魔の羽根顛末」「強請り屋 静寂のイカロス」「警察案件――双頭の死神」「案山子の帝王」「魔獣奉賛士」などであるが、基本的に音読しやすい名前を選んでいる。その方が印象に残りやすいし、他人に話しやすいからな。ネット時代の口コミに音読のしやすさが影響あるかどうかは知らん。それでもこだわるのは、単に好みの問題である。しかし作者の好みが出るからこそ、タイトルで読む読まないも決められるのではないか。小説のタイトルがマーケティングで決められるような時代が来るかどうかはわからないが、作者の嗜好がモロに出ているタイトルの方が面白いと思うのだがな。


 さあ、12時半を過ぎたな、出かける用意をしないと。何とか無事に帰って来れますように。

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