第348話 2020/9/26 小ネタ集

 本日は11時起き。ぐあー。まあ昨日の反動なので仕方ないのだが、何ともかんとも。

 虫けらは自分自身をそんなに承認欲求の強いヤツだとは考えていないのだが、まったくそれがない訳でもない。せいぜい人並みだろうと思う。でも案外、心の奥ではそうではない可能性もある。

 今朝方また夢を見た。そこで虫けらはブログか何かを書いていて、その記事が星で評価されるのだ。で、その星が欲しくて欲しくてたまらない。いろんな事を書いては何度も何度もネットをのぞいて、そのたびに星が増えているかどうかで一喜一憂する、そんな夢。もしかしたら誰かに評価して欲しくてたまらないのかも知れないな。

 さて本日は小ネタ集。あまりネタがなかった。始まり始まり。


 改めて言うまでもないが、表現の自由は大切である。表現の自由のない世界になど一日たりとも暮らしたくはない。ただし、表現の自由を大切に思うというのは1つの考え方であり、この世界には他の考え方もある。そしてそれに対しても最低限の敬意は払われなければならない。多様性を認めるとはそういう事だろう。

 2015年の1月7日、フランスの週刊新聞シャルリー・エブドの編集部をアルジェリア系フランス人の兄弟らが襲撃、風刺漫画家や記者ら12人を殺害した。この新聞がたびたびムハンマドの風刺画を掲載していた事が理由であるとされる。犯人らは9日まで警察官の射殺や立てこもり事件を起こし、最終的に射殺された。このとき犯人らに武器を供与したとされる14人の公判が今月3日より行われており、それに合わせてシャルリー・エブドは件の風刺画を再掲した。

 そして25日、パリの以前シャルリー・エブド紙の本社があった付近でパキスタン出身の18歳の男が肉切り包丁を振り回し、2人を負傷させて逮捕された。これを受けてフランス検察のテロ対策部門は、「テロの企てに関連する殺人未遂」と「テロリストとの共謀」の疑いで捜査を開始したと発表した。

 フランス人は自由や権利は戦って勝ち取ったものだという意識が強いのだろう。それらを守るためには一歩も引かない。これは歴史と文化の違いであり、他国の人間がとやかく言って変わるものでもない。だがそれでも、正直シャルリー・エブド紙の姿勢は見習いたくはない。

 当たり前すぎていちいち書くのも馬鹿馬鹿しいが、表現に対して暴力に訴えるヤツが一番悪い。間抜けだし頭が悪い。それは大前提である。しかし、被害者だから何をしてもいい訳ではなかろう。これは誰に対しても言える事ではあるのだが。


 フランスと言えば23日、路面電車を待っていた女性2人が18歳の男に暴力を振るわれた。理由は「ショートパンツが短すぎる」から。猿か。男はその日のうちに拘束され、翌日に執行猶予付きの禁錮2ヶ月の判決を言い渡されている。とりあえず裁判の速さについては見習うべきだな。


 アメリカの西海岸ではいまだ大規模な山火事が広がっている。中でもカリフォルニア州では、「火災竜巻」が観測されたという。火災旋風の事かな、と思ってCNNの記事を読んだら、こうあった。

「火災竜巻は、熱波の上昇によって煙と炎と粉塵ふんじんが巻き上げられ、炎の上で渦を巻く現象。『火災現場で竜巻が1つ発生することさえ珍しい』とCNNの気象専門家は解説する。『火災によって、つむじ風のような火災旋風が起きることはある。だが毎時100マイル(毎秒約44.7メートル)以上の風を伴う竜巻が発生するのは極めて異例だ』」

「今回の竜巻によって松の木が根こそぎ倒れ、直径60センチの木が数本折れて、樹皮が幹からはぎとられた」

 のだそうな。さすがアメリカと言うべきか、何かにつけ規模がでかい。ただし山火事の原因には自然発火の他に、生まれてくる赤ん坊の性別がわかったからというアホな理由で火薬を爆発させたとかそういうのがあるので、あまり感心ばかりもしていられない。この時期に火を使ったら山火事になる事くらい、アメリカ人はいい加減学習すべきではないか。まあ、これも言って直るものではないのだろうけれど。


 来年に延期された東京オリンピックについて、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は24日、

「スポーツは徐々にではあるが確実に戻ってきている。日本のさまざまなリーグを含め、最近では大規模なスポーツ大会が成功裏に開催されている」

「それにツール・ド・フランスなど非常に複雑な大会が、ワクチンがなくともスポーツ大会を安全に開催できることをわれわれや世界に示してくれた」

「念入りかつ包括的な仕事を徹底していき、それから適切な時期に適切な決断を下すことだ」

「五輪は必ず開催できるし、あらゆる観点において歴史的な大会になるだろう。われわれは大会を成功させる。そしてそれを一緒にやり遂げていく」(以上AFP)

 と述べた。つまりワクチンが間に合わなくてもオリンピックの開催は可能だという事である。理屈の上ではそうだろう。だが1年後の状況など誰にもわからない。最悪の事態は想定しておくべきだと思うところ。


 ノビチョク系の毒物を盛られ、現在ドイツで治療を受けているナワリヌイ氏であるが、毒殺未遂の数日後にモスクワ市内の自宅が差し押さえられ、資産が凍結されている事がわかったのだそうな。

 2018年にモスクワで学校給食が原因とみられる食中毒事件があったのだが、ナワリヌイ氏らのグループがこれを告発したところ、給食企業側が訴えを起こし、結果ナワリヌイ氏側が約8800万ルーブル(約1億2000万円)の賠償金の支払いを命じられた。今回の差し押さえはこれに基づくものだという。これによりナワリヌイ氏は一家が暮らす集合住宅の部屋に対する売却・譲渡・担保提供の権利を喪失したが、住み続ける事は可能であるらしい。

 ロシア当局もイロイロ考えるものである。正面切って国外追放とかしないのは意地なのかプライドなのか知らんが、でも毒殺は企てるのだ。扱いが難しいな。


 北朝鮮が韓国人を殺して遺体を焼いたという話の続報であるが、金正恩委員長から謝罪の書簡が韓国側に届けられた、と韓国大統領府が発表している。例によって北朝鮮政府は何も言っていない。

 書簡には金正恩委員長が、

「南(韓国)の同胞に大きな失望感を与え、非常に申し訳ない」(BBC)

 と謝罪の弁を述べている模様。また北朝鮮側から、

「北朝鮮兵は発砲後の捜索で、身元不明の侵入者の居場所を特定できなかった。国家的緊急疾病予防措置に従い、浮遊用の器具を焼却した」(BBC)

 など、遺体は焼いていないとの説明を受けたらしい。とりあえず韓国の説明ではそうなっている。

 この書簡について韓国の大統領シンパは狂喜乱舞し、反大統領派は怒り狂っているかのような報道もある。よくわからんが、まあ表に出ている事がすべてではないのだろう。将来に禍根を残さねば良いがな。


 本日はこんなところで。昨日は500文字ほど書けた。何とか今日も頑張りたいと思う次第。

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