第415話 2020/12/2 小ネタ集

 本日は2時起き。そして2時間ほどダラダラと起きていたら二度寝をしてしまい、今度起きたら9時。まあおかげで体の内側に溜まった疲れも取れた気がする。

 そんなこんなで本日は小ネタ集。全然ネタが見つからなかった。


 虫けらの住むすぐ近くには海水浴場がある。名前を『二色浜にしきのはま海水浴場』と言うが、別に海の色が二色に分かれている訳ではない。二色は「錦」から来ているのだろう。文字的にこちらの方が書きやすかっただけと思われる。つまりはそれくらい綺麗な海だったという意味で、昔からの地名にはありがちな事である。

 そういう意味で、プエルトリコもありがちな名称である。ただし国名ではない。プエルトリコはカリブ海に浮かぶアメリカの自治区であるから。

 スペイン語で Puerto Rico 、英語ならば Rich Port だろうか。つまり日本語で言えば「豊かな港」という意味になる。と言っても別に金銀財宝がそこら中に溢れかえっていた訳でもなく、侵略者であるスペイン人から見て便利に使えそうな港であった、くらいの意味合いだろう。コロンブスがそう呼んだからこの名前になったという伝説があるが、真相は定かではない。

 そんなプエルトリコにあるアレシボ天文台の世界最大級の電波望遠鏡が崩壊した。1963年以来60年近く運用されてきたのだが、今年8月と11月に破損した箇所の修復が困難であるとの理由で、先月27日にアメリカ国立科学財団が解体を決定していた。それが昨日1日、パラボラアンテナの上にワイヤーで吊り下げられていたプラットフォームが落下し、アンテナを破壊した。ケガ人などは出ていないという。

 映画なら007シリーズの『ゴールデンアイ』や『コンタクト』などで登場した巨大アンテナは、地球外知的生命体からのメッセージ受信を試みたSETI計画などでも知られているが、老朽化には勝てなかった模様。ボロは来てても心の錦とは行かなかったのだな。


 崩壊と言えば、自宅で身動きが取れなくなった男性を、壁を壊してクレーンで救出したという話がフランスであったのだそうな。万が一の建物の崩壊に備えて、近隣住民も避難したというから大事である。

 身動きが取れなくなったといっても、別にどこかに落ちたとか挟まったとかいう話ではない。この男性、足の骨を折っていたらしい。もちろん普通なら足を折っても松葉杖なり車椅子なりである程度身動きが取れるのだが、この男性はそうは行かなかった。何せ体重が300キロあったそうだから。自宅のドアも階段も通れなかったとの事。

 まあ、日本人とは体質が違うのだろうけれど、何をどうしたら300キロまで太れるのだろうな。普通もうちょっと手前で気付かないものなのか。イロイロ事情はあるのだろうが、何ともかんとも。


 アニマルウェルフェアとは、ザックリ簡単に言えば、家畜を快適な環境で生活させようという事だ。ペットではない。牛や馬や豚や鶏を、可能な限りストレスのない環境で飼育すべきだという声が欧米を中心として高まっている。

 偽善だという声もあるが、虫けらは賛成だ。人間が生きるために殺して命をいただくのである、せめて生きている間くらいは快適に過ごしてもらいたい。そのために肉や卵の値段が上がっても、それはそれで受け入れねばならんのではないか。もちろん便乗値上げは許される事ではないが。

 北海道2区選出の自民党の吉川貴盛衆議院議員が農水相であったとき、鶏卵の大手企業であるアキタフーズグループから現金の供与を受けていた事が1日判明した。アニマルウェルフェアの国際基準が国内の養鶏業者の負担にならないための働き掛けや、鶏卵の価格が下落したときの業者への補填措置などを求めていた模様。

 件の河井元法相の選挙違反事件からアキタフーズが浮かび、そこから芋づる式に吉川議員の名前が挙がったらしい。検察は頑張ってるな。こういう政治家のわかりやすい案件はどんどん掘り出してもらいたいと思うところ。


 スウェーデンで、41歳の息子を28年に渡ってアパートの一室に監禁していた70代の母親が逮捕された。男性は栄養不良でほぼすべての歯が抜け落ち、会話能力も限られているのだそうな。

 この母親は子供を12歳で学校を退学させ、以来自宅に監禁し続けていたという。自由の剥奪と、身体的危害を与えた容疑で捜査が行われているそうだ。

 どうなんだろうな、これ。単に毒親が子供を監禁した事件なのか、それとも息子が社会生活に不適合だったのか。歯が抜け落ちるほどの栄養不良というのが虐待の結果なのか、それとも病的な問題なのかハッキリしない。日本ほど目立ちはしないのだろうが、スウェーデンにだってひきこもりはあるはずだ。

 もしかしたらスウェーデン人の社会常識的には、極めて許されざる事なのかも知れない。しかし半ひきこもりの日本人である虫けらには、正直なところ迂闊に母親を叩く気にはならない。正確な捜査と正しい判断がなされる事を祈るばかり。


 本日はこんなところで。ネタが全然ない。まあそんな日もあるわな。

 いまは短編を書いている。近日中には書き上がるはずだ。短編は勢いだからな、そう何日も時間をかけて書く物ではない。一気に書いてしまおうと思う。

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